泪石
ネタを出した責任をとって小話。
ほとんどホーキンス出てこない。
ロマンチックに張り切ってみた。
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おれの恋人は少し不思議だ。
よく泣くし、その涙はとても綺麗な石になる。
「…っ、る、ふぃッ、……ッ」
気持ちいいのか蕩けた顔でこちらを呼び腕を絡めてキスを強請る。
瞬きするたびにポロポロと石となった涙が石になって枕元に積もる。
出会って近況を軽く話してセックスする。
そういう仲になってからホーキンスの涙をよく見るようになった。
毎回枕に散らばる淡いものから濃い色までのピンク色の石をちょっと邪魔だなと思うだけで何も言わなかったのだがその日なぜか山になった石を持って行けと言われた。
皮袋にまとめられて渡されたそれを持ち帰りそう言えばと宝石好きの航海士に見せれば驚きの声が上がった。
「これ、泪石じゃない?!しかも滅多にないピンクがこんなにっ!」
「泪石?」
「種族なのか病気なのか、解明はされていないけれど人が生み出す宝石と言われているわ」
「ロビンは知ってんのか。これホーキンスの涙なんだ」
「あら、ルフィ。それは無闇に言ってはダメよ。希少な宝石だからそれを生み出す人は人買いに狙われてしまうわ」
「わかった」
横にいた考古学者が注意をしてくれた。
その辺の奴に狙われたら困るので肝に銘じておく。
鑑定なのか一粒摘み観察する航海士が一体いくらになるのやらと呟いた。
「大抵市場に出回るのは無色透明か濃い青から薄い水色よ。時折黄色がかったものも出てくるけど…。ピンクなんて世に出た事がほとんどないのよ」
「一応存在はしているみたいだけれど…。図鑑でしか存在してないわ」
「ふーん」
じゃらじゃらと皮袋を机にひっくり返し中の石を出す。
小さな山になった中に一際赤い石が顔を覗かせていた。
それを摘み上げ覗き込む。
「一説には、泪石の色は感情だと言われているわ。本当かどうかわからないけれど……。本当だったらとってもロマンチックね」
雫型の赤い石にホーキンスの瞳の色を思い出した。