生まれてきたこの日に最大の感謝を

生まれてきたこの日に最大の感謝を






「……お前ら」

ギクリと体を強ばらせるクルーたち

毎年この日になるとクルーたちによる恒例の"アレ"が始まる

別にいいのだが如何せんバレバレなのだ

そりゃ最初の一回は気づかずにいたが毎年毎年こうもわかりやすければ流石の鈍いローとて気づく

「祝ってくれるのは嬉しいがもっと上手くやれねぇのか」

「だってだって!キャプテンなんかおれたちが作業してるときに丁度起きてきてバレるんだもん!嫌がらせかと思ったよ!」

「誰が嫌がらせなんかするかバカ!!!」

あんまりにもな言い方に目を釣りあげて怒鳴るローだが、慣れきったクルーたちはハイハイとあしらわれ適当に街に放り投げられた

「……」と暫く唖然としたものの、これもいつもの恒例行事なのでハァと溜息を着いて街へ繰り出した





「ったく、アイツらこれでも一応船長だぞ。扱いが雑過ぎねぇか」

悲しきかな。ハートの海賊団以上に船長が雑に扱われる海賊団があることをローは忘れていた

そこと比べられるとやらかすばっかのローに対してめちゃくちゃ優しい対応であることに気がついて欲しい。切実に

鬼哭を肩に担ぎながら今年も夜になるまで船に戻れないだろうと察するローはそれまでどんな暇潰しをするかを考える

「海軍にはちょっかいかけられねぇし、かと言って海賊とやり合うのもな……」

なんてどんなことをするかを考えていたら街角から悲鳴が聞こえてきた

ローは面倒なことになったと思いながらも足は悲鳴が聞こえた場所に向かっていた

「誰か───ッ!助けてぇ!!!」

「ギャハハハハハ!!!女だ!酒だ!!!食いもん持ってこい!」

The小物海賊

そんななりの海賊たちに一周回って面白くなる

丁度いい暇潰しにならないかと期待したが暇潰しにもならなさそうでローは落胆した

だが目の前の人間を放っておく訳にも行かず、いくら雑魚だろうが一般人だと手も足もでないだろう

「しゃあねぇな……」

と、ローは即座にroomを展開し海賊の近くにいる一般人をシャンブルズで離れさせ、困惑している海賊たちを迷いなく切り刻む

「ぎゃあああああ!!!あれ!?切られてんのに血が出てねぇ!!!」

「待て……!この能力って確か……」

「だ、だとしたらなんでアイツがここにいんだよ!!!」

「知るか!!!」

「ギャーギャーやかましいな。猿かお前ら」

「ウギャ!」

バラバラにされた海賊の胴体を容赦無く踏みつけるロー

その冷めた瞳を下から見上げる海賊は顔を青ざめる

「ゆ、許してくれ……!少し魔が差しただけなんだ……!!!」

「そ、そうだ!!反省してる!だから見逃してくれ!!!!」

そうやって命乞いを続ける海賊たちにフツフツとローの怒りのボルテージが上がっていく

ローの顔に指す影がどんどんと暗くなっていき、最終的には……

「うるせぇ!!!ずべこべ言わずにテメェら全員黙りやがれ!!!!カウンターショック!!!!!!」

ぎゃあああああああああ!!!!と木霊する海賊たちの断末魔

被害者である一般人たちもローの容赦の無い断罪に恐れ戦く

そして同時に、自分たちを襲ってきた海賊たちに同情してしまうと言う前代未聞なことが起きてしまう

「ふんっ!これだけで気絶するなんて根性のねぇ奴らだな」

そうやって黒煙をプスプスと上げながら焼け焦げる海賊だったものたちを見下ろして鼻を鳴らす

そしてゲシゲシと物言わぬ海賊たちを蹴り始めるロー

もうやめたげて!!!その海賊たちのライフはもうゼロよ!!!

