第34話
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ゾロ「…なるほどな、それでこの3ヶ月ずっとバイトにバイトを重ねて…挙句、殴られ屋なんかやってたのか」
俺は全ての事情を話した
ウタがどれだけ大事な存在かってこと
そのウタを助けるためには、金がどうしても必要なこと
ゾロは眉間ひとつ動かさず黙って聞いてくれた
ルフィ「…あぁ、もう残り半年くらいしか時間ねぇからさ。なりふり構っていられなくて…」
ゾロ「…」
ルフィ「けどよ、今回の殴られ屋はいい線行ってたと思うんだよなぁ…上手くいけば時給12000円だぞ12000円!」
ルフィ「今やってる現場仕事も時給そこそこ良いし、頑張れば…もっと頑張れば…もしかしたらよ!」
ゾロ「…あぁ、よく分かった」
ルフィ「分かってくれたか、ゾロ!じゃあ、俺また殴られ屋やってくるから───
ゾロ「よく分かったよ。お前、ほんとはウタを助けるつもりなんか無いんだろ」