湯屋アヴァロン、夢のひととき ①

湯屋アヴァロン、夢のひととき ①

Wマーリン丼、ソーププレイ、BL描写あり、多少のエロあり


「つ・・・疲れた・・・」


 アスレチックとサーバント達との戦闘でボロボロになった体に鞭打ちながら、マスターは1秒でも早くベッドインして眠りにつくべく歩いていた。

 廊下ですれ違いざまに、今回観戦に徹していたサーバント達からの労いの言葉に、ひらひらと手を振り、言葉を返す。たまに、これくらいでそんな体たらくになるなんて鍛錬が足りませんなあ!!なんて声もかけられることもあったが無視した。人間には限界があるのだ。


「ここの人達、祭りに対しての情熱が高すぎるんだよなあ。悪いことでは無いんだけどさ・・・・・・」


 微小特異点での出来事を振り返りながら溜息をついた。

 味方だと心強い英雄達も敵として対峙すればとたんに災厄と化す。そう、「自分は乗り気ではなかったのだが・・・」、「これも全てはマスターのため」なんて言いつつ武器を携え、宝具だって平気で撃ってくるのだ。

 振り返っているとなんだかさらに疲れが増した気がする。忘れよう。

 たまにはシャワーではなくてゆっくり風呂にでも入って体の疲れを溶かしたいなぁ。なんて考えていたら、ふんわりと後方から花の香りが漂ってくる。 

 この香りはもしや・・・と後ろを振り向くと2人の白い魔術師の姿が。


「今回も大活躍だったね!解説席から君の成長をバッチリ見ていたよ!ははははは!」

「うんうん、僕もゴールした瞬間は思わず感動で涙をしてしまったね!現場中継に思わず熱が入ってしまう活躍っぷりだったよ」

「・・・・・・プーリンが活躍していたのは食レポのほうだろ」

「やだなぁ。そんなわけないじゃないか」


 マスターのツッコミを笑って否定する。だが、彼は知っている。

 太公望から、プーリンへと放送が切り替わる度に聞こえてくる出店のグルメレポートを!

 タマモキャット出張特別版オムライス、エミヤのロコモコ、ブーディカ特性ビスコッティ。屋台料理がいかに美味なのか熱を入れた中継をされる度に、空腹が胃をビシバシ刺激された。思い出すと、満たされた筈の胃が再び、空腹を訴えて来そうなのでそれ以上振り返ることを止めた。


「2人とも、レイシフトから今戻ってきたの?」


 そういえば、俺が戻る時は姿が見えなかったなと思い出しながら聞いてみると、胡散臭いと2人の王様がよく顔をしかめるイイ笑顔で2人は答える。


「いいや?私達早々に退散させてもらったよ」

「みんなの邪魔をしてはいけないからね!」


あ、これは片付けをやりたくないからさっさと戻って来たんだな。とマスターは全てを察した。じっとりと2人を見るマスターの背中をぽんぽんと2人は叩く。


「まぁまぁ!そんなこと気にしても仕方がないじゃないか!今日は疲れただろう?ゆっくり眠るといいさ。」

「そうそう。もし寝れないというなら、いつでも僕達が全身全霊で介抱してあげるからね♡いつでも呼んでおくれマイロード♡」


 いつもの調子で言う2人。これ下手になにか言ったら間違いなく面倒なことになるなと思いながらも口には出さない。口は災いの元なのだ。


「ありがとう、2人とも。もしそうなったらお願いするよ」

「おや、そうなのかい?」

「振られてしまったね。残念」


 いつもはさらに絡んでくるのにやけにあっさりと引く2人に、内心拍子抜けしながら「俺、もう行くね」と声をかける。

 