そんな感じで尚をも死体蹴りを辞めぬローに恐る恐る助けられた住人が声をかける

「あ、あの……」

「あ"ぁ"?」

余りの人相の悪さにビクッ!とする住人だが何となくローが悪人でないことを察しているのか勇気を出してある提案を出す

「た、助けてくれてありがとうごさまいます!!!お礼をしたいので、街まで来て貰えませんか!!!」

「は?お礼?別にそんなもんは……」

いらねぇと言葉を続けようとしたが盛大に鳴り響く腹の虫

住人とローは黙りかえる

気まずい沈黙が続く中、不意にローが口を開いた

「……行かせてもらう」

少し顔を赤らめて顔を逸らしながら消え入りそうな声でそう言ったローに住人は目をパチクリしながら笑った







「どうぞ!ここが私の運営している飲食店です」

「……驚いた。一際デケェ建物があるなと思ってたらアンタの店だったのか」

「お恥ずかしながら……」

そう言って頭を搔く少し歳の行った老人を横目にローは案内された席に大人しく座った

ここに辿り着いてから一際目立つこの建物に興味を持っていたが、海賊のローが立ち入るのは迷惑だろうとやめていたから少しだけ嬉しい

やはり人助けはいいと、差し出されたお冷を飲みながらそう思った

チラリと窓の方を向くと何やら人が集まっていることに気がつく

「お待たせしました!当店自慢のリゾットです!」

「ああ。……おい。なんか店の外に人が集まってるがどうすんだ」

「え?」

ローに窓の方を指さされ目を向ける店主

そして窓に張り付く住人たちにギョッと目を見開いた

先程の騒ぎを聞き付けやってきたらしく誰もいない店の中で堂々と寛ぐローに興味津々な様子

目を閉じてコーヒーを飲んでいたローは片目を開けてフゥと息を吐く

「入れてやれ。一人で食う飯もあれだし、このだだっ広い店を一人で使うのも気まずいしな」

その言葉に店主は密かに目を見開いた

ローの言葉が聞こえていたらしい住人たちは目を輝かせ、期待に満ちた瞳を見た店主は諦めたように少し嬉しそうに笑う

「忙しくなりそうだ。だけど恩人の言うことに逆らうのとな……。よし!入ってこい!」

そうやって店の扉を開いた店主

そこから嬉しそうな住人たちが次々と入ってくる

店主と同じくローに救われた住人たちが礼をしにローに近づいてきた

ローはいつもの常套句「ただの気まぐれだ」を炸裂させる

住人たちは目を見開くが分かりづらいローの優しさだと気が付き顔が綻ぶ

そして遠慮のない子供達にもみくちゃにされたり、老人たちに可愛がられたり

店の中で大騒ぎしていたら、夕焼けが浮かんでいた

「悪い。そろそろ戻らねぇと」

「……。そうですか。ならせめて、これを持っていってください」

そう手渡しされたものはローの好物であるおにぎり

軽く目を見開きながらもふっと笑ったローは店主に礼を行って店から去る

店を出たあとからも聞こえる住人たちの感謝の嵐に片手を軽く上げて答えるロー

少し騒がしい暇潰しになったが悪くは無いとおにぎりを頬張りながら己の家へ帰っていく

空は、晴れ渡っていた







「あ、おかえりキャプテン!!!」

「ああ。ただいま。……今年も随分派手に飾ったな。後片付け大丈夫か?」

そう言って周りを見渡すロー

