純愛⇔狂愛
※注意※
・モブキャラによるリタレ○プ話
・媚薬の使用あり
・最後まではヤってない
ぼくがリタと初めて逢ったのは、サイバーン城の大広間でぼく自身の審判を受けた時だ。
ぼくの妹はストーカー被害に遭っていた。ある日、ぼくは妹からよく知らない男に言い寄られて困っていると相談を受けた。男は初めて会った時から親しげに話し掛けてきたそうだ。名前も住んでいる所も知らないその男は街中で顔を合わせる度に馴れ馴れしく接してきたらしい。「私はあなたをよく知らない」妹が言うと、相手から「自分は君のことよく知っているよ。君をずっと見ていたからね」と返ってきたという。告白され、その告白を断ると翌日から付きまとわれるようになった。ぼくは恐がる妹となるべく一緒に行動するようになった。そうすることで付きまといは収まったかに見えたけど、いつも妹と一緒にいるのは難しく、ぼくも妹も収まったのだと思ったから、妹は前みたいに独りで外出することにした。途端、また男が妹の前に現れるようになった…しかも「最近、一緒にいたあの男は誰なんだ?!」と逆ギレ。すっかり怯えて家に引き籠もってしまった妹が可哀想で、ぼくはいつかそいつを凝らしめてやると決意した。
そして、ぼくがサイバーン城へ連行されることとなる事件は起きる。
‘その’日、ぼくは気晴らしに妹を街中へ連れ出した。帰り道、“例の”男が姿を見せた。ぼくは妹を背に庇い、男の前に立ち塞がった。男は拳銃を持っていた。引き金を引こうとする男をぼくは押さえ込み、揉み合いになる。揉み合いになって、殴り合って、地べたをぐるんぐるん転がっているうちに…Bang――銃声が響く。ぼくが銃の引き金を引き、銃口から放たれた銃弾は男の心臓を貫いた。男は即死だった。
ぼくは逮捕された。
男と揉み合いになった時、ぼくは正直チャンスだと思った。ぼくはどさくさに紛れて撃ち殺そうと考えていた。いつか凝らしめてやると復讐を誓っていたぼくには奴に対して殺意があった。どんな事情があっても明らかに殺意を持って殺害したんだから、有罪判決が出るだろうし重刑罰を受けるのは免れない。――そう思っていた。
正当防衛が認められ、禁錮刑が下された。
「おまえは他人(ひと)の命を奪った…おまえが犯した罪は重い。ただ、被害者のおまえの妹への所業を鑑みれば、おまえに情状酌量の余地は充分ある。よって、被告人を禁錮1年の刑に処する。以上だ」
綺麗な人だと思った。
自身の判決を受けている時になにを考えているんだって話なんだけど、リタのこと綺麗だと思った。真っ直ぐで綺麗だと思った。
真っ直ぐ佇む立ち姿も、真っ直ぐこっちを見据える眼差しも、綺麗で。その姿勢や視線から芯の通った心が窺えるみたいで。
一目惚れした。
収監されたぼくは模範囚として日々刑期を務めていた。
時々、リタが顔を見せに来てくれる。そのことがぼくの励みだった。
リタは綺麗だ。いつ見てもリタは綺麗で。いつの日も、どんな時も、綺麗で。リタはいつだって綺麗だ。
―――今日も綺麗だなぁ…
ぼくの胸の奥でリタへの想いが大きくなっていく。だけど、ぼくは…伝えるつもりはなかった。
そんななか、ある日、宇蟲王配下の一人が突然やってきた。
「ニン!」
忍者のような姿をしたそいつに、ぼく達囚人は何か術を掛けられ…
「貴殿らの善悪を入れ替えた」
それで……
リタ…好きだ…
リタ、君は綺麗だ…気高く美しい…ぼくは君を誰にも穢させはしない…。リタ、綺麗だ…気高く美しい君を穢させはしない…ぼく以外の奴には。好きだよ、リタ。
誰より綺麗なリタ…誰より気高いリタ…誰より美しいリタ…だから、――穢したくなる…。愛しのリタ、君は綺麗だ。誰より気高く美しい君をこの手で穢したい。
愛してる。愛しているよ、リタ。この世界の誰よりも。この想いを刻みたい。リタの心に。リタの身体に。
綺麗な顔を歪ませたい。穢れなきリタを犯したい。真っ直ぐで揺るがないリタの心を壊したい。
愛してる愛してる愛してる犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい壊したい壊したい壊したい壊したい壊したい壊したい壊したい。