「ああ、早めに休むといいさ。それではいい夢を」

「おやすみ、マイロード♡」


 疲労を引きずっているからだろう、少々前傾姿勢で歩くマスターの背中を2人の白い魔術師は見送る。


「おやおや、随分疲れているようだね。レディ?」

「これはいけないねぇ、オニイサマ?」


 ふらふらと歩く後ろ姿を見送りながら2人はいい笑顔で話す。


「あれ~?マーリンさんとLAさんがいるよ!おームグゥッ!」

「イリヤ、ダメ!」

「美遊のいう通りよイリヤ。『あの2人がイイ笑顔でいたら、大人しく部屋に帰るべし』って言われたじゃない。触らぬ魔術師に祟りなしよ」


 ・・・・・・そう。通りすがりのちびっこサーバント達が、そそくさと速足で通りすぎていくくらいの輝く笑顔だった。


湯屋アヴァロン、夢のひととき


 ちゃぷん、ちゃぷんと水滴が落ちる音に導かれるように、マスターは意識を浮上させる。

 ぱちりと目を開くと、そこは見慣れた無機質な白い部屋ではなく、オレンジ色の柔らかい照明が照らす湯気が立ち込める部屋で寝ていた。

 むくりと体を起こすと、何故か腰にタオル一枚だけ巻いて大人2人ほど横たわれそうな広々としたエアマットに寝かされている。

 きょろきょろと周りを見渡すと、傍に温かい湯気が立ち登る広めの風呂が設置されている。どうやらここは浴室のようだ。

 寝ていた人間を、違う場所に連れてくる。そんなことする魔術の使い手などいるのだろうか・・・と考えるとすぐに何人か浮かび上がってきた。嫌な予感がしてきた。


「・・・・・・・・・・・・はぁ、考えるの止めよう」

 

 盛大に溜息をついていると、後ろから声がした。

「おやおや?心の洗濯場から無粋な溜息が聞こえる気がするなぁ」 

「全くだね。現状を満喫する遊び心というものを僕たちが教えてあげようじゃないか!」

 

 軽やかな声とともにガラッと勢いよく浴室の扉が開いた。


「やぁ、さっきぶりだね!マイロード♡」

「目覚めの気分はどうかな?」

「・・・・・・マーリン、プーリン」


 さっき別れたばかりの2人が何故かバスタオル一枚という出で立ちで立っている。

 あぁ、そういえば前にもこんな事があったなぁ・・・・・・と遠い彼方において置いて置きたかった淫夢を思い出した。

 二人はそんなマスターの姿もいっさい気にせずといった様子ですすす・・・と近づき、マスターを真ん中に、挟み込むように、マットの上に座り込んだ。

 さようなら、俺の安らかな安眠。また明日会おうな。


「で、今日はどうしてこんな所に俺を引きずりこんで来たの?」


 その問いに、2人はにーっこりと笑う。


「マスターが随分と疲れている様子だったから、これはいけないと思ってね」

「疲れた体には風呂というのが日本人の定番だと聞いたこともあったから、こうして連れてきたというわけさ」

「それはわかったけど、何で2人とも近づくの!」

 

 マスターの体になにかあっては大事だからね。なんて言いながら2人はさらににじり寄る。

 タオル一枚という心もとない格好で近づかれて顔を赤くするマスターを楽しそうにからかう。


「これくらいで赤くなるなんて初心だねぇ」

「もぉっとすごいことだって何回もしているのに」

「~~~~~~~~~!!いい加減にしないと本当に怒るよ!」

「おや、揶揄いすぎたみたいだね」

「ごめんね、マイロード♡」

「うわっ!?ちょっ、2人とも!?」


 タオルの裾から、するりと太股の内側を撫でられ思わず声が裏返った。

 マスターのその反応に、にまにましながら不埒な手は止まらない。 

 ゆっくりと、下から上に向かって撫でさすりながら甘く2人が囁く。


「今日は日々の労いも兼ねて、私達が君にたっぷりとご奉仕をしてあげようと思って連れてきたんだよ」

「マイロードはただ気持ちよくなってくれたら、それでいいんだ」


 そう囁く2人の顔は妖艶という言葉が相応しい艶やかな笑みだった。


***


「まずは頭を洗ってあげよう。お湯をかけるよマイロード」

「泡が目に入らないようにしっかり目をつぶってね」

 幼子に話かけるような口調でマーリンが言う。プーリンはシャワーで髪を濡らすと、丁寧に頭を洗う。頭皮を解す指先に、緊張が解されていく。指先の気持ちよさにうつらうつらしている間に洗髪が終わった。