いつもの通りだが、派手で盛大な飾り付けに気合いが入っているクルーたち

先程散々お祭り騒ぎをしてきたローは少し気をくれしてしまう

「もう!またそんなこと言って!今日は年に一度だけのキャプテンの誕生日なんだよ!?手を抜けるわけないよ!!!」

「分かった分かった……」

ベポにそう力説され体を少し仰け反らしてベポを宥める

ふと横を見ると、何やら船が猛スピードでここに向かっていることに気がつく

そしてどこかで見覚えしかない船首が見え、「まさか……」とローは顔を引き攣らせる

「トーラー男ー!!!!!」

「帰れ麦わら屋ァ!!!!!!」

絶対に面倒臭いことになると名を呼ばれた瞬間、帰れと叫ぶロー

「酷ェなトラ男〜。せっかく来たのによ〜」

「来なくていいんだが?」

青筋を浮かべながら歪な笑みを浮かべるローだが慣れているルフィは我関せずニシシと笑っている

ああ……太陽のようなこの笑みがいっそ憎たらしいとローは思った

「よぉ。トラ男。今日誕生日らしいな。酒が飲み放題だって聞いたぜ」

「テメェはおれの誕生日を祝いに来たんじゃなくて酒飲みに来ただけだろゾロ屋ァ!!!!!」

誕生日を祝いに来たのではなく酒を飲みに来たと丸わかりなゾロに流石のローもツッコミぜざるおえない

「悪ぃなロー。詫びと言っちゃあなんだがおにぎり持ってきてやった。勿論梅干し抜きだから安心しろ」

「ゾロ屋との落差が激しいな……感謝する黒足屋。後でありがたく食わせてもらう」

胃の辺りを押さえながらローはサンジから渡されたおにぎりをありがたそうに受け取り後ろにいたペンギンに預ける

ペンギンは甘やかされてんなぁと思いながらそっと米粉のケーキの横に置いといた

「急に来てごめんねぇトラ男。ルフィったら行くって言って聞かなくて……」

「一応止めたんだがおれらの反対を振り切って行っちまって」

「いや、ナミ屋と鼻屋は悪くねェ。麦わら屋は後で直接殴る」

武装色の覇気を纏いながら真顔でそう言い切るローにナミとウソップは本気でやる気だと察しブルブルと震えるも、そういえばルフィの自業自得だなと思いグッと親指を立てた

「ふふふ。お誕生日おめでとう。トラ男くん。これで一つ寿命に近づいたわね」

「怖ェよロビン!!!!」

「なんだおれに対する当て付けか?」

チョッパーを抱えながら近づいてくるロビンに祝われながら物騒なことを言われたローはピクピクと眉を動かす

もしかしておれって嫌われてんのか?と思うぐらいには大分棘があった

ごめんなトラ男ォ……と申し訳なさそうに眉を下げるチョッパーだけが癒しである

「スーパー!!!おめでとうだぜ!トラ男!!!ほれ、誕生日プレゼントだ」

「ヨホホホホ!おめでたい日ですねぇ。誕生日を祝えるとはなんて幸せなことなんでしょうか!ま、私骨なので歳とりませんけど!!!あ、トラ男さん。こちら誕生日プレゼントです」

「ハッハッハッハッ!!!ローくん、久しぶりじゃのぉ。誕生日おめでとう。ほれ誕生日プレゼントじゃ。受け取りんさい」

「ああ。ありがとうなロボ屋、骨屋、海峡屋。ところでお前らおれの祖父だったりするか?」

まるで孫に誕生日プレゼントを渡すような感じでナチュラルに渡されたローはもしかして自分はこの三人の孫だったか?と錯覚してしまうが直ぐに正気に戻り渡されたプレゼントを見る

