第一話 未知との遭遇

第一話 未知との遭遇


第一話 未知との遭遇


コユキ「先生!実はペットを拾ってきたんですけど……シャーレで飼っていいですか…?」

小町「コユキ……飼うのはいいがちゃんと世話できるか?」

コユキ「できます!」

リオ「本人がこう言っているし良いんじゃないかしら先生」

小町「いやしかしだな……」

コユキ「にはは!これでペットを通じてより強い絆で結ばれた『昆』となりますね!」

コユキ「今日から貴方もシャーレのペットですよ!」


ガラッ


てらほくん「じょうじ!!」


小町「待て待て待てちょっと待て!」

小町「コユキ!何処で見つけてきたんだそのゴキブリ!!」

小町「どきなさい!先生が退治するから!」

コユキ「でも公園に捨てられてたんですよ!

ふくやままさはる

家族になりましょうよ!」

小町「なれねえよ!ミヤコ達の時とは話が違うんだぞ!」

リオ「ちょっと待ってちょうだい先生、コユキも」

小町「駄目だリオ、今回ばかりは聞くわけにはいかん」

リオ「でも先生、アリスの件で貴方は言ったわね、冷静に話し合わないと……そう、話せば分かると」

てらほくん「じょうじ!」

リオ「ほら、この子よく見たら可愛らしいわ。未知の動物だって話せば理解……」






ペキッ…






そんな、枯れ枝を折ったような音が響いた。

リオの首から、その音は響いていた。

「……………え!?」

リオの表情はいつも浮かべる怜悧な素顔に、口元に僅かな微笑を形作っていた。

その目は、驚愕で固まっていた。

「……な…何してんだてめぇッ!!おい!!リオ!!」

そいつから無理矢理引き剥がしリオに声を掛ける。

リオは震える手で、俺の手を掴み。




「全然話…通じないわ…ね…」




ガクッ、とヘイローが消えて気絶した。



       ヴァルキューレ

小町「保健所に返してらっしゃい!」




終われ









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