業の話
あの日のキミはあんなにも生意気だったのに、
『ゃべ、やべでぇ゛…っ、ごぁ、ごぁ゛れぢゃう゛ぅ…!!』
『ゅう゛じで、ゆう゛じでぐだざい゛ぃ…っ!』
無理矢理捩じ込まれた僕のがキミの狭いところを行き来する。
もはや蹂躙といってもいいようなソレにキミは啼き叫び続けるしかないのだ。
我ながら『よく入るなぁ』と思うものを捩じ込まれたキミは本当に可愛い。
あの頃は、あれほど僕のことを嫌っていたというのにね。
『こど、ころも゛のまぇ゛なんれしゅ゛…っ、ひどい゛ぃッ、お゛、ごどぉ゛っ!』
『みな゛ぃれ゛、みな゛い゛れぇ゛っ!』
力一杯僕に打ち付けられて悲鳴をあげる様はなんと無様か。
あの頃、唯一僕を打ち倒した存在だというのにこの体たらく。
…だが、この体たらくさがとても可愛らしい。
小さくて可愛いメスなのに、そんじょそこらのオスよりも強くて『姫騎士』だとか言われていたキミが、僕のことをいつも『ぶち殺してやる!』と凄んでいたキミが、
『ださ、出さないで、ゆぅ゛じでぇ゛っ!ままになりだぐない゛ぃぃぃっっ!!』
そう言って。
そう言って拒絶し、最後は僕に屈服させられるしかないのだ。
『ぁ、あへ…んお゛、でて、るぅ…ンンっ、きもち゛よぐ、なん、か、あ゛っ!』
……それに興奮しないはずがない。
もっともっと