現パロパパ活マルエー①

現パロパパ活マルエー①



零れた唾液が首を伝う感覚で意識を取り戻した。

とはいえ最後の記憶から全く進展はない。後ろから抱き込まれ、性器と後孔をずっといじられている。無言で。


「ふ、ぅう」


中のしこり付近をゆるゆると擦られると痺れるような感覚がエースを襲うが、発散することは叶わない。やめろと言ってもやめてくれないくせに、少しでも声を出すと手を止めてしまうのが苦しい。

ずっと、じりじりと炙るように焦らされている。力はとうに抜けてしまい、今は全ての体の重みを後ろの男に預けている。息が落ち着かない。

終わりが見えない快楽は苦痛だと、わからない男ではないのに。わかったうえでやっているのだ、ずっと。

しかしこの状況はエースの責任だった。ああ、もう。エースは朝の、いやそれよりもずっと前の、この現在に至らせた全ての自分を恨んだ。


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1人ではどうしても埋められない寂しさがある。

大学生なんてのは多くが呆れるほど暇なもので、授業を受けても、課題をこなしても、バイトに励んでも、時々遊んでも、それでもまだ余る時間がある。

何もしないと、存在感を増すそれを無視できなくなったせいでこんなことになっている。

会って、ご飯を食べたり呑んだり遊んだりして、相手の要望を少し叶えて別れて、また会って。

いわゆる援助交際に手を出してしまった。


初めは戦々恐々としていた。しかし案外上手く、楽しい時間を過ごすだけでやってこれていた。手や口で奉仕をすることはあるが、まだ体は開いていなかった。一線の上に立っていた、と思う。


そんなエースをポンっと線の向こうに引っ張ったのは後ろの男だった。

このマルコという男はエースが今まで会ったことのないような人間で、まっすぐとはとても言えないものの、こういうことをするタイプでは無さそうに思えた。(しかしそれはエースにも返ってくるブーメランである。)

急に現れて、マルコはエースを散々楽しませた挙句、丁寧に身体を開いてしまった。エースはマルコと体を重ねている時に痛みを感じたことが1度もない。

キスも手淫も口淫も。そういう行為は何もかも教え込まれて、別の人と会った時に「上手くなった」などと言われたエースは思わず顔を引き攣らせてしまった。


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