「頭が終わったから次は体を洗を洗ってあげるね♡」


 そう言ってマスターの正面にプーリン、背後をマーリンが陣取る。


「いや、体は自分で・・・・・・」

「はっはっは。安心して私たちに身を委ねたまえ。悪いようにはしないから」

「それが心配なんだけど・・・・・・」


 不安そうなマスターの呟きもサラっと2人は聞き流した。

 ボディソープをスポンジを使いたっぷりと泡立たせたら、手のひらに泡をうつす。

そしてマーリンは背中、プーリンは正面をスポンジケーキに生クリームをコーティングしていくように丁寧に塗り付けていく。

 

「ふふふ、泡まみれになっていい感じだね♡」

「それじゃあ、体を洗おうか♡」


 そう言ってはらりとプーリンは体に巻いていたタオルを外し、先ほどの残りの泡を自身にもたっぷり乗せた上で、体をマスターに押し付けた。プーリンの泡まみれの乳房が、ふにゅりと柔らかく押し付けられる。

 そして首に腕を絡ませ、ぴったりと隙間なく体を押し付けて上下に動かし始めた。


「ちょっ、スポンジ使えばいいじゃん!」

「やだなぁ、今使ってるでしょ♡」

「ちょっ・・・!んむっ・・・ぢゅっ・・・ちゅっぅ・・・ん~~!!」


 手が伸び、顔をすくわれたかと思えばプーリンにキスをされる。柔らかい舌がマスターの舌を絡め取り、ぐちゅぐちゅと音を立てて唾液を啜り上げられる。


「ぐち・・・ぢゅるっ・・・ダメだよ。マイロード・・・ぢゅる・・・まだまだ・・・ぢゅっ・・・始まったばかりだよ・・・ぐちゅっ・・・」

「ふふっ・・・それじゃあ、私も手伝ってあげようか」

「ぷはっ、マーリンも!?」

「こうして、3人でいるということは、そういうことだよ♡」


 手際よく泡をつけてマーリンがマスターの背中に密着する。背中にもっちりとした肌の感触が伝わってくる。


「ひゃっ」


 ふいにプーリンの指先が乳首をかすめ、マスターは可愛らしい声を出した。

 その反応を見て、プーリンがひどく楽しそうに、にんまりと唇を吊り上げる。


「マイロード、どうしたのかな?」

「とてもかわいらしい声を出していたねぇ」


2人に揶揄われて、マスターはさらにかぁっと顔を赤くした。


「乳首がだぁい好きなマイロードにはこうしてあげよう♡」


 プーリンは、自分の柔らかな胸を両手で持ち上げたかと思えば、自分のぽってりと膨れた赤い乳首をマスターの乳首に押し付けた。

 

「先っぽ同士でキスしてから、その周りもこすこすって・・・はぁっ・・・敏感なところだから、優しくしてあげるね♡」

「・・・ぁっ・・・ちょっ、まっ・・・・」

「こうしてぇ・・・んぁっ、ぐにぐに押してぇ・・・」 


 プーリンは、自分の固く勃起した先端と先端を押し付けたと思えば、左右に動かして擦りあげる。


「横にくりくりって・・・ぁぅっ・・・ずらして、んはぁっ・・・あげるの・・・気持ちいいねぇ♡ こしゅこしゅって・・・みがいてぇ♡きれいにしてあげますね〜♡」

「や、、、ちょっ、プーリン・・・!」


 反射的に腰を引いて、体を後ろに逃がそうとするも、後ろからガッチリと固定されて逃げられない。


「ほら、マスター後ろに下がったら、レディが洗えないよ?」

「そうそう。観念したまえ、マスター」


 前面のプーリン、背面のマーリンにより退路を絶たれたマスターは大人しく従うしかない。

 泡まみれのたわわな乳房を自分の手で押さえて、硬く尖った自身の乳首をマスターの乳首に押し付ける。 

 

