第28話
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ルフィ「ウター!見舞いに来たぞ」
俺の声に呼応して、ウタのウサ耳みたいな髪がピョンと跳ね上がる
…多分嬉しいんだろうけど、どういう仕組みなんだアレ
ウタ「お!きたきた!…相変わらず疲れた顔してんねルフィ。添い寝する?」
ルフィ「もう二度とやらねーよ!!結局あの後看護婦さんに見つかって大目玉食らっちまったし!」
ウタ「えー、でも私と添い寝できて嬉しかったでしょ?」
ルフィ「そ、そんなことねーよ…」
ウタ「…ルフィってさ、嘘つくとき左上を見る癖あるよね」
ルフィ「…え!?」
急いで視線をウタに戻す。あ、危ねぇ…俺そんな癖あったんだ…
ウタ「ふふ、本人でも知らない癖。案外、周りの人のがしっかり分かってたりするんだよ?」
ルフィ「き、気をつけねーと…」