フランキーからはポーラータング号とサニー号のミニロボット

これは嬉しい

ブルックからはビンクスの酒が録音されたトーンダイヤル

これも嬉しい

そしてジンベエからは珍しいコイン

これが一番嬉しい

そういえば……とローはあることに気がついた

「そういやぁ麦わら屋に誕生日のこととか居場所とか教えてねぇよな?なんで分かった」

「ん?ああ!エースに今日はトラ男の誕生日でここにいるってこと教えてもらったんだよ!もうすぐここに来るって言ってたぜ!」

「そうか火拳屋に……。は?」

一瞬納得しかけたがよくよく考えたらどこかおかしい事に気がついたローは嫌な予感がし、冷や汗をタラタラと流す

そしてその予感は見事的中することになる

「おーい!!!ロー!!!」

「帰れ火拳屋ァ!!!!!!!」

全くなんでこの兄弟はこうも面倒なことをしでかしてくれる

こっちはクルーたちと静かにパーティをしようと思ってたというのに

というかなんで居場所バレてんだ

「酷ェなロー!せっかくこっちまで来たのに!!!」

「来んな帰れ!!!!というかなんでおれの居場所知ってんだ!!!」

やはり目を釣りあげて怒鳴りあげるロー

だがエースもルフィと同じく怒鳴られ慣れているのでノーダメージ

あれ、デジャブだな
「グララララララ。まぁ落ち着けトラ小僧。それと居場所はビブルカードで分かる」
「白ひげ屋!?そうだビブルカード!!!ちくしょうこうなるなら渡さないべきだった!!!!」

過去の自分のやらかしに頭を抱え始めたロー

馬鹿め、海賊にビブルカードを渡すということはこういうことだ

恨むなら過去の自分を恨め

「よいよい。そんな悲しいこと言うなロー。ほれ誕生日プレゼントやるから元気出せよい」

「ごめんなぁロー……。一応止めたんだが思いの外オヤジとエースが乗り気で……。あ、そうだおれもプレゼント」

「悪かったとは思ってるよ。誕生日プレゼントだ」

「アンタらやっぱり甘すぎねぇか!?」

当然のように差し出されるプレゼントにローは頭が混乱してくる

家族認定されているローにゲロ甘になることは当然のようなものなのに何を今更

ちなみに三人から渡されたプレゼントとは

マルコがかなり珍しい高価な医学書

かなり嬉しい

イゾウは綺麗なハンカチ

何気に嬉しい

ビスタは新しいオシャレな洋服

普通に嬉しい

だが唐突にザバァン!!!と津波かと思うレベルの水飛沫が上がる

全員敵襲か!?と警戒するが敵襲のがまだマシな相手が海の中から何事も無かったかのように甲板へ上がってきた

「おや?少し乗り遅れたみたいだな。どうしたみんなして」

「「「「「お前かよ!!!!」」」」」

海からやってきたのはかの海賊王の右腕、冥王シルバーズ・レイリー

船からではなく海からやってきたということは恐らくまたシャボンディ諸島からバタフライでやってきたのだろう

本当にこの爺さん人間か?

「久しぶりだなァ!ロー。暫く見ないうちに大きくなったか?」

「よぉ。冥王屋。来るなら普通に来てくれ。それと最後にあったのは数ヶ月前だ。そんな直ぐにデカくならねぇ」

ローはもはや諦めムードになっている

というかもう慣れた

こうなったら諦めた方が早い気がする

正気に戻れロー

「急に来ては迷惑だろうと、せめてもの詫びに食料を持ってきたぞ!」

「食料?」

「何せデカいもんだからなぁ。海に浮かばせてある」

全員レイリーの指差す方向を見て、後悔した

バカデカい海王類の死体がそのままポンと浮かんでいる

なんだこれホラーか?