 プーリンは自身の乳首を上下に弾くように動かした後で、マスターの乳輪の淵をなぞる様に小さく円を描くように擦り併せる。

 

「ん・・・♡ ん・・・♡ コリコリって擦って洗ってるだけなのに、おちんちん硬くなってきてるよぉ・・・やらしいんだぁ♡」

 

 自身も敏感な場所を擦り上げられた気持ちよさで、小さく腰をへこつかせ喘ぎを零しているのを棚に上げてマスターを弄る。


「プーリンだって・・・うぁっ・・・!」


 人のこと言えない。といいかけた所を後ろから、不意打ちで耳をべろりと舐められた。


「おやぁ?マイロード、私のことを忘れてるなんて寂しいなぁ」

「だって、んっ、はぁ♡ マスターは僕のおっぱいに夢中だから仕方ないよねぇ・・・んんっ♡」

 

 乳首磨きをしながら、プーリンはにまにまと笑いながら言う。


うーん、それも確かにそうだね。と、マーリンは少し考えてから、マスターの体により体を密着させた。


「それじゃあ私は・・・、こうしてみようか」

「ほわっ!?」


 背中にぴとりと細長く硬いものが押し付けられたかと思えば、下から円を描くようにぬるぬると動いていく。背中をぬるぬると動いているものの正体にすぐに気づき、バッと後ろを向く。

 マーリンはにーっこりと笑い、マスターに想像通りの正解を告げる。


「おちんぽを使って背中を洗われるなんてそうそうないだろう?」

 

 そう言って、マスターの顔を柔らかく掴み舌を咥内に挿し込む。自身の舌で咥内を探り、マスターの舌を吸う。

 ある程度探って満足したマーリンは、マスターを開放した。

 

「マスターとのキスはどうしてかとても心地いいね」


 それだけ言うと、再び腰を動かし始める。

 泡に濡れた花芯を使い下から上に向かって大きな円を描くようにゆっくりと腰を動かす。

 背中の窪みなど、凹凸部を行き来する時は、いいところにあたるのかぴくっぴくっと痙攣しているのが伝わる。


「はぁはぁ・・・・・・ん、こういうのも悪くないね。んんっ♡ マスター、少し体勢が不安定になりそうなんだ。肩を借りるよ」

  

 マスターの両肩を支えとするように手を置き、さらに上部へと花芯を動かしていく。


「こうして洗うのは中々・・ふっ♡ 大変だけど・・・んっ♡ やりがいがあるね♡」


 立ち上がった花芯をワイパーのように右から左へと動かし広い面積を洗浄を続ける。

 プーリンとマーリン。2人の体を使って行われる倒錯的とも言える行為の数々が、マスターの正常な思考を少しずつ刈り取っていく。

 一通り背中を洗い終わると、マーリンは体を離した。


「マスター、お疲れ様。どうだったか・・・って聞くまでもなさそうだね♡」

 

 視線の先にあるマスターの肉棒はまだ、全く触られていない肉棒がはち切れそうなくらい立ち上がっていた。 


「おっぱいスポンジと、オチンポスポンジそんなによかったんだぁ♡マスター、すっごくスケベな顔してる♡♡」


 とろとろと蕩けた声で、そんなことを言うプーリンに、ぐらぐらと湯できった理性はもう限界だった。


「こんなことされたらそうなるだろっ!」

 

