糸切り鋏と糸紡ぎ
商品開発部ペル【シナリオ】
刻まれ、歪に結ばれた赤い糸
世界の縁が無理やり結びつけられ、知らぬものとも出会うのだろう。
【登場キャラクター】
旅館の女将
紡績のエネミー
ゆめみ様
【シナリオの流れとあらすじ(ネタバレなのよ)】
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1.突如現れた縁切りの神社、そこは本当に効くと話題の場所であり、元々は神社関係なく桜と階段が有名な温泉の名地でもあった。
旅館に泊まると、女将に一つ忠告をされる。
そこには一つだけ決まり事がある、常に赤い糸を巻いた人形の紙を携帯しなければならないということ。
その言いつけを守らなければゆめみ様という存在に連れ去られ、もう二度と人の世界には戻れないと言われているとーー
2.神社の内部を覗き込む。
そこには車輪が外された一つの糸車が置かれていた。
……突如背後に気配がする。
神社の入り口のガラスの面、それに映る姿の恐ろしさに思わず目を瞑る……
するとそれは忽然と消えており、人形に巻かれていた赤い糸は切れてしまったーー
3.神社の裏、そこには冬の桜があった。
小さく、折れており、みすぼらしかった。
その桜に思いを馳せ、祈りを捧げるーー
4.旅館に戻り、今日のことを旅館の女将に伝えた。
旅館の女将は歌う。
「見る人もなき山里の桜花ほかの散りなむのちぞ咲かまし」……古今和歌集にも乗る著名な歌だ。
神隠しが起き始めてからと神社が現れたのは同時期、地元の人が観に来ないのは寂しいけれど観に行くわけにはいかないことが伝えられるーー
5.謎の爆音が聞こえると、赤い龍が執拗に街の桜の木を折って回っている
その龍は神社の裏に飛んで行ったーー
6.旅館の女将と共に神社の裏に行く、そこには車輪を持った件の怪物が龍から桜を守るようにして立っていた。
赤い龍と怪物が目の前で同時に倒れる、そしてそこには車輪のみが残されていた。
そして街の、そして神社の裏の桜が一斉に咲き誇る。
かの日の霧のようにこの世から隔絶されたどこかに来てしまったような。
帰るためには……原因となるものと縁を結び、掛け合うしかないのだろうーー
[推理力が問われる]
7.エンディング1[縁切りの真相]
不明
エンディング2[また今日も血が咲く]
不明