神木家とシャチ
『この水族館では力の入ったシャチのショーが見れます!』
ヒカル「へー…」
アクア「ふーん…」
ルビー「わぁ…!」
ヒカル(ルビー、滅茶苦茶目を輝かせてるな…直近の僕のスケジュールは…ふふ…悲しくなるぐらい、アイと比べて暇だな!僕!!
子ども達を連れていく日は都合つけられそうだけど…アイの予定聞かないと)
アクア「父さん、クラゲ良いね。なんか癒される」
カミキ「ん?ああ、確かに良いね…ポワポワしてる…」
ルビー「えー、クラゲより可愛いシャチが良くない?シャチ賢いよ?」
アクア「ルビー知らないのか?シャチは滅茶苦茶頭が良い分、残酷なんだぞ?鯨の子どもを拉致してリンチして○すことがある」
ルビー「え”⁈」
ヒカル「アクア、そうだけどもう少し、こう…オブラートに包めなかった?」
アクア「学術的な話だし有名だから良いかな、て」
ルビー「私、これからどんな顔してシャチ見たら良いか分からないよ⁉︎」
ヒカル「今日みたいに見てくれてたら良いよ。
別に水族館にいるシャチ達がそういうことした過去があるわけじゃ無いし。人間という広い括りで見たら僕たちなんて相当怖いよ?個人個人で見たらアクアやルビーみたいに何も怖くないのと同じだし。だから気にする必要なんて無いさ」
ルビー「そうだよね…うん!パパ、水族館行ってみたい」
ヒカル「良いね、僕はなんとかなるしママの予定とお兄ちゃんの予定も確認して決めようか」
ルビー「やったーー!!」
ヒカル「娘の笑顔に日々の尊さの重みを感じるね」
アクア「父さん、多分幾つかの日程除けばなんとかなりそう」
ヒカル「アクアも子役デビューしてるからお母さんみたいに忙しくなるかもしれないね」