 マスターは乳スポンジの動きに合わせて前後に動くプーリンの尻たぶをわしづかむ。そして、勢いのままプーリンの咥内をむしゃぶりついた。

 思うままに、咥内を蹂躙してマスターは口を離した。

 こうして求めてくれるのが、たまらなく嬉しいとプーリンは無邪気に笑った。


「あっ、そうだ!足が洗えてないから洗ってあげるね。マスター、ぐいって足を広げて♡そう♡」

「今度は私達二人で一緒に洗ってあげようか♡マイロード」


 マスターの伸ばした足に泡を乗せたあと、2人が片足ずつ泡まみれの足をまたぐ。素股をするように前後に腰を動かし、擦り洗っていく。

 

「んっんっ♡マイロード♡僕たち触っていないのにおチンポこんなに硬くなってる♡」

「ああ、私達がこうやって擦る動きにあわせてチンポもビクビクしてるね」

「はっ…はっ……凄く…気持ちいい」


素直に気持ちいいと答えるマスターに「よかった」と喘ぎながら2人は返す。


「ふふっ♡ あとは手を洗って、最後の仕上げにしてあげようかな♡」


 まだこの天国のような地獄が続くと考えると、俺は持つのだろうかとマスターはどうでもいい心配をする。

 2人は自身の手のひらに何故かとぷとぷとローションをたっぷりと零したかと思えば、自分の陰部に塗りたくる。

 そして、マスターの腕をそれぞれ取り先ほどと同じ要領でローションで濡らす。


「手をキレイにしてあげるね♡ マイロード♡ んっ・・・ふぁぁぁぁ♡」


 蕩けた声を出しながら、自身の陰部に指を埋める。

 ローションであらかじめ濡らされていたこともあり、何の抵抗もなく指付け根まで入った。指の一本一本を2つの肉壺によって丁寧に洗っていく。

 たまに、マスターが悪戯に指を折り曲げると、「んひっ♡」「ひゃっ♡」と声を上げる。

 指を洗いあげ、手の平も素股の要領でぬるぬると洗い上げた。 


「よぉし、手も洗い終わったね♡ 最後の仕上げにレディがマスターのオチンポをキレイにしてくれるそうだよ♡」


 マーリンの言葉に、マスターの喉がごくりと嚥下する。

 正面にいるプーリンは自分の太股を大きく広げて、M字に開脚すると、赤い真珠が中心をぷっくりと飾る自身の陰唇を指で広げた。

 くぱぁっと広がった襞はひくひくと小刻みに痙攣させながら奥に待つ肉穴の入口を見せる。


「僕のぬれぬれおまんこで洗ってあげる。きてぇ♡ マイロード♡」


 その言葉に誘われるままに、マスターはプーリンの肉穴に陰茎を沈める。


「・・・あっ・・・んふぅ・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡ きたぁぁぁぁ♡」


 カリ首まで沈めていくと、あとは肉穴が待っていたと言わんばかりに吸い込むように奥へ奥へと導いていく。膣穴の中は愛液とローションでどろどろになっていて、散々耐えていた陰茎は精液をすぐに解き放ってしまいそうだ。

 それを察しているのか、柔らかく包んでいただけの肉穴がキュゥゥゥゥと陰茎の根元を締め付ける。

 

