深掘れ⭐︎ワンチャン特別編 〜インタビュー編〜
『Q.お二人の出会いを教えてください。
「僕が15の時劇団ララライのワークショップで。アイは16だっけ?」
「そうそう。事務所からのススメで参加したらヒカルにナンパされた感じ」
「違うよ?歳近い子がいたから声掛けたら塩対応されただけだよ?」
Q.第一印象お願いします。
「近しいものを感じて声掛けたかな。綺麗な目をしていたから目を離せなかった。孤独や人間不信とか…これについてはおいおいね」
「ジロジロ見てくる人多くて警戒していたら近づいてきたのヒカルだったの。警戒していたからそっけなく返した気がする…そうだったよね?」
「そう。とりあえず自己紹介したのが最初。二回目のワークショップでアイと仲良くなれた感じかな。アイにB小町のライブ映像見せてもらったり」
「私、忘れられないのが
『天真爛漫な笑顔が誰よりも輝いている』
って言われたことかなぁ。
あんなに真面目に真正面から褒めてくれたのヒカルだけだったし…
ね、改めて聞くけどあれは本心?私より歌やダンス上手い子はいたけど、どう?」
「あの時も言ったけど君が一番だれよりも輝いていたんだ。僕はあの時から君のパフォーマンスの虜だよ、アイ」
「ヒカル…」』
ママが乙女な表情になるのを大勢の前で見せられるのと見られるのは中々キツイ。
私が画策したことだけども中々にメンタルに来る。
お兄ちゃんの様子は…
「……」
顔赤くして目を瞑って立っていた。
「アイさん、あんな乙女な表情をするんですね…」
「現場だと明るいけどしっかりしているから新鮮だよね」
スタジオではギャップが良いらしく中々好評。
さてさて、仕事場のママのVTRを見せましょうか(パパ提供)
「では、一旦インタビュー中断して…そんな現場のうちのマ…おか…もうママで良いや!!
ママの様子をどうぞ!」
「ママで行くんやなルビーちゃん」
『暗黒暗号の舞台にて女優、星野アイはカメラが回っていないところではどんな姿でしょうか?
「監督、このシーンですけど二面性が大事なんですよね?陽と陰の切り替えるのでしたら笑みの角度を変えようと思います。
照明さんの位置がここなら私が本性を出す時、ナイフを懐から出すシーンで右に四歩踏み出して60度の角度で口角を上げます。そうしたら一気に気味が悪くならないですか?」
「フリルちゃん、ビンタの場面は本気で行っても良いよ!私が上手く避けるから」
「みなさーん!差し入れでーす!!私のマネージャーが作ってくれました、シュークリームでーす!!美味しいから食べて食べて!」
役と場面には本当に真摯的に向き合っているように見えます。
差し入れはまさかの旦那さんからの差し入れ。
皆さんからの称賛を我がことのように受け止めてますね!
「ヒカル、良かったね。みんな美味しい、て」
「(カメラ持ちながら)いやいや、君とアシストが良かったからだよ。ありがとうアイ。そろそろ戻ろうか」
「そうだね。ね、私上手く出来てる?」
「君は無敵だよ。僕が保証する」
「…うん!頑張ってくる!!」
この映像フルで渡された、私高橋は編集ミスかと思いましたが…
現場でも普通にイチャついてますねー
バレないように人がいないところでこっそりしてるのは慣れたように感じます!』
「「…仕事場でもイチャイチャしてた⁈」」
仕事場でもこっそりプライベートタイム持ち込んでいたとは思わなかった…
ナレーションの声優さんに挨拶行った時に苦笑されていたのはそういうことかぁ…
「星野兄妹揃っての反応…双子って凄いなぁ」
リアクションがそれかい。
「ま、まあキリッとした一面やプロフェッショナルな一面も見れたと思いますのでインタビューの続きどうぞ!」
『Q付き合うきっかけは何でしたか?
「気づいたら君達2人の親になっていたからなぁ…友達から恋人飛び越えて親になって、が僕達だし。
一般的な友達の関係から変わったのは僕がストラッププレゼントしたのがきっかけだっけ?あの何とも言えない表情したヤツ」
「あのお守りは関係が変わるきっかけの一つだよ。顔合わせるごとに話す時間増えて行ってご飯いっしょに食べたり…地道な積み重ねで仲良くなって…お互いの過去の話をして…うん。辛いことなのにヒカルと話をしていると楽しかったなぁ〜
やっぱり1番変わったのは私を抱きしめてくれた日だよ。
私を慰めてくれて涙を拭ってくれた日」
Q何があったのでしょうか?
