発言には要注意
※注意書き
コルモテ
コルテスの湿度高め
過去スレのコルテス50杯チャレンジの話し
ショコラトルに対する知識は受動喫煙のため合ってるか不明
少しだけだけどキスされてる(下ネタも少しある)
全年齢
2世さん少しはっちゃけてる
出来心だった。本当に出来心だった。
そういう風に思い返してももう遅い、身体は息を荒々しくしているエルナン・コルテスにベッドの上にお押さえつけられている。
さらに言うと自分の股に布越しでも伝わる熱い何かが押し付けられている。
あぁ…何故こんなことになったのか…
カルデア、というよりも死んだ先の時代にまた呼ばれ書物を読む機会は多くあった。
その際に自身の評価を見る機会もあった、なんと言われようとも己が敗者であり、アステカの終止符を打った王であることには変わりはないので怒る事はなかった。…まぁ旅先の腹痛は知らん、本気で呪ってやろうか?とは思ったが…
ショコラトル、現代ではチョコレート、と言う。どうやら私の好物がショコラトルであることが有名らしく、そこまでは良かった。
「まぁ王様!!ここでは飲みすぎはダメよ?」
「そうだよ!飲みすぎは毒だってお母さんが言ってた!!」
少女2人に言われた時は少し違和感があったが普通に話していた。その他のサーヴァントとの会話でも妙な感覚を覚えることはあった、それが確信に変わったのはアスクレピオス殿との会話だった
「アステカのショコラトルについては知っている。いくらサーヴァントとはいえ飲みすぎるなよ」
「…待ってくれ、確かに好物ではあるが何故皆して飲みすぎるなと言ってくるんだ?」
「?生前50杯飲んでいたという話では無いのか?」
「…なんて?」
あまりの数字に思考が追いつかなかった。彼と別れたあと図書館に向かう、率先して自らのことを調べたことがなかったので慌てて本を漁った。
確かに書いてあった。「かのアステカ帝王が愛した飲み物」として、50杯飲んでいたと
…いやいや待ってくれ、何を言ってるんだ
とさすがに頭を抱えた。
いくらなんでも死ぬ、個人的には好みの味だが頑張っても5杯だ。どうしてこんな間違いが…と読み続けていたらふと見知った名前が視界に入る。
その瞬間に全てを察した。これは本人に聞かないといけない
というわけで
「なんで私がショコラトルを50杯も飲んだことになってるんだ??」
「ごめんごめんごめんあいたたたたたたたたたたたたたた」
諸悪の根源であるコルテスの頭を鷲掴みにしながら問いかける。謝ってくるということは自覚があるということだろう
「ムテスマ聞いてくれ、あれは事故みたいなものなんだ…」
「何をどう間違えたら50になるんだ?」
「えっと…膨張効果と言いますか…伝達ミスと言いますか…」
「…あれはもとより栄養剤…この時代で言うエナジードリンクのようなものだ、耐性があろうとも飲みすぎるとさすがの私も死ぬぞ」
「まぁまずあれを飲めるだけですごいと思うけどね」
好物とはいえ、ある程度権力誇示のために飲んでいたこともあるがいくらなんでも50杯は人間をやめている。
対してその元凶であるコルテスはあまり反省していなさそうに見えた。
…さすがの私でも腹が立つことはある。
「よし、ならやる事はひとつだな、食堂に向かうぞ」
「…え??何するの…??ちょっと!!待って!!歩くから引っ張らないで!!」
♢
「…なんですこれ?」
「何って、ショコラトルだが?勿論当時のショコラトルを完璧に再現した」
食堂に到着し、困惑するコルテスの前にショコラトルが入った杯を差し出す
生前星見を行っていたためか、サーヴァントとしてなのか、ある程度の魔術を使えるようになったのでありがたく使用させていただいた。
「1杯飲み干したあと自動的にもう1杯分補充される仕組みにした、50杯分に設定したから是非とも身体で体験していただきたい」
「…才能の無駄遣いじゃないかそれ?というかやっぱり怒ってる??」
杯と私を交互に見ながら抵抗の様子を見せるコルテスをいつもの笑顔で見返す。
「さぁ遠慮はいらない、是非とも50杯のショコラトルを味わってくれたまえ」
「いや…1杯でも限界なんだけど…」
恐る恐る手に持ち1口流し込む、そうすると分かりやすくコルテスはむせ返った。
…実を言うとショコラトルが万人受けしない味なのは知っていた。現に生前提供した時も凄い顔をしていた事は覚えている…何人かクセになっていた者もいたが…
「うぅ…」と1口飲んだだけで手を止め苦痛に歪んでいるコルテスを見て少し愉悦を覚えたのは否定しない、そのせいで気分が良かったため、いくらサーヴァントとはいえ50杯も飲めないと思ったからあんなことを口にしてしまった。
「そうだな…もし貴殿が50杯を全部飲んだら、何でも言う事を聞いてやろう」
その結果がこれだ
何でも言うことを聞く、と言ったら一瞬止まりはしたがその後勢いよく飲み始めた。
休憩を挟むことなく、こちらの静止の言葉など届かず、ついに50杯を飲み干した。しばらく動かないと思ったら無言で手を握られ部屋に押し込められて今の状態に至る。
…冷静になって考えよう、何故コルテスはこんな事に?となったが今思い出した
ショコラトルには俗に言う媚薬に似た成分があったことを
私のようにその飲み物に慣れていればばあまり効かないのだが飲み慣れていない、なんなら一気に50杯も摂取したコルテスが欲情するのは有り得ることだろう
しかし問題はその欲情している相手が私であることだ。
「…コルテス、一応言っておくが私は男だぞ」
「知ってる」
「…アステカでは男色は重罪で…」
「ここはアステカじゃない」
「…いくらショコラトルのせいとはいえこんな50超えた男に欲情するわけ…」
「あなたで抜いたことある」
「え」
聞き捨てならない言葉を聞いたがそれについての答えを問う前に口を何かで塞がれた。それがコルテスの口であると気づくのに数秒かかった。
「まっ?!…んむっ…ふっ…?!」
拒絶の声は出ずに舌で縦横無尽に口の中を蹂躙される。背中にゾワゾワとした感覚が走る。すると腕を押えていたコルテスの手は服の隙間に入り込み脱がそうとしていた。
…まさか本気で私を抱く気か??そう思っていたらようやく口を解放された。
「っ…ぷはぁっ!!…コルテス!!一旦落ち着「なんでも言うこと聞くんだっけ?」…え」
まさか…と思い先程軽い気持ちで言った言葉を全力で後悔した。
目の前にいるコルテスはいつも綺麗に着ている上着を乱雑に投げ捨て、整った髪を邪魔だと言わんばかりにかきあげる。興奮状態なのか顔は赤く高揚していながら碧眼は真っ直ぐこちらを獲物を狙う獣のように見つめていた。
「じゃあこの昂りを抑えるの手伝ってね?」
あぁ、さようなら私の腰
神々よ、罪を犯すことをお許しください
こんな事になるなら揶揄うんじゃなかった…!!