生えちゃった三次創作おまけ(閲覧注意)
※本編とはほぼ関係ありません
※もしマフィティフが留守番していてもしペパーが一旦自室に戻っていたらの話
アオイとペパーの部屋は階こそ違うがかなり近い。買い物をする前に少しだけ自室に戻ったペパーは手を洗い、留守番をしていたマフィティフに声をかける。
「マフィティフ、今日オレはフラれなかった」
良かったじゃないか、とでも言うように一声鳴く相棒。好きなヤツの相談とかされるかもしれないと落ち込みながら話しかけていたときはどうでもよさそうにしていたが、なんだかんだで気にかけてくれていたらしい。
「でもアオイの大変なときに気付いてやれなかった!自分が不甲斐なさすぎちゃんだ……!」
頭を抱えるとマフィティフが近寄ってきて、体をすりすりとこすりつけられる。
「慰めてくれてんのか。ありがとな、マフィティフ」
頭をぽんぽんと撫でてやると満足そうに目を細めたので、ペパーは一応この相棒にも聞いてみることにした。
「ていうか後からちんちんが生えるなんてことあるかー!?ポケモンの仕業なのかな……。オマエわかるか?」
は?とでもいうようにマフィティフがこちらを見るが、少し考えてから一声平坦に鳴く。知らん、というように聞こえた。
体の特性が様々なポケモンにとってちょっと生えるくらいは騒ぐことでもないのかもしれない。
「そっか……そうだよな。そんなわけでオレはまた行ってくるぜ!」
──喜怒驚楽が激しい相棒がドカドカと出ていくとマフィティフはひとつ欠伸をして丸まった。詳しい事情はよくわからないが、相棒と恩人ならなるようになるだろう。