狐狩りゲーム中盤(仮)
「タマモは何処だ!理想の世界を叶えるのは俺だ!」
「ふざけんなッ!俺が先だ!」
「邪魔だよ!そこをお退きッ!」
「ぎゃあっ!?」
「やる気ない奴はどいてろッ!」
「ぐあッ!」
「くひッ…くふふ…ふふふ…」
ニヤリ「クハァッハハハハハハハハァッ!!愚かだねぇ…!実に愚かだねぇ…!お前さんもそう思わない?」
「ねぇ?浮世杏!!」
杏「…アンタが仕組んだことでしょ…!」
(拘束され身動き取れず)
ニヤリ「そうだねぇ?だけどねぇ?ゲームに乗ったのは彼等だよ?」
「”理想の世界を叶えられる”…この一言でお前さんを追いかけ回すんだからさぁ…」
「…愚かって言わなきゃ何て言うのさ?」
杏「───ッ!……私を人質にしたって、父さんはアンタなんかに従わない!」
ニヤリ「…ん?」
杏「父さんはアンタなんかに負けたりしない!!」
ニヤリ「…んん?」
杏「……さっきから何!?馬鹿にしてるのッ!?」
ニヤリ「いやいや、ちょいと待ちなよ…お前さん、何か勘違いしてないかな?」
杏「……え?」
ニヤリ「俺はねぇ…お前さんを人質に浮世英寿と交渉するとか…」
「ましてや浮世英寿と戦って勝とう!なぁんて…これっっっぽっちも思ってないんだよ?」
杏「じゃあ…なんで…?」
ニヤリ「俺はねぇ…デザイアグランプリが大好きなんだよ…毎回楽しくて…楽しくて…最高だったよ…」
「…だけど今のデザグラは駄目だッ!面白くないッ!!俺が観たいのは…コレじゃあない…」
「だから元に戻すんだよぉ…“理想の世界”を叶えるために…仮面ライダーが戦う…かつてのリアリティーライダーショーにねぇ!!」
杏「…結局、父さんの力が…創世の力が欲しいんじゃない」
ニヤリ「…まぁだ気付かないのかなぁ?」
(杏の顎クイー)
ニヤリ「お前さんが…新しい創世の女神になるんだよ…浮世杏」
杏「ッ!?」