「…僕が言っても良いのかな?アイ」
「うん、個人情報絡むから気をつけてね?」
「端的に言うと人間関係のトラブルかな。アイは仲良くしたい、と思っていた人に裏切られて…互いの気持ちと環境が悪い方に噛み合って決裂したんだ。
いつもより笑顔に明るさがたりないから声かけたら話してくれて…」
「泣く私の涙拭って抱きしめてくれたんだ♪」
「いやー…今から考えるとキザだし…勢いって怖いね?」
「私は君となら良い、て思ったよ?親に愛されなかった私に向き合ってくれたから」
「…まあ僕も君となら、君と家族になれたら生命の重みが分かるかな、て思ったかな。僕も親には愛してもらえなかったから」
Q私やお兄ちゃんを産むことに不安はありませんでしたか?
「不安、かぁ…そうだね。
僕は幼い時、ネグレクトを受けていていてね。親に当たる人達は蒸発していないし、親なるものを知らないまま育って来た。
幸いにも優しい大人や人生の指針を示してくれる人達に出会えたから今があるけど、親の愛を知らないから僕がなって良いのか?という意味では不安だったよ」
「私は逆に不安よりも嬉しかったかな。
虐待受けて育ったから愛情、がよく分からなかったんだー…愛してる、て言われながらぶたれたりしていたから。
だからヒカルと過ごしている時に感じる温かさやルビーとアクアの妊娠に気づいた時に感じた不思議な感覚を知りたかった…
親になれば、家族になれば答えが出るんじゃないか、て。」
「嬉しそうにいうんだ。『子どもが出来た!私と、私達と家族になって!!』て。
覚悟を決めたね。まだ15の子どもだけど奥さんになる人と生まれてくる子ども達を守れる人にならなきゃ、て」
「私は単純にきっと2人なら、生まれてくる子達と一緒なら大丈夫、て思ってたね。
…それから脳天気だと実感することは多々あったよ。
お仕事の件だってそう。親代わりだった社長に対してもそう。同じB小町の仲間達に対してだったりね」
「責任取る、とか言ってもしょせんは子ども。周りの人に助けられたよ。勿論君を含めた家族にも。慣れない、分からないなりに必死で父親をしているよ。今もね」
「私は答えが出せたのもルビーやアクア、ヒカルに会えて『愛されてる』ことを理解したし、出来るようになった…
無計画、無鉄砲…て斉藤社長に言われたけど本当にそう。正しい母親像は分からないけど、これからも家族みんなと過ごせたら良いなぁ…それ以上は望まないよ」』
パパとママが明かした私達を産むまでの過程と赤裸々な真実、そして親としての本心。
今まで話さなかった2人の過去と親としての言葉にスタジオは静まりかえっている。
視聴者や観客はサクセスストーリーより苦労して苦しんできた、という過程が大好きだ。人の不幸は蜜の味とはよく言ったもので、もし2人が過去の壮絶な経験を隠して話そうものならより火に油を注ぐだろう。
だから文句を言えない、言えば逆に叩かれる要素をわざわざ出して話して貰った。
スタジオははっきり言ってお通夜状態だ。
明るく輝いているアイと涼しい顔で微笑みを絶やさないヒカルの真実と過去は茶化せない、誤魔化せないものだ。
…下げるまで下げたこの雰囲気。
後は明るく締めたら御の字かな?
『Q話の雰囲気を変えて締めたいと思います。お二人が最近心の底から良いな、と感じたものはなんですか?
「ヒカルの書生スタイル!」
「アイの大正の女学生服かな」』
「何でその質問?!」
「温度差でインフル罹るわ!」
「さっきまで涙ぐんでいた私の涙を返して⁉︎」
スタジオの雰囲気は良い感じにカオスだ。
さて!お兄ちゃん、お願い!!
「実際に2人似合ってますからみなさん見てください」
…そっちだったかー!ボケに乗る方にしたかー!!
『実際、アイさんがドラマや写真撮影で様々な格好や装いになると満足した表情で天をあおいでいる、という情報があるカミキさん。アイさんもカミキさんの舞台で必ずアクスタを買って、様々な格好をしたカミキさんを見たり、飾ったりしているとか!
ではカミキさん、アイさん!どうぞ!!
「30にもなって男子学生、似合ってますか?」
「やっぱりこういう服も良いよね♪」
Qお互いの服装見てどうですか?
「ウッ」
「きゅー…」
え⁈倒れた⁉︎だ、大丈夫?』
「ウチの両親の痴態はもう良いでしょう?
いつものことです。互いに好みの服や格好をすると時たまああなるので
…我が家の一幕を日本全国に流すんじゃないよバカルビー」
「てへ♪なお目を覚ました2人が言うには
『最高でした』『今でもドキドキしてる』と楽しそうでした。
以上、今日の深掘りでした!
BOW!!」
「あーもう、滅茶苦茶だな…好き勝手やって俺も帰るか」
お兄ちゃんがいきなり家族写真を公開したり、パパがママのコスプレ見て鼻血を流しながら痙攣している動画だったり…色々愉快なものを公開した。
おかげ様で泣けたり笑えたり、唐突な放送事故だったりがノーカットで流れたことで大変話題になり、私達家族4人揃っての仕事が増えて多忙になったのはまた別の話である。