リタ、リタ、リタ、リタ、リタ、リタ、リタ、リタ、リタ、リタ…
他の誰にも渡さない。リタはオレのものだ。その瞳も、その身体も、その心も、何もかも全て…オレの、オレだけの…。リタ、愛している。オレが自らこの手で君の心と身体に教えてあげよう。
この愛を受け止めてくれ。
オレは押収品が保管されている部屋に忍び込み、ある物を手に入れた。――それは、麻薬…とされている飲み物。
オレは表向き麻薬と呼ばれるそれを持って、大広間へ向かう。リタがアイドルオーディションに向け、練習しているはずだ。途中、プロデューサーのミノンガン達とすれ違った。ということは、今がチャンス、大広間にはいるのはきっとリタだけだ。
案の定、リタは大広間で独り練習をしていた。
人の気配を察してか、リタが振り向いた。
「リタさん、」
オレは、これ、と言って、先程くすねた麻薬を入れたペッドボトルを差し出す。
「水分補給は大事ですよ」
「おまえは、確か…禁錮1年の模範囚の…」
「えぇ」
憶えてくれてた。これは脈あり。
「そうか、ありがとう」
リタはオレのペッドボトルを手に取った。
オレの気持ち受け取ったってことだよな?
何の迷いもなく口に含んだリタを見て、オレは嬉しくなる。
飲んですぐ、リタに変化が起きた。リタが飲んだのは…麻薬 ではなく、そう――媚薬、だった。
「ハァハァ…」
リタが息を吐き始める。
「どうしました?」
オレは心配しているふうを装って声を掛けた。…オレの想いを受け取ってくれたんだから、今度はリタの方から来てほしいだろう?
「はぁっ、 なん、だか…急に…はぅ、身体が…熱く、なって…」
それで?どうしてほしいんだ?と訊きたいのを我慢して――だって、リタに言わせたい――、
「大丈夫ですか」
何もわからない振りをして、リタの肩に触る。と、びくっとリタの身体が揺れた。
―――感じてるんだ…
思わずにやけそうになる。どうにか堪えて、リタの顔を覗き込んだ。
頬を赤く染めて瞳を潤ませるリタに、こっちの股間が熱くなる、けど、まだだ鎮まれ、と命じる。
「顔が赤いですね。熱があるんじゃ…?」
言って、リタの額に自分の額をくっ付けた。
「あっ」
小さく洩らしたリタの声に、もっと触ってほしいんだなと察する。
「服、脱ぎましょうか」
「ぇ」
「暑いんでしょう?」
リタが素直に触ってと言ってこないから、あくまでぼくは身を案じているんですという体(てい)で促した。
「失礼しますね」
動かないリタに代わって、オレが上着を脱がせる。その際に然り気無く、胸を触った。
「あ、んっ」
「どうかしました?」
素知らぬ顔で尋ねても
「いや…」
リタは俯いてはっきり応えてくれない。
しょうがないなぁ。
「胸が苦しいんですか」
「!そ、それは…」
「胸を押さえてますし。見せて下さい。怪我しているかもしれない」
「ま、待て…」
待つ訳ないだろ。本当は見てほしい癖に。
口先だけの制止を無視して、リタのブラウスを剥がした。ブラジャーの上からでもわかる、乳首が勃っている。
オレはブラジャーごとリタの胸を鷲掴みした。
「は、んっ」
リタが甘い吐息を出す。
「胸に何かあるみたいですね。ここ、コリコリしてます」
ブラジャー越しに乳首を指で突付く。
「あ、やんッ」
「これも取りますね」
「やっ」
イヤと言われてもね…おっぱい、こんななっているのに…
ブラジャーを外すと、色も形も綺麗な胸がお目見えした。その先端はいやらしく濡れている。
「やっぱり…腫れてるじゃないですか」
乳首をじっと見つめて呟けば
「や、だ…っ、見るな///」
リタは手で胸元を隠す。
「隠さないで下さいよ。ちゃんと見ないと!何かの病気だったら大変じゃないですか!!」
オレはリタの両腕を片手で掴み上げ、もう片方の手でリタの胸を揉んだ。
「あぁんッ」
「ここが痛いんですか?」
問い掛けて、胸を揉みしだく。
―――ねぇ、リタ…キモチイイって言ってよ。
「あ、あっ、んッ」
リタにはもう拒む様子はないけれど、まだ答をもらっていない。オレの想いに対するリタの気持ちを。
オレはリタの乳首を指で摘まんだ。
「っんんんー!!」
リタの身体が一瞬ピーンとなる。
もしかして…――イッた?
