睡眠姦r18
身体を拭くためとはいえ、自らの手で脱がし肌を晒した恋人がだらりと腕を垂らしている姿に東堂は何度目かの葛藤の末、欲に負けてしまった。こんな状況でも下半身に溜まる血液が恨めしい。白い肌に吸い付き淡い痕を残しながら衣服を全て剥ぎ取るも、脹相は変わらず寝息を立てるだけだった。反応がないのが寂しいものの、欲がおさまる気配はなかった。
「…脹相…」
当たり前だが返答はない。身体を掌で撫でれば体温の低さが伝わってきて、まるで死体を抱いているような心地に東堂は息を吐いた。こんなことはいけないと分かっていて、今すぐにでも手を止めて服を着させるべきである。そう考えてはいるのに、気付けば手元には彼を抱くための準備が整っていた。ローションを手に取り指へと絡めてから肛孔に中指だけ挿入してみると、体内は肌と違い温もりを残しておりそれが東堂を酷く安心させた。
指で腸壁をぐりぐりと刺激しながら縁を拡げ解していき、二本目の指も挿れたところで東堂は普段よりも前戯がスムーズなことに気がついた。それもそのはず、脹相は意識がないためずっと脱力をしている状態で指を押し返す力がない分、東堂の指を抵抗なく受け入れてくれている。解しながら三本目の指もなんなく迎え入れたところで、指を引き抜いた。陰茎も反応していなければ何の変化も起こさない脹相の肛孔だけがてらてらと濡れてひくついているのがやけに背徳感と興奮を煽り東堂は喉を上下させた。
「…は、脹相……」
衣服を脱ぎ、素肌同士を合わせて抱き締めた。冷たい肌に体温を持っていかれる感覚を得て背中がぶるりと震えるのを感じ、首筋へと噛み付いた。深く痕が残る程噛んでみれば、脹相がびくりと身体を跳ねさせた。痛みに生理的な反射を見せただけだとしても、東堂はそれを求めて何度か歯を立てる。肩や首が痛々しい痕だらけになったところで、はっと我を取り戻した東堂は慰めるようにその痕へと舌を這わせた。首の裏へと手を回し身体を起こさせ、身を乗り出し既に勃ち上がった陰茎の先を唇へと擦り付け、先走りを塗りたくった。柔らかい唇やその合間から覗く歯に陰茎が擦られる感覚にゾクゾクと興奮が身体を巡り、目を細めた。あまりに変態的なことをしている自覚もあり、性癖が音を立てて歪んでいくのを実感しながら頬や睫毛にも擦り付けた後に漸く離して、東堂は脹相の足の合間へと座り直す。踏みとどまるには遅すぎるが、ここが最後の分岐点である。深く息を吐いて思考を巡らせるも、先程自分がつけた痕が白い肌の上で赤く変色しているのを見た途端に理性は崩れ落ちた。膝の裏に手を当て足を持ち上げてからゆっくりと肛孔へと陰茎を擦り付けて腰を進める。数日ぶりに陰茎を肉壁に包まれる感覚に、東堂はぐうと喉を鳴らした。
「う、っ…、はッ……。脹相……っ」
「……っ」
「脹相……ッ、ちょうそ……っ」
だらりと力の抜けた体を無遠慮に揺さぶると、脹相がわずかにぴくりと反応を見せた。それに気を良くして、膝から手を離し腰を掴んで激しく陰茎を出し入れすれば力の抜けた結腸は簡単に東堂を受け入れてしまう。横を向いた脹相の唇の端から唾液が垂れるのを見て、顎を掴み正面を向かせた後にその唇へとしゃぶりつきながら脹相がいつも刺激するだけで達してしまう箇所を念入りに突き上げた。込み上げる快感に抗うこともせず一度精液を吐き出すと、乱れた呼吸を整えるため目を伏せて深く息を吐いた。──その時だった。
「へ、ぁ…っ、あ、おい…?」
「…っ、脹相…?」
「あ、ぁ…っ?♡な、なんで…ッ、あ"っ♡ぁ、ッ〜〜…!?♡」
脹相が目を見開き、東堂の名前を呼んだ。視線が合うも、脹相はたっぷりと解され刺激をされ感度が上がりきった身体に混乱しているようだった。少しでも腰を動かしたり脹相が力み腸壁がうねったりする度に快楽を拾ってしまい、甘い声を漏らす姿から東堂は目を離せずに唾液を飲み込んだ。未だに現状が理解出来ていない脹相は、快楽から逃げようとする姿勢を見せながらも腰を無意識にヘコヘコと動かしている。東堂は口角が上がるのを隠そうともせず、強く結腸を突き上げた。
「お"ッ♡ぁ"!?♡あおい、なんッ…♡どう、いう、っ〜〜…♡」
「…寂しがらせた、罰とっ…」
「ぇあ"ッ♡や、やめっ♡イ"ってるっ…!♡」
「心配かけた、罰だ…っ、満足いくまで、付き合ってもらうぞ…!」
「うぁあ"ッ…♡♡ひ、っ♡ぉあ"ぁっ…♡♡あっ♡」
結局行為は明け方まで続き、脹相が状況説明を受けたのは次の日の夕方となった。