温泉旅行2-1
774-1うぉ、ウォルター!
この、円グラフすらちゃんと書けないポンコツAIめ...
って、アイエエエエ! イグアス!? イグアスナンデ!?
エア!? 最終決戦で友軍!?
モルガンと寄り添って座りながらAC6を走っていると、ふと気づいた。
何か忘れてるような...?
「我が夫、爪による攻撃は前QBで躱せますよ」
え? あ、ほんとだ。
ありがとう、モルガン。
うおおお! ウォルターの仇ィ!
勝ったッ! AC6完!
って、違う!
マシュや所長たちに何も伝えずにここに居る以上、今向こうは大混乱状態になっててもおかしくない!
というか、今はマスターになれる人員がいるから問題なしってされてたら、流石に泣くぞ。
「問題ありません。
少し遅めですが昼餉の時間ですね。
では、行きましょうか」
寄り添っていた彼女が立ち上がったことで、少しバランスを崩しそうになる。
問題ないとはどういうことなのか、そして行くといっても、どこに行くのだろうか。
何一つわからないまま、モルガンについていく。
さっき見て回った感じ、人がいるようには見えなかった。
「食事の時間なのですから、食堂です」
今から一緒に作るのだろうか?
そう思いながら食堂に行くと、そこには器と食器類、それと炊飯器やスープウォーマー、他にもバイキングのように料理がいくつか並んでいた。
「なるほど。
こうなるのですか」
魔術で準備したのかと聞く前に、彼女の言葉で違う事がわかった。
なら、アサシンのような気配遮断を持った何かがいるのだろうか?
それは結構怖いのだが。
用意した物ではないのに自分の分をよそい始めた彼女を見ると、とりあえず今は警戒する必要はないのだろうと思える。
あ、ちゃんと出汁取ってる味噌汁だ。
他の焼き鯖も焼きすぎてパサパサになってないし、南瓜の甘露煮もしっかり煮て味が染みてるけど、箸で強く掴んでも割れない絶妙な固さ。
うん、美味しい。
「夕食は湯浴みの後にしましょう。
部屋に運んでもらいます」
やっぱり誰かがいるの?
思わずそう問いかけた。
運んでもらうということは、やはりモルガン以外の誰かがこの宿を管理しているのだろう。
「いずれわかります。
今は、食事を楽しみましょう」
またはぐらかされてしまった。
いずれわかるとは、どういうことだろうか?
あ、この卵焼き美味しい...
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。