無防備な幼馴染のお姉さんブラダマンテともっと仲良くなる話

無防備な幼馴染のお姉さんブラダマンテともっと仲良くなる話




「うーんむにゃむにゃ幸せぇ〜」

「朝だよ。ブラダマンテねぇ。そろそろ起きようよ」

「昨日はすごく忙しかったからもうちょっとだけ寝かせて〜」


とある土曜日、俺は幼馴染であり同居人であるブラダマンテねぇを起こしにきた。


今、俺は四歳上の幼馴染のブラダマンテ姐さんと同居している。ちょうど俺の入学した大学とブラダマンテねぇが就職した会社の場所が近かったから一緒に住めば楽だと向こうから提案してきたのだ

その提案を聞いた時はかなりもどかしい気持ちになったが、家賃も少なくて済むし断る理由もなかったかので快く提案を受けることにした


20分後ようやく起きた彼女と同時に席につき、朝食を食べ始める


「リツカの今日の予定は〜?」

「特にはないかな。食材とゲームを買い物だけしてあとは買ったゲームで遊ぶ予定。ブラダマンテねぇは?」

「私も買い物です?ちょうど今日から好きなアニメのグッズが出るので!」

「あの円卓の騎士がモチーフの作品だっけ?本当にブラダマンテねぇは好きなんだね」

「うん!まぁ1番好きなのは騎士じゃなくて参謀ポジの魔術師なんですけどね!」

「ふーん」


俺も気になって軽くそのアニメを調べてみたのだがその魔術師キャラはかなりのロクデナシらしい。ブラダマンテねぇもいつか悪い人にころっと騙されたりしないか不安になってしまう。


「そうだ!せっかく二人とも買い物行くんだしデートしませんか?リツカ!」


ブフゥウーー

俺はその発言を聞き、つい飲んでた牛乳を吹き出してしまう


「えっ嫌でしたか?」

「いや…嬉しいけど」

「やった!じゃあ一緒にいきましょう!」


なんて…純粋でのほほんとした笑顔なんだ…!?!?

俺が…守護らねば!








「ふー大収穫でした!」

「それはよかった」


俺たちは買い物を終えたのち、時間もちょうどよかったので近くの有名チェーン店のカフェで昼ごはんを食べていた


「ふぅーやっぱりここの料理はボリューミーですね。しかも普通に味もいい…」


「そうだね…あっ頼んでたスイーツがきたよブラダマンテねぇ」


うおっスイーツでっか…これブラダマンテねぇ一人で食べ切れるかな?


「あはは…わかってましたけどでっかいですね…リツカも食べますか?」

「うん。俺はまだ食べれそうだし大丈夫だよ。それじゃあナイフで切り分k…」

「はいリツカ!あーん」


スイーツを切り分ける用のナイフを探そうした瞬間、彼女はスイーツをスプーンで切り分け、俺の口の前に持ってきた。…それも彼女がずっと使ってきたスプーンでだ

そのあまりにもの無防備っぷりについつい顔を顰めてしまう


「…?どうしたのリツカ?食べないの?」

「やめてよ、ブラダマンテねぇ。ちゃんと切り分けないと。間接キスになっちゃう」

「私は気にしな「俺が気にするんだよ!」


近くにお客さんがいるのに俺はつい大きな声で言ってしまう。



「やめてよ…そんなこと…勘違いしてしまうからっ…ああっクソっなんでっ…ごめんブラダマンテねぇ…俺もう帰るよ」

「リツカ、待って」

「なに?ブラダマンテねぇ…!?!?!?!?」


席を立とうとした瞬間彼女が俺に顔を近づけ……………俺の口にキスを…した…


「えっと…その…リツカの勘違いじゃないんです…」

「そ…そんなこと…急に言われたって」

「ごめんなさい…私も…ちゃんと言うのが怖かったんです」

「そっか…ごめんブラダマンテねぇ…ちゃんと察せなくて」

「ううんリツカは悪くないよ。悪いのは私だから」

「いやいや俺が悪いよ」

「いえいえ私が悪いのです」

「………………ふふっ」

「………………ははっ」


「なんか…気が抜けちゃったねブラダマンテねぇ」

「ははは…そうですね。じゃ…じゃあ改めて…はいリツカ…仲直りの印にあーん」


その後二人でスイーツを仲良く食べましたとさ


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