秘骸解剖局登録表
【名称】秘骸解剖局
【方針・属性】■■・■
【活動地域】地上~霊墓アルビオン
【継続期間】■■■~現代
【構成人員】■■■名
【代表】■■■■
【歴史解説】
霊墓アルビオンを探索するための組織。
さまざまな呪体を発掘・管理するための専属組織。
組織構造としては、おおよそ全体を運営する『管理部門』、発掘・探索のための道具を提供し、アルビオンの研究をする『資材部門』、発掘者たちを登録する『発掘部門』の三つにわかれる。
霊墓アルビオンはある種の魔術師にとって最後のチャンスとなる。たとえ“新世代(ニューエイジ)”であろうが、貴重な呪体を大量に手に入れれば、成り上がれる可能性がある。政治的な方面はもちろんのこと、呪体を使いたい放題に使えるのなら、いささか魔術回路で劣っていても、新たな術式の研究で成果をあげられるかもしれないからだ。当然ながら、秘骸解剖局も簡単に人の出入りを許すわけではない。発掘できた呪体をうかうかと密輸されてしまうリスクも増えるからだ。このため、特別な許可を受けた者か、内部組織のスタッフでもなければ一度迷宮に潜れば出ることはなかなか適わない。霊墓アルビオンにはそこで生活するための採掘都市まで完備されているため尚更だ。実質的な現代の魔術師の奴隷制度にも等しい。ゴールドラッシュで一番儲かったのは炭鉱夫につるはしなどの道具を売りつけた商人であるという話もある。故に、霊墓アルビオンで呪体を発掘し、地上に出てこられた者は“生還者(サヴァイヴァー)”と呼ばれる。正規に任期を終えた者にせよ、金を積んで任期を縮めてもらった者にせよ、ごく少数しかいないからだ。
君主の十二家に権利を独占され、圧倒的な優位に立たれるのを防ぐため生まれた完全に独立した運営組織。一切を取り仕切るため、貴族主義第一位のバルトメロイであろうが、民主主義第一位のトランベリオであろうが采配に口を挟まれることはない。時計塔に属しているが時計塔ではないと言ってもいい。だからこそ時計塔のほかの組織と違って、血統主義の傾向が薄いのが特徴。彼らは魔術師というよりも、発掘のための魔術使いなのだ。
【構成解説】
〇地上エントランス
巨大なミラービル。
チャリング・クロスロードを北上して行き当たる、とある建物。
円柱形の未来的な構造はいやでも目を惹くものがある。おおよそ時計塔が神秘を隠匿するために、大学や政府機関などの目立ちにくい偽装をしていることを鑑みると、秘骸解剖局は時計塔でありながら外部の存在であると喧伝しているようなもの。
スーツやネクタイに身を固めたビジネスマンが出入りしているが、ビルはすべて秘骸解剖局の関連組織で占められており、構成員全員が魔術師というわけではないが、少なくとも魔術や神秘の存在は知られている。フロントからエレベーターへ入り、非接触IDカードキーをパネルにかざすと階層ボタンの下に更なる隠しパネルが現れる。おびただしいボタンからひとつを選ぶと、地下四十五階へ。地下数百メートルある時計塔自体の最深部とほぼ等しく、またかの最深部同様に現在四つしか存在しない霊墓アルビオンの入り口である。四つしかないからこそ秘骸解剖局が霊墓アルビオンへの出入りをすべて管理することが可能となっている。
地下四十五階はちょっとしたホテルのロビーほどはある空間で、吸い込まれそうな淡い光を発する巨大な水晶、輝石が、天井の中央に据えられている。この輝石も流通しているサイズは小石程度が相当な貴重品なのだから、霊墓アルビオンがどの程度のものか想像もつくだろう。
〇秘骸解剖局・資材部門
アルビオン発掘・探索のための道具をつくる部門。性質上、魔術師の工房としては珍しく、同じものを量産する必要があるため、いくつかの魔術師の工房を合体させた『複合工房クリエグラ』を持つ。このクリエグラでは、かつて魔女の道具がつくられていたこともあるとか。
また、アルビオン自体の研究を進めているのも、この部門。前世紀末、かの罪人ガザミィが消えて以来、さらにアルビオンの変化が激しくなり、激務に追われている。
【関連人物】
【関連SS】