「うぁっ・・・・・・」


 マスターは背中を丸め、おもわず呻く。媚肉の絶妙な締め付けに、射精を邪魔される。


「なんでっ・・・!」


 切羽詰まった表情をするマスターにイクのはまだダメだと2人は告げる。


「だぁって・・・まだっ・・・あッ♡ 洗えてないん・・・あっ・・・だからっ・・・」 

「レディの言う通りだよ。こうやってよぉく擦って汚れを落としてあげないとね」


 マーリンが後ろからマスターの腰を掴み、押し出す様に抽挿のアシストをする。


「マイロードの・・・僕の膣中でゴシゴシしてっ、あぁぁぁ♡ らめっ、しゅごっ・・・しゅごいのぉ♡」

「ぐぅっ・・・ちょっ、プーリンそれ以上は言わなくていいから!」

「らって、らって・・・きもちいの、あぅぅ♡ がま、ンンッ♡ してたッ、からッ♡ゴシゴシってされるの、気持ちよすぎて、おまんこ、すぐにらめになっちゃうぅぅ♡」


 喜悦の涙を流しながら、プーリンは喘ぐ。発情仕切った雌の顔を晒した姿に煽られるようにグッグッと奥へ奥へと進めていく。

 時折、陰茎を締め付ける膣壁がここを擦って♡と言わんばかりに締め付けを強くする場所を、グリグリと亀頭を使ってやると「んひぃぃぃ♡」と蕩けた悲鳴を上げてプシッと潮を吹きこぼす。

 いつの間にかマーリンが腰を押さえていた手を離していたことにも気づかず、マスターは夢中になって蜜壺に向かって腰を振っていた。


「おっ♡ あぅっ♡ おっ♡ おっ♡ おっ♡」


  プーリンは、マスターの首に腕をゆるく巻き付け、うめきとも取れるあえぎを溢すだけになっていた。その姿を見て、散々生殺しにされて射精のタイミングを逃していたマスターは意趣返しをしたくなる。

 プーリンの股から零れ落ちる蜜で濡らした指で陰核の包皮を剥き、剥き出しの真珠の裏側をくりくりと撫でる。


「プーリン、自分だけ気持ちよくなるのはダメだよ」

「くひぃぃぃぃんっ!?」


 脳天に直接叩きつけてくるようなストレートな快楽に、強制的に意識を引き戻される。


「・・・あっ・・・あぅ・・・」

「散々人を生殺しにしたんだから、これくらいで飛んじゃだめだよ。ほら、後ろ向いて」

「ふぁっ♡」

 

 マスターはプーリンの蜜壺から自身の陰茎を引き抜くと、プーリンの体をくるりと回し、伸びをするネコのようなポーズを取らせた。

 マットと体に押し潰された白い乳房が体からはみ出し、本気汁と潮でぐっしょりと濡れた蜜壺をマスターに見せつける格好となる。


「少し抜いただけなのに、待ちきれないみたいだから、入れ直してあげるね」

「~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡!!!」


 ぐぷんと陰茎を入れ直されただけで、プシャッとプーリンの尿道から潮が吹き出る。


「こうして入れ直しただけなのに、また潮を吹いちゃうんだ。でも、もう少し頑張ってね」

「・・・あ♡ ・・・あ♡ いま・・・だめ、だめ♡」


 マスターの無情な宣言に首を左右に力なく振るプーリンの姿に気づいていないことにする。マスターはくびれを掴み、ズンッと奥に向かって思い切り腰を突き出す。

 奥に先端が当たるだけで、ビクビクと膣中が小刻みに痙攣するのが陰茎を通して伝わってくる。


「・・・んっ、にゃああッ♡!!」

「ほら、自分だけ気持ちよくならない。もっと締めて」


 軽く飛びっぱなしになっているプーリンの尻たぶをパシッ、パシッと平手で叩き、もっと締め付けろと要求する。


「あうっ♡ んっ♡ んんんっっ♡」

「・・・ッ・・・そう、上手だね」


 膣を締めるプーリンを褒めて、マスターはパチュッパチュッと水音を立てながら、リズミカルに抽挿を再開する。

 どろどろに溶け切った媚肉は、早く精が欲しいと言うように小刻みに痙攣しながら陰茎を一番奥まで何度も誘う。その要求に応えて、根元まで深く押し込み、ぐりぐりと亀頭で子宮口を押してやる。

 

「あっあっ、しきゅー、こつこつするのらめ♡ グスッ・・・いちばんおっきいのくるぅっ、グスッ・・・くるぅっ♡」

 

