第20話
ウタ「2人で寝ると、やっぱぎちぎちだね」
当たり前だ。いくらサイズがデカいとはいえ所詮はシングルベッド
高校生2人が寝ると完全にすし詰め状態だ
ルフィ「う、ウタ…顔…近い…」
てかほぼ0距離じゃねーか。後数ミリ前に動かしたら唇が当たってしまう
ウタ「どうしたの?鼻息荒いよ?」
ルフィ「ッ!」
指摘されて俺は反射的に呼吸を止める
ウタ「別に息止めんでも…ほら、胸貸してあげるから」
ルフィ「むッ!?むーッ!」
頭に手を回してきたかと思ったら、そのまま胸にむんずと押し付けられた。これはヤバい、色々とヤバい
ウタ「ほら、暴れない暴れない。ここ病院だよ、静かにしなきゃ」
ルフィ「…」
頼む…静まれ…静まってくれ、俺の下半身。今はやばい、今スタンドアップすると100%ウタにバレる
ウタ「ルフィの身体は温かいね。お日様みたい」
そんな俺の葛藤をつゆ知らず、ウタは優しい口調で語りかけてくる
ウタ「…少し眠っていきなよ。子守唄歌ってあげるからさ」