第3章 禁断の初陣
金古「取り敢えず、あそこで暴動を起こしている奴等を潰せば良いんですね?」
会長「そうだね〜」
モブ1「オラァ!!!金目のものでもd」
会長「こういうふうに襲ってくるから」ドッ
手慣れた手付きで手刀で不良を気絶させていく会長。その姿はどれだけの修羅場をくぐり抜けてきたかが分かるほどだった。
会長「ほら、気ぃ抜くなよ?すぐにやられるよ?」
金古「は、はい」
こういう所でまだおぼつかない辺り、自分は未熟なのだと自覚する。しかし、ここで動かないよりマシだ。自分にできる最大限をする。
モブ「オラァ!!死ねぇ!!」
金古「!!!」(まずい!死ぬ)
気付かないうちに敵が後ろに回っていた。このままでは死んでしまう。
???「頑張っているな…助太刀をしなくては…」
『一刀流・天之蓮月」ズバッ
モブ「う…」
金古「あ…ありがとうございます」
???「気にするな。同期だしな。それと名前を。あたしの名前は鬼山 フウカ。日本刀を使うしがない生徒だ。よろしくね」
彼女の名前は鬼山フウカ。日本刀とハンドガンを腰にかけたバンカラな衣装をした生徒だ。
鬼山「どうした?随分と顔が青白いが…」
金古「いや…不良共の脈がないから…死んでんじゃないの?」
そう言って鬼山は不良の首筋を触る。確かに脈を感じない。
鬼山「あ〜これね〜普通に止まってるだけ。気にするな。」
金古「うげ〜…こんなのが当たり前なのか」
???「そうだよ〜ってか危ないな〜」ドガガガガガ
そう言ってタレットで二人を援護する少女は時矢狩魔。ギークなメスガk…じゃなくてやんちゃな子だ。
時矢「今のナレーション訴えたら勝てるかな?」
金古「知らない。少なくとも負けると思うぞ」
???「あの〜僕のこと忘れてない?一応同期だけど。取り敢えず狼行ってこーい」
狼を操り不良達を拘束しているのが門屋 龍子(かどやりゅうこ)。スレンダーに見える糸目で少し影が薄い子だ。多分一番まともになると思う。
金古「そういえば不良ってなんで放置でいいんだ?」
不良達の山を指差し、門屋に問う。目に見えて困惑しているのも無理はないだろう。なんせ、気絶しているのに放置しているのだから
門屋「えーっと…トキマには特殊能力を与えるだけでなく再生能力を高くする効果があるんだ。その影響だと思う。あと、トキハは空気中にも含まれてるからここに長くいれば再生能力が高くはなる。さっきの不良達を放置したのはそれが理由だ。」
金古「ほへ〜。とりあえず同期の3人について分かったし、不良共の鎮圧を続行s」
ズンッ
四人「「「「!!!!」」」」
このまま鎮圧を続けようとした途端強い揺れを感じる四人。
???「ズッ…ズッ…」
時矢「何だ…って結構でかいな」
門屋「あれま〜…いやデカいな」
そこにいたのは体長3mはある巨大ロボット。不良共が暴れるためだけに用意してきたものだろう。腕からはチューブが垂れており、中から液体が出ている。
金古「最近の不良は暴れるためだけにロボット用意するのか」(遠い目)
鬼山「良かったな。レアイベントに遭遇できて。」
金古「良かねぇよ!!!てかこっちに銃撃ってきてるんですけど??!」
気づけばロボットがガトリング砲を乱射している。壁を容易に貫通する威力を持つ弾丸を振りまいている辺り、この世界の混沌さを物語っている。
鬼山「これは不味いな…てか会長は?」
〜一方会長は〜
会長「こっちにめっちゃロボット来てんだけど???」
クソデカロボットの軍団を一人で止めていた。
金古「あの人本当に何者なんですか?」
時矢「知らないけど怒らせたらヤバい。取り敢えず撤退s」
ソラ「大丈夫〜?」ブォン!
金古「わ!ソラさん!」
ソラ「危険そうだったから来たぞ〜変に無理して怒られてもあれだしな…」
ロボット『目的を確認。排除をする』
ソラが援軍に来たと思ったら、、ロボットが襲ってきた。。
鬼山「…はい。何でしょう…え?援軍が来ている?分かりました。おい!ここは後にするぞ!こいつは後d」
ロボット『逃さない』
ロボットはガトリング砲やミサイルを乱射し、こちらの逃亡を阻止する。
金古「…なんか4機に増えてね?」
追い打ちをかけるように4機の援軍が来たようだ。これでは援軍に行けない。
ソラ「まずい…ここは一旦各自一機ずつ引き寄せて倒せ!金古!一緒に来い!」
金古「分かりました…」
そう言って皆は各自ロボットを1機ずつおびき寄せ一対一の状況に持ち込む。
ロボット『大丈夫かい?新人さんよぉ!」
金古「大丈夫だ…勝ってやるさ…反撃開始だ!!」