ローは頭痛のする頭を抑えクルーたちにあれを運ぶように指示をした

「……お前らあれ運べ」

「あ、アイアイキャプテン!!!」

「じゃあおれも手伝うぜ。どうせだしこれ使って料理するか」

「わーい!!!じゃあ黒足の料理食べれるってこと!?」

「おー。楽しみにしてろよベポ。クソウメェ料理食わせてやる」

そう言ってポーラータング号に入るレベルに解体された海王類を抱えキッチンに入っていくサンジ

そんなサンジを見送ったあと、レイリーはそうだともう一つのバカ多い荷物をドン!と甲板に置いた

「……なんだこれ」

「これはシャンクスからのプレゼントだ。何やら用事があって来れないからローに渡してやってほしいと預かってきたのだよ。それと手紙もな」

「え!?シャンクスだって!?」

毎年恒例のシャンクスからの大量プレゼントなのだが、いつも通りあまりの量のプレゼントにドン引きするローとシャンクスの名前を聞いて飛んできたルフィ

そして大量のプレゼントに流石のルフィもドン引きする

大切な子供二人にドン引かれるシャンクス。哀れなり

プレゼントの内容はめちゃくちゃ高価な宝石が多数に、何やら珍しい医学書や医療機器にコイン

ちゃんとローが喜ぶようなプレゼントにしているのが余計に気持ち悪……愛を感じる

二人はドン引きしながらもシャンクスからの手紙を読む

───────────────────

ローへ

今日はローのめでたい日なのに会いに行けなくてごめんな
ほんっっっっっっとうに、ほんっっっっっっとうに行けなくて悔しいが急用が入って行けなくなっちまった……

クソ世界せ……世界政府関連のことでどうしても外せない用事でな

せめてもとお前が喜びそうなプレゼントをたっくさん用意したからな!

最後に、誕生日おめでとう

生まれてきてくれてありがとう

シャンクスより

────────────────────

ドン引きしていたローとルフィだが込められた思いは愛そのもので気持ち悪いは悪いが何とも言えない暖かい気持ちになった

ローはもう一度大量のプレゼントを見てふっと笑う

「気持ちはちと重ェが……ありがとな赤髪屋」

そうして唐突に開けられた扉からキッチンにて料理を準備していたサンジとクルーが笑顔で出てきた

「メシ出来たぞォー!!!」

うぉぉぉぉぉ!!!!と雄叫びを上げる野郎たちにドン引きする女性陣たちだったが年に一度のめでたい日なのだからいいだろうと笑い合う

そうして三人の船長からの号令を待つ

ルフィ、ロー、白ひげは見つめ合い誰からか頷き口を開ける

「「「宴だァ──────ッ!!!」」」

「「「「「お─────っ!!!」」」」

そうやって始まった宴

主役のローを中心にして騒ぎ立てる海賊たち

予定していた誕生日とは大分違うが、これもまた悪くない

楽しそうに笑うローを見たペンギンは後ろに控える自分の仲間たちにアイコンタクトを送る

「キャプテン」

「あ?なんだお前ら。急に畏まって……」

ペンギンはもう一度仲間全員を見渡し、クルーたちも笑顔で言う機会を逃していた言葉を放つ

「「「「「キャプテン!!!お誕生日おめでとうございます!!!」」」」」

目を見開くローの瞳にキラリと光が反射する

騒がしくて久しく聞いていなかった暖かくて眩しい言葉

ローは暫く唖然と口を開けていたがやがて、口元に笑みを浮かべて感謝の言葉を告げる

「ああ!ありがとなテメェら!!!」



夜はまだまだ始まったばかり

バカ騒ぎを続け、全員甲板に眠りこけてしまった

珍しく羽目を外し酔いつぶれたローの周りにいくつもの光の影が現れる

そうして一際大きい光の影がローのそばに片膝を着く

そっとそのままローの頭を撫で優しく、ただひたすらに優しく笑う

「誕生日おめでとう。ロー。この世に生まれてきてくれて、本当にありがとう。このまま幸せになってくれ」

周りにいる光の影もその光の影に続きローの頭を撫でる

スースーと眠り続けるローの表情が心の底から幸せそうに変わった

きっと、幸せな夢を見ているのだろう

この幸せがいつまでも続くことを祈ろう

そばに転がっていた鬼哭がチリンといつもと違う声で鳴いた




"君が生まれてきたこの日に、最大の感謝を"






𝐇𝐚𝐩𝐩𝐲 𝐁𝐢𝐫𝐭𝐡𝐝𝐚𝐲

トラファルガー・D・ワーテル・ロー

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