暴君トカゲと女帝
ベリーメロン恐竜が人類種のように進化したとされるディノサウロイド。
とある世界で突如として現れ破壊活動を行う彼等は後にダイノルフィアと呼ばれた。
そして彼等にとって、機械とその身を融合させた巨大肉食竜レクスタームは戦いの切り札であり最も扱いに気を付けなければならない存在だった。
「こらっ……やめろぉっ!ひぐぅっっっ」
秘部へと突き込まれた剛直に、ケントレギナは悲鳴を上げる。ダイノルフィアのリーダーである彼女は最もレクスタームの扱いにも長けていた。
されど見誤ったのはその発情期。種族の違う人間から見ても絶世の美女である彼女は、見た目は大きく違えど種としてほぼ変わらないレクスタームにとっても極上の雌なのだ。
突如として暴走したレクスタームはケントレギナをその巨体で押し倒し、我を忘れて犯し始めたのである。
「あぎっ……んあっ……あぐぅっっ……!!」
揺れる巨乳とポニーテール。
腹は歪に膨れ上がり、出し入れされる度に全身が激しく揺らされる。
普通の人間が受けていればとうの昔にボロキレのように死んでいる行為でも、恐竜人ゆえに遥かに頑強な肉体を持つ彼女は耐えきれてしまう。
「コイツっ……何回出せば……んぐぅぅっっ……!!」
精液を放出させながらの激しい腰つき。
もはや何度注ぎ込まれたのか、ケントレギナも把握できていない。気がつけば夥しい量の獣臭い精液が、ちょっとした泉のように下に溜まっていた。
「あっ……んんっ……いやぁっ……!」
腰を引けば内臓まで引きずり出されそうな感覚に襲われ、突き込まれれば最奥が壊されそうな錯覚に陥る。
ケントレギナという極上の雌を前にして、レクスタームは完全に我を忘れているのだろう。
だが彼女の方からすればたまったものではない。ただでさえ巨大なモノがより激しく動き始めるのだ。
頑丈なディノサウロイドといえど身体が持つ保証はない。
「ま、待て!もう無理だ、から……ああっ……」
戦場では勇ましいケントレギナといえど、これ以上の凌辱には耐えきれない。
必死に懇願する声をあげる彼女だったが、レクスタームは仲間達が打ち込んだ鎮静薬が効いてくるまで暴走し続けたという。
◯✕△
「ったく……酷い目にあった……」
事故から数日もすればケントレギナは惨劇を感じさせることもなく、レクスタームのいる檻を訪れた。
例え暴走したとしてもレクスタームは放棄できない最大戦力の一つ。
そしてケントレギナもまた凌辱された程度では止まらない女だった。元より戦場においては傷つけば傷つくほどギアの上がる性格なのもあり、多少のケガでは彼女は大人しくならない。
しかし今回のことを最も気にしたのは暴走した当のレクスタームだった。
「おい、もう怒ってないから飯食えって」
大量の肉を乗せた皿を抱えながら、ケントレギナは呆れたように話しかけていく。
数日前の一件からレクスタームは食事を取ることもしない。
「ったく……」
頭を掻きながらケントレギナは溜め息を付く。言葉こそ発せないがレクスタームはディノサウロイドとはほぼ変わらない存在だ。
そもそもをいえば発情期になっていたことも忘れて隙を見せたのは誰だったか。
「ほら、もう気にしなくていいって……な?」
鼻先を撫でてやればレクスタームはスンと鼻を鳴らすだけ。
特にケントレギナと仲が良いのもあって裏切ってしまったことが相当堪えているらしい。
まるでしょぼくれた子供のような仕草にケントレギナは何かムズムズとしたものを感じる。それに従うように彼女は彼の耳元で囁きかけた。
「――そっちがその気だってんなら、もう一回ヤろうか」
言いながらケントレギナが股座に潜り込んでくれば、レクスタームは驚いたように飛び起きた。
当然のことながらまだ発情期は終えてはいない。普段は体内に潜り込んでいるソレは、一定の硬さを保ったまま外に出ている。
ケントレギナは昨日さんざん自分を狂わせたソレに嫌悪感もなく優しく撫で上げた。
「デカイ図体しといて本当は臆病だもんな、お前は」
ポンポンと腹を撫でてやりつつ、ケントレギナは自分を犯したソレに口付けていく。
「んっ……ちゅぷぅっ……♡」
先端だけでも自分も太股も変わらないくらい大きいが、ケントレギナはもう気にしていない。
そもそもあの程度でへこたれるようでは途方もない闘争に乗り出してなんかいない。
それに
「言っておくがアタシは別に嫌じゃなかったんだ。ま、アレはヤりすぎだとは思うけどね」
ディノサウロイドにとっては見た目の差には拘りはない。ただ姿形が違うだけの同胞だ。
慰めるようにレクスタームのソレを愛撫しつつ囁いていく。
「ほら、まだヤり足りないんだろう?」
硬くなって先走りを分泌し始めたモノに尻を向けて秘部を擦り付ける。
そこまでお膳立てされればレクスタームももう止まらなかった。
「あっ……んんぅっ♡前よりずいぶん優しいじゃんか……」
太いモノを受け入れて身悶える。
レクスタームは今度こそ自重と落ち着きを取り戻したのかゆっくりと腰を動かし始めた。
「んっ……ふぅっ……そう、それで良いんだよ……んあっ……♡」
レクタームの動きに合わせてケントレギナも腰を振っていく。
ゆっくりではあるが力強いストロークは先の暴力的な行為とは違い、甘く繊細なもの。
それでも彼女の細いウエストはペニスによって広げられ、腹肉は歪に膨らんでいる。
「んぐっ……あぁっ……やっぱデカいな、お前はっ……♡」
巨大な肉塊を締め付けて快楽を貪る。
その表情は既に戦いに赴くいつもの戦士ではなく、一匹の雌として雄を悦ばせていた。
「あっ……そこ、気持ちいいっ♡」
普段の彼女とは違う様子にレクスタームも徐々に腰の振りを速くしていく。
それでも先日とは違う労るような動きだったが、ケントレギナを感じさせるには十分すぎた。
「いいぞ、好きに出して……♡」
そう告げられればレクスタームは躊躇いもなく彼女のナカに精を注ぎ込み、同時にケントレギナも絶頂を迎える。
「んんぅっ……ああぁぁぁっっっっっ♡」
激しい獣の交尾。
ケントレギナの身体がビクンと跳ね、レクスタームのペニスを激しく締め上げる。
搾り取られるような勢いにおおよそ収められるはずのなかった膨大な量の精液が溢れだしていった。
「ハァッ……ハァッ……♡最っ高の気分……♡」
腹を撫でつつ彼女は恍惚とした表情でレクスタームに囁く。その様子はとても淫らで、たった一回の行為では足りないと言いたげだ。
むろん発情期のレクスタームもまた一度で足りるはずもなく、そのペニスはまだ硬さを残している。
「このまま続きヤっちゃおう……♡」
そうやって没頭するような野性的な行為を続けていく彼女たち。
先日のような蹂躙ではない何かがそこにはあったのだ。
その後しばらくしてケントレギナに卵が宿ったそうだが、彼女はとても幸せそうで普段の戦いぶりを知る仲間たちは面食らったと言う。