没案:オークション
※閲覧注意
モブ×ドフラミンゴ
安価の中にオークション的なものを入れ忘れてたのでやろうかなと思ってダイス案が浮かばず没になりました。
もしあの時負けていたらのお話です。
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路地裏での戦いで敗北したドフラミンゴの顔にナイフが当たる。醜男たちの喜ぶ顔は見るに耐えず吐き気がこみ上げてくる。
そんなことはおくびにも出さず、 ドフラミンゴはいつものようにニヒルな笑みを浮かべた。その笑みを見て、醜男どもは顔を歪め、笑いを漏らす。
「面白いことでもあったか?それとも怖くておかしくなちまったのか?」
ドフラミンゴ「フッフッフッ、あまりにも面白れェ顔してるもんだからよ」
「あぁん!?てめぇ!なめてんのか!」
ドスッと鈍い音が響く。醜男の拳がドフラミンゴの腹にめり込んだ。
ドフラミンゴ「……ぐっ…………」
「おい!何やってんだよ!!」
「傷が残んなきゃ平気だろ?」
膝をつくドフラミンゴの身体にロープが回され縛られた。
言うことを聞かない身体に苛立ちが募る。怒りの表情を眺めるように顎を掴みあげられた。サングラスを外され、目線が合う。醜男が舌舐めずりした。
ドフラミンゴ(気持ち悪ィ)
汚らしい指先が頬に触れる。ゾワッとした感覚に身を捩った。
「にしても上玉だ。このまま引き渡すのはもったいねぇな」
「味見させてもらうか」
「跡はつけるなよ。ボスからの言いつけだ」
「わーってるって」
「さて、お楽しみの時間だぜ?ゲスト様」
ドフラミンゴは抵抗しようと身体に力を入れるが、ロープがきつく締まり、痛みが増すだけだった。
「ぐっ……」
「暴れんじゃねェぞ?大人しくしていれば気持ちよくなれるからなぁ」
醜男はそう言って、ドフラミンゴの服に手をかけた。
露わになった艶のある肌に男たちは喉を鳴らす。鍛え上げられた肉体美は芸術品のようであった。どちらもここらではお目にかかれない代物だ。
胸から腹へゆっくりと手のひらでなぞる。
その感触ときたら……。
一度触れれば病みつきになるほど滑らかだった。そのまま下へと手を滑らせる。
「たまらねェ、もう我慢の限界だ」
ズボンを脱ぎ捨て、興奮した様子でドフラミンゴの上に跨った。
その光景に目を疑う。まさかこんなところでやろうというのか。信じられない。だが現実である。
ドフラミンゴはこの状況下でこれから行われるであろう行為を想像して血の気が引いた。
「中に突っ込むのはやめろよ、お前この前ズタズタにして商品価値下げただろ」
「チッ……しゃあねぇ素股で我慢するかァ」
四つん這いにさせられ、ズボンを降ろされた。太腿の間に熱いものが押しつけられる。首には冷たい感触がある。抵抗すれば容赦はされないだろう。ドフラミンゴは諦めて力を抜いた。
すると何を勘違いしたのか醜男はニヤリと笑う。そして腰を振り始めた。
ドフラミンゴは屈辱から唇を噛み締めた。
股の間から卑猥な音が聞こえる。竿同士が擦れ合い、先端からはカウパーが流れ出る。それが潤滑油となり動きが速くなっていった。
変態じみたこの行為で反応してしまう自分が憎かった。それでも身体は正直で、熱を持ち始める。
息が上がりそうになるのを必死に抑える。声を出すわけにはいかない。こんな奴らに屈するなんて死んでもごめんだった。
「ここの娼婦はみんな化け物でよぉ、あんま楽しめなかったんだ。穴にぶち込めねぇのが悔やまれるぜ」
ドフラミンゴ「……っ……ふぅ……っ……」
「あ〜たまんねぇぜ。そろそろ出すか……!」
醜男の呼吸が激しくなり、腰の動きが速くなる。絶頂が近いのだ。
——気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
目を閉じてひたすら耐える。
やがて限界を迎えた醜男の精液がドフラミンゴの顔に飛び散った。生暖かい液体が頬を伝い流れ落ちる。
——最悪だ。
吐き気を堪えながら心の中で呟いた。
「そろそろ行くぞ」
「おう、今終わったところだ。」
ならずものは注射器をドフラミンゴの首に刺す。注入されたのは麻酔薬のようだ。意識が徐々に飛んでいく。
「こいつを買うのは誰だろうな」
その声にドフラミンゴは自嘲する。
なんて皮肉な話だろう買う立場からブローカーにそしてまさか買われる側になるとは。
ドフラミンゴの口元が歪む。視界が暗転し、目の前が真っ黒に染まった。意識は完全に途切れた。
クロコダイル「おせぇ、何してやがる」
ミホーク「あの場所で迷子は考えにくいが……」
二人はカジノの前でドフラミンゴを待っていたが、一向に来る気配はない。やはり探しに行くべきかそう思った頃合いで声をかけられる。
案内役「今日は特別な催しがあります。ゲスト様こちらへ」
クロコダイル「どうせまたくだらないショーでもやるんだろ」
案内役は急かすように二人を連れて、カジノの中央ステージの会場に誘導した。
案内役「本日はオーナーのコレクションをオークション形式でお見せします。今回は目玉商品もございますので是非お楽しみください」
会場にはすでに大勢の客が集まっていた。揃いも揃って野次を飛ばしている。
さほど興味もなく二人は趣味の悪いコレクションを眺めていた。目玉だの臓物などグロテスクなものばかり並べられ、不愉快であった。
案内役「本日最後の商品は、こちらです」
スポットライトが当たるとそこには拘束されたドフラミンゴの姿があった。悠然とした立ち振る舞いであったが、疲労感が滲む。
ドフラミンゴの姿を捉えるやいなや、歓声が上がる。観客たちにとっては涎ものである。
クロコダイル「……!くそっ……あいつ……!」
ミホーク「落ち着け、まだ無事だ」
クロコダイル「わかってる……」
冷静さを欠くクロコダイルを見て、ミホークは小さくため息をつく。
ドフラミンゴはこの場にいるものを魅了した。
金色の細い鎖のような装飾がかろうじて隠すべき場所を隠しているが、ほとんど全裸に近い。首には首輪が嵌められ、そこから伸びる鎖を引っ張られながら歩いている。
引き締まった肉体美は艶かしく、女も男も惑わす色香を放っていた。
案内役「さあ紳士淑女の皆さま、覚醒世界の美しき男が目玉となります。この美しい身体を好き放題弄ぶ権利が与えられるのは、競り落としたお方のみ!」
司会進行役の男の声に合わせて、会場のボルテージは上がっていった。下品な言葉や卑猥な表現が飛び交う。男どもは興奮を抑えきれずにいた。
案内役「ゲスト様もご参加どうぞ?」
オークションゲームが今始まる。