第6節 

第6節 

リュージオルタの人

ユタカ「ケンイチ!なんか出たか?」

ケンイチ『ここから北西方面、およそ20km先に強大な魔力反応を感知……おそらくオペラオーのだと思います!』

ユタカ「サンキューケンイチ!お前騎手よりもオペレーターの方が向いとるんやないか?」

ケンイチ『騎手の方が向いてますって!全くユタカさんってば……』


 目的をテイエムオペラオーの発見に決めたユタカたちは、ケンイチのナビに従って森林を北西方面へと進んでいく。そうして5km程歩いた頃だろうか、ユーイチが突然ある主張を始めた。


ユーイチ「そうだユタカさん!ユタカさんの結界術やなんかで目的地まで一気に飛ばすとかできないんですか!?」


 「俺はもう疲れたぞ」と訴えるかのようなユーイチの発言に、ユタカは肩を落としながらユーイチに答えを返す。


ユタカ「その、言いにくいんやけどな……今その、転移が使えなくなっとるんや。あのオルタのせいで」

ユーイチ「えぇ!?」


 修正班たちがリュージオルタに敗北し城を追い出された瞬間、オルタは聖杯の力を使い、ユタカの転移魔術を封じていたのである。ユタカ自身がそれに気付いたのはもう一度城への転移を試そうとした時であった。つまり今のところ、彼らはこの20kmという長い距離を徒歩で移動する以外に術は無いのである。


ユタカ「本当にすまへんけど、こっから徒歩やから。覚悟を決めておいてくれへんか、ユーイチ」


 ユタカの申し訳なさそうな——でもその割には厳しめな言葉を聞いて、ユーイチは思わず溜息をついた。あまり歩くことに乗り気ではなかったユーイチにとってユタカの発言は期待外れのものだった。


ユーイチ「……なんだか、いよいよ本当の特異点修正作業が始まった気がするんやが……」

ダイチ「な?特異点って修正するの凄い大変なんだよ。正直お前にはもっと特異点を修正する時の大変さを学んでほしいよ本当に……」

カズオ「あっダイチさん、胃薬いりますか?」

ダイチ「いや、今は大丈夫。ありがとな、カズオ」


 紫に染まった空の下、こうして北西方面へと歩を進める修正班たち。しかし彼らが歩いているのはリュージオルタの強い負の感情から生まれた特異点の一部の森林であり、内部には数多の魔物が存在している。つまり———


ユーイチ「ギャアアアア!?ワイバーン多すぎやろ!?」

ユーガ「ユーイチさん落ち着いて!とりあえず全員で協力して倒していきましょう!」

タケシ「流石にこの数は厳しい気がするけど……エフフォーリア!」


 ある時には空から夥しい数のワイバーンが襲ってきたり。


カズオ「今度はゲイザーにデーモンに……全く、消耗戦にも程がある!」

ノリヒロ「でも、カズオとタイトルホルダーなら消耗戦には慣れてるでしょ?俺も手伝うから、コイツら倒すよ」


 ある時には地上で、多種多様なエネミーたちが襲ってきたり。


ユタカ「あかん、そろそろ防御結界がもたん……再展開までなんとか堪えてくれへんか!」

ダイチ「何とかします!頼むぞ、マイネルホウオウ!」

ヒデアキ「今度はドラゴンか……にしても、なんか竜系のエネミー多くない?」

リュウセイ「今そんなこと言ってる場合ですか!?確かにこの特異点作った人がそんな感じの名前の人だし、似たような法則がありそうですけど!」

デムーロ「みんな、目の前の敵に集中!」


 ある時には防御結界が切れた中、黒龍と戦闘を繰り広げたり———こうして、修正班たちは幾つもの困難に苦痛を覚えながらも、一歩ずつオペラオーへと近づいていくのであった。