オレは、感度よすぎ、と思いながら
「ここの腫れ、引かないですね」
乳首を指差し、こう続けた。
「舐めてみましょう」
「?!!」
リタの乳首を舌で舐める。何度も、何度も。舌先で舐め上げる。
「やぁ、らめぇ…っ♡んんん…っ♡」
一度 達(イ)った身体は快楽に抗えなくなっているらしい、リタは嬌声を挙げた。
―――なぁ、いい加減…キモチイイって言えよ。
オレはリタの乳首を強く吸った。
「あっ…♡ああぁっ♡ふぇ、きもち゛いぃッ♡♡きもちぃぃのーらめぇ♡♡♡」
キモチイイんだ。そっか。じゃあ、もっとキモチヨクしてやるよ。
オレはリタの下半身へと手を伸ばした。
「?!ダメ、そっちはッ…、らめェ…っ♡♡」
ここまできて、今更…ダメ、じゃないだろ?
ズボンに手を当てただけでもリタの股は熱くなっている。
―――これは擦らなくても、あそこはびしょ濡れだな。
オレはズボンを脱がさず、パンツに手を突っ込んだ。
「ひゃんっ♡♡」
リタのパンツの中でワレメを指で撫ぞる。
「はぁーッ…♡♡やめ、あ゛ぁっ♡♡♡」
リタの甘い喘ぎ声を聴いて、オレはリタのズボンとパンツを剥いだ。
一糸まとわぬ姿となったリタが恥ずかし気に身を捩り、太股を閉じようとする。オレはそれを許さず、股の間に自分の足を入れた。
そのまま手でリタのクリ○リスを擦る。
「あぅ…ッああぁっ♡はぁーッ…やあ゛ぁっ♡♡おかし゛く゛な゛る゛ッッ…♡♡♡も、おく、ん゛っ、せつなぃ、からぁ……ッ」
「もっと奥を触ってほしい…んですか?」
オレはリタの中に指を挿(い)れた。
「はっ、んんんーーっ♡♡!」
リタの甲高い声で喘ぐ。
オレはリタの膣中(なか)で指をかき混ぜた。
「あ゛、ぉ…っ!?♡♡やっ…あ゛ァ!!♡♡イ、くッ♡♡♡イッちゃ、あ゛あッ♡♡♡や゛ッイッ…ッッ♡♡♡♡♡」
リタが気を遣った。
意識のないリタの身体に勃起した自分のペ○スをぶち込んでも反応がないから興奮しない。
オレは今しがたのリタの痴態を思い浮かべて自慰をし、絶頂した。
その後オレは、リタの身体に垂れた潮をタオルで拭き服を着せ身なりを整えると、自分も射精の後始末をしてパンツとズボンを履き何食わぬ顔で大広間を出て行った。媚薬の空瓶は勿論、手に持って。
明日、リタは身体の気だるさで今夜なにがあったか思い出すだろう。そしたら、リタはきっと…――オレのこと知らない振りはできない。
―――これでリタはもう…オレを忘れられない。
満月の下で、オレは満面の笑みを浮かべるのだった。