 とうとうグスグスと啜り啼きを零しながら、限界を訴えるプーリンの訴えにマスターはピタリと、腰の動きを止めた。


「ますたぁ・・・なんでぇっ」


 涙ながらの懇願も残念ながら通じない。この夢魔達は甘い顔をしているだけでは手綱を握れないのだ。


「プーリン、イキそうでイケないのは苦しいってわかった?」


 淡々と尋ねるマスターにプーリンは後ろにいるマスターを見ながら、こくこくと頷く。


「うん、うん、ますたぁ・・・わかった、わかったからぁっっ♡」

「もうやらない?」


 さらなる追撃に、こくこくとプーリンは頷く。

 今回は、これでプーリンへのお仕置きは終わらせることにする。

 マスターも我慢をしすぎて、正直かなり辛いのだ。


「それじゃあ、今回は許してあげる。・・・そろそろ俺も射精していい?」

「うん、うん、マスター♡ 僕のよわよわおまんこでごしごしおちんぽ洗って、いっぱい出してぇ♡」

「・・・まったく、もぅ!」

「・・・ぁぁぁぁぁッ♡」


 プーリンの卑猥なおねだりに応えるようにマスターは腰をズンズンと突き動かした。

 膣中の媚肉が蹂躙する陰茎を締め付け、うねり服従の態度を取る。

 同様に屈服しきった子宮が精を強請り、亀頭が子宮口に当たるたびにちゅうちゅうと吸いついてくるので、奥に押し込む度に亀頭の先端をぐりぐりと押し付けてやる。

 その度に、プーリンは体を震わせながら声にならない声で喘いでいた。

 何度も繰り返していくうちに、媚肉が大きなうねりを伴って陰茎に絡みついてくる。どうやら限界が近いらしい。


「ぅぁっ。射精すよ!」

「はぃぃぃぃぃ♡ イキュゥゥゥっっ♡」

「ーーーーーーーーーーーーぐぅっ!」


 マスターもそのうねりに併せるように、尻肉を跡がつく勢いで掴み、最奥に向かって精液をびゅくびゅくと放った。

 ようやく出せた射精感で、背筋がぞくぞくと震えるくらいに気持ちいい。

 最後の一滴まで出し切って、ずるりと膣から陰茎を引き抜いた。

 膣から陰茎を引き抜くと、とろ~っと納まりきらなかった精液が余韻でひくつく陰唇を伝って、太股を伝っていく。


「・・・は・・・は♡」


 プーリンは絶頂の余韻から抜けられないようで、体をこきざみに痙攣させてマットに突っ伏していた。


 ***


額から滴りおちる汗を軽く拭っていたら、

「マスター、レディ。せっかく洗ったのに、また汚れてしまったね」

と、マーリンがシャワーで2人の汚れをサッと洗い清めた。


 どれ、汚れが取れたか確認しないとね。と、マーリンはマスターの体を後ろから抱き着き、上から下へと撫でまわす。


「うん、これでいいんじゃないかな? とはいえ、少し水分補給をしようか。はい、どうぞ」

 

 マスターに水が入ったコップを差し出す。ありがたく受け取り、水を口にする。

 ほのかにレモンの味がする水が実に美味だった。

 ようやく復活し、体を起こしたプーリンにも水を渡すと、こくこくとあっという間に飲干した。 


「ここが夢の中とは言っても、実際にこの世界にいるマスターにとっては現実と体感が変わらないからね。必要なケアはこのマーリンお兄さんに任せなさい」


 マーリンは何故か自慢げに言う。

 間違ってはいないが釈然としない気持ちになったマスターだった。

 

「さて、体の汚れを落としたら、次は風呂で体を温めようか。僕たちは先に行くけど、レディはどうする?」

「僕は少し休憩した後に行くから、気にしなくていいよ。それに・・・・・・ねぇ?」

 

 ちらりとこちらを見ながら、意味深なことを言うプーリン。

 なんのことだとマーリンを見るが、にっこり笑うだけでそれ以上は何も言わず、マスターの手を引いた。

 




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