〜〜


『テイエムオペラオー!今一着でゴールイン!天皇賞・春を見事制しました!鞍上は武ユタカ!』


リュージ「…………やっぱり、そうなんやな」


 和田リュージは知っている。自分がオペラオーに相応しい騎手などではないという事を。もし自分より上手い騎手なら、あの馬は三冠馬の栄光を掴んでいたかもしれない。衰えを見せ始めたあの年でもきっと勝てていた筈なのだと。幽閉された当初はそんなネガティブな考えが頭に浮かぶ度に何とか気を紛らわせることができていたリュージであったが、何時間にも及ぶ失意の庭での滞在により、そのような事はもう不可能になっていた。


リュージ「……俺が居なければ。俺じゃなければ。俺と出会っていなければ」


—————テイエムオペラオーはもっと多くのタイトルを勝ち取っていた。三冠だろうと、晩年の競争だろうと。そう言い切る前にリュージの見ているレースがどんどん変わっていく。それらは全て、彼が2着に負けたG1レースなのであった。それを見るたびに彼の中にある罪の意識は激しく暴れ出す。


リュージ「アルナスライン……アキュート……クロコスミア……ダイヤ……ボンド……みんな、ごめん、俺が…………俺のせいなんや……俺がもっと上手くやれていたら……」


 譫言の様にそう涙を流しながら呟くリュージ。彼だって、彼女だって、もしかしたらオペラオーと同様だったのかもしれない。もし自分以外の騎手が乗っていれば、更に勝っていたのではないか?自分が不甲斐ないせいで、こうやって沢山の馬の勝ち鞍を知らず知らずの間に奪っていたのではないか?もしも自分がもっと上手ければ、自分があの時から成長していれば———


「———無様やな。和田リュージ」


 リュージの眼前には並行世界の自分、リュージオルタが眉間に皺を寄せ、目に憤怒の色を込めながら立っていた。彼の放つ物凄い剣幕に思わずリュージは浅く息を吐きながら、彼を見る。


リュージオルタ「いい加減認めたか?お前のせいで栄光を掴むことができなかった馬がいた事を。お前が不甲斐ないせいで、オペラオーにどれだけ苦労をかけたか……」

 

 リュージオルタはリュージとの間にある距離を一歩ずつ詰めていきながら彼に低い声で話しかける。


リュージオルタ「できもしない理想事を並べ上げ、17年間醜い足掻きを続けて——挙げ句の果てには約束も叶えられずか。なぁお前。お前は結局、何なんなんや?」


そうして何十歩進んだ所でオルタはリュージの胸倉を掴んだ。しかしそんな状況にも関わらずリュージは謝罪の言葉をただただ繰り返すだけであった。もう既にリュージの心は完全に失意に染まっているのである。そんな彼の様子をオルタは心底軽蔑する様に睨みつけた。


リュージ「ごめん……ごめん……」

リュージオルタ「遂に心も折れたか……これではっきりした。やっぱりお前はアイツに相応しい騎手なんかやなかった。ただのお荷物や」


 そうリュージに言葉を吐き捨てると彼は掴んでいた胸倉を離し、無理矢理地面に叩きつける。


リュージオルタ「お前もこの世界の師匠や同期から散々言われてようやく気づいたんやろ?自分は無力な騎手で、あの時の約束すらも成し遂げられなかった無能だってことに」


———お前やなかったら、オペラオーはもっと勝ててたのにな。


———お前が乗ってたから、アイツはルドルフを越えられなかったんや。


 失意の庭の中でリュージは自分に向かって言われた言葉の数々を思い出した。それらは一つ一つが鋭利な刃物のようになり、リュージの精神に深く損傷を与えていく。


リュージオルタ「……じゃあな。もうここでずっと眠ってろ」


 こうしてリュージオルタは彼の元から去っていく。遠くなっていく彼の背中をリュージはただただ眺めていた。


リュージ「……もう、疲れてもうたな……」


 やはり自分はいらない存在なのだろうか。彼が言っていた通り、自分はあの並行世界の自分自身に成り代わられるべきなのだろうか。リュージはそんな事を考えながらただただ深く闇の中に沈んでいく。

