白蛇娘ss

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白蛇娘














「すんすん…んん〜っ。すーっ…はぁっ……」

「なぁ…ユウコ。暑苦しいぞ」

【ユウコは布団の中でテルに覆い被さり匂いをかいでいる…】


「え〜?いいじゃん。先輩の香り…すーっ、はあっ…いっぱい聞きたい…」

「もう夜も遅いだろ。早く寝ようぜ」

「…そんなこと言うんだ。私分かってるよ?本当は満更でもないこと。それにさ…気にならないの?」

「…何がだよ?」


【ユウコがテルの耳元に唇を寄せて囁く…】

「先輩のことが大好きな私から、どんな香りが聞こえるのか…試してみたくない?例えばさ…」

「お、おい…!」


【ユウコがテルの手を掴み、自分の体に触らせていく…】

「頭…耳の裏…喉元…胸の上…お腹…そして…」

「──ッ」

「…肺の中がいっぱいになるまで、私の香りを聞いたらさ。私の気持ち、わかってくれるんじゃないかな」


【テルがユウコを強く抱きしめる…】

「あ"っ…この香り、キタぁっ…その気になってくれたんだぁ…いいよ、ご賞味あれ…」

【夜はますます更けていく…】


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