 もう何も考えたくないと、そうリュージは願い静かに目を閉じる。


 こうして彼はオルタの策略通り失意の中に完全に沈みきる――はずだった。突如としてリュージの目の前の暗闇が裂け光が差してきた。何が起きたのか不明瞭なままリュージはその裂け目を見つめる。裂け目は徐々に肥大化し、そして。


テイエムオペラオー「ハーハッハッハ!ようやく入ってこれたよ!」


 失意の世界の中に世紀末覇王は顕現した。自らの相棒を救い出すために。


リュージ「オ、オペラオー!何でこんな所に!?」

テイエムオペラオー「何でキミの元に駆けつけられたかって?それは簡単さ!ボクの能力で失意の庭を弄くり回してこの世界に干渉できるようにしたのさ!あぁ、別空間に閉じ込められた相棒を救い出しにいくとは流石はボク!キミもそう思うだろう?」


 底無しの明るいテンションで、オペラオーはリュージに話しかける。ただでさえ失意の庭の効果で頭が回らなくなっているのに、突然のオペラオーの来訪でリュージはもう何も考えられなくなっていた。


テイエムオペラオー「さぁ、リュージ!ボクの背中に乗って!こんな悪趣味な悲劇の世界から二人で抜け出そうじゃないか!」


 あの時のように自分の背中に乗るように促すオペラオー。そんな彼の姿を見たリュージは首を横に振ってそれを拒否する。


リュージ「……すまん、オペラオー。それだけはできひん」

テイエムオペラオー「そんな……何でだい!?こんな世界から出たくない理由でもあるのかい?」

リュージ「あぁ。俺は師匠から、同期のみんなから、並行世界の自分自身に言われてようやく気づいたんや。俺はここから出るべきやない。アイツに俺の代わりを託すべきやって。」

テイエムオペラオー「……は?」

リュージ「本当にごめん。最後までこんな情けないジョッキーで。でもこれがきっと正しい選択なんやと思う。」


 深い失意に呑まれたリュージはもうこの空間から出る事を諦め、並行世界の自分に成り代わってもらおうと考えていた。もしオペラオーが来るのがもう少しだけ速ければ彼の救出は容易に行うことができただろう。けれどもう、オペラオーの言葉はリュージには届かない。深い絶望を味わったものの考えというのは凝り固まって中々砕けない物なのだから。


テイエムオペラオー「何を言ってるんだ、リュージ!キミが居なくなったら――」

リュージ「俺なんて、居なくてもいい存在やろ。それよりもあっちの俺の方がきっと上手くやってくれる。ならもう、それでよくないか?」

テイエムオペラオー「良い訳が無いだろう!そんな事をすればこの時間軸にどんな影響を及ぼすかわかってるのかい!?」

リュージ「――ッ!」


 オペラオーの言う通り、リュージオルタを野放しにする事はリュージの世界に大きな影響を及ぼす。並行世界への介入という大規模な歴史改変を許す事は、その並行世界と既定世界の境目が崩れ去り、一つになるという事に繋がりかねないのだ。


リュージ「でも俺は、俺は……!」

テイエムオペラオー「彼に言われた事をまだ引きずっているのかい君は!さぁ今すぐボクの背中に乗るんだ!」

リュージ「俺が行って何になるっていうんや!俺が行っても何も変わらへん!結局俺は何もできひんかった!約束を果たすことも、アイツらにG1のタイトルを取らせることやって――」


 堰を切ったかのようにリュージは叫びだす。その様子は自分の無力を呪うかのような物であり痛々しい。


リュージ「特異点の修正やって、ユタカさんやったりユーガがやったり、俺じゃない方がもっと上手くやれたんやないか?たまたま俺が選ばれただけで、別に俺がそんなことに特段向いてるとも思えへん!」

テイエムオペラオー「……」

リュージ「俺が居なくても何も支障なんかあらへん!わかったんやったらもう帰って……」

 

 オペラオーは喚いているリュージの胸倉を噛んで軽く持ち上げる。そしてそのまま勢いに任せ——


テイエムオペラオー「この、バカ野郎!」

リュージ「ごはぁっ!?」


 思いっきり地面に叩きつけた。彼が現役だった時、よくコンクリートに人間を叩き落としたのと同じ要領で。


リュージ「いった!お前急に何すんねん!」

テイエムオペラオー「ハーハッハッハ!一発叩きつけないと、ボクの話をロクに聞かないと思ったからね!」

リュージ「無茶苦茶すぎるやろ……」


 オペラオーの突然の奇行にリュージが戸惑うのも束の間。オペラオーはもう一度リュージと対話を続ける。


テイエムオペラオー「いいかいリュージ!どうやらキミは自分の存在価値を疑っているようだけど、キミのおかげで救われた存在も居るんだ!」

リュージ「俺の、おかげで……?」

テイエムオペラオー「もちろんだとも!胸に手を当てて考えてごらんよ!」


 リュージはオペラオーに言われた通り胸に手を当ててみる。すると突然リュージの脳内にあるレースの情景が浮かんできた。2コーナー付近で闘争心を失いかけた芦毛の馬に鞭を何発も入れて鼓舞する、そんな男の姿が――


リュージ「これ、は……クランモンタナ?でも何で急に……」

テイエムオペラオー「彼もキミが救った存在の1人だろう?レースに対してやる気を失ったあの子は、君の『闘魂注入』で見事に気力を取り戻し、そして重賞を勝ってみせたじゃないか!」


 いつの間にかリュージとオペラオーを取り囲んでいた黒一色の光景は、すっかり白一色の光で満たされた空間へと変貌していた。その事をよく表しているかのようにリュージの周りを彼が勝利したレースの映像が取り囲む。


テイエムオペラオー「それだけじゃない!キミは多くの馬を、人間を救ってきた!その事を思い出すんだ!」

リュージ「ッ……」


――和田くんが居てくれて本当に助かったよ、ありがとう!


――ここまでアイツを走らせてくれるなんて……諦めていたのはこっちの方だった。本当にありがとう。


 次にリュージに聞こえてきたのは、彼を労う言葉たち。今まで聞こえてきた自分に対する叱責の声はとっくのとうに聞こえなくなっていた。


リュージ「でも俺は……お前に相応しい騎手なんかじゃ……」

テイエムオペラオー「それは彼が勝手に言っている事だろう!勝手にボクの気持ちを決めつけないで欲しいものだね、全く。」


 またレース映像が切り替わる。今度はリュージがオペラオーと共に勝ったレースが流れ始めた。


テイエムオペラオー「いいかいリュージ。ボクはキミと出会えたからこそここまで勝利を積み重ねることができたと思うんだ。キミがボクのことを一年間ずっと真剣に考えて、悩み抜いてくれたからこそ年間無敗の偉業を成し遂げられたんだよ」

リュージ「オペラオー……」

テイエムオペラオー「ボクはキミがボクの鞍上で良かったって本当に思っているよ。それに――」


 リュージの目の前にまた新しく映像が出現する。今度のレースは2018年の宝塚記念――リュージがミッキーロケットと共に勝ってみせた、あの日の光景である。


リュージ「ロケット……俺は……」

テイエムオペラオー「キミは約束が叶えられなかったと後悔していたね。でもキミはもう一度G1で輝いてみせた。ボクが生きている時には確かに間に合わなかったかもしれないけど、キミは間違いなくあの時の約束を果たしていたのさ」


――オペラオーにG1を勝って会いにいく。それはオペラオーの生前には最後まで叶う事は無かった。けれど最後にはG1を自らの手で掴んでみせ、墓へとその報告を届けてみせた。彼がもう生きていなかったにせよ、『G1を勝ってオペラオーの元に行く』という約束は達成していたのだ。


テイエムオペラオー「誰も認めないんだったらボクが認めよう――キミはボクの唯一の、最高のパートナーであると!」

リュージ「——ッ!」


 その言葉を聞いた瞬間。リュージは救われたような気がした。ずっと前から聞きたかった言葉。自分はオペラオーの騎手として相応しい人間になれたのだと、他でもない本人から認められたのだ。その事が嬉しくて、でも少し悲しくて――リュージは知らず知らずのうちに涙を流していた。


リュージ「オペラオー……ありがとう。俺を救ってくれて」

テイエムオペラオー「何を言う。ボクは少し、キミの背中を押してあげただけだよ」


 そうオペラオーは言うと、彼にもう一度自らの背中に跨るよう促す。リュージはそれに応えるように跳び、その勢いのまま彼の背中に跨ってみせた。


リュージ「もう俺は迷わない……!行くで、オペラオー!あのバカを助け出しにいく!」

テイエムオペラオー「いい顔になったじゃないか、リュージ!」


――かくして、世紀末を賑わせた人馬はここに再臨した。彼らは失意の庭を脱出し、絆を否定する哀しい男を救う為に旅立つのである。


〜〜

ユーイチ「ハァハァ……や、やっと着いたで……」

ユタカ「みんな、お疲れさん。ここが目的地や」


 数々の試練を乗り越え、特異点修正班たちは大規模な魔力が感知されていると報告された場所に辿り着いた。何度も発生した連戦によって彼らの体力はもうすでに切れかかっていた。


ユーガ「着いた……けど、オペラオーはどこに?」

リュウセイ「確かに姿は見えませんね……どこに行ったんでしょうか?」

ユタカ「ケンイチ〜間違えたんとちゃうか〜?」

ケンイチ『なんて事言うんすかユタカさん!確かにここから魔力反応があったんですよ!ちゃんとよく見てください!』

タケシ「……あれ、なんだあのジオラマみたいなの。もしかしてあれが失意の庭?」


 タケシが地面に落ちている礼装を拾い上げ、それを修正班たちの目の前に置いた。ノリヒロはタケシに向かって不用意に触るんじゃないと目で訴えかけたがどうやら通じなかったらしい。


ユタカ「間違いない。これが失意の庭そのものやな」

カズオ「こ、これが失意の庭……なんか禍々しいな……」

ダイチ「この中に和田が居るんだな……それに、もしかしたらオペラオーも居るんじゃ?」

デムーロ「確かにありそうだけれど……」


 そうして誰もが失意の庭を眺めていた瞬間、突然それが眩い光を出して輝き出した。


ヒデアキ「!?まずい、スティル!」

スティルインラブ「……♡」

リュウセイ(幸さんが愛馬の目を守ろうとしている——うん、さっきも見たなこんな感じのイチャイチャ……)


 リュウセイがどこか能天気な人馬を眺めている間も光はどんどんと光度を増し、そして——一つの高笑いが聞こえた。


テイエムオペラオー「ハーハッハッハ!グランドサーヴァント、テイエムオペラオーここに見参!」

リュージ「ようやく失意の庭から出れた……ってユーイチたち!?ここまで来てくれたんか、ありがとな」


 誰もが復活を待ち望んでいたコンビが、ここに甦った。


第6節 果てしないだけの場所で/君は僕にとってのヒーロー

〜〜

グランドライダー 和田竜二&テイエムオペラオー

 世紀末に敢行された八つの巡礼と競馬界にもたらした功績が評価され、世紀末覇王と若武者は冠位の称号を得た。復讐の炎を抱き全てを滅尽すべく行動する人馬を救う為に彼らは世紀末覇王の名の下に、圧倒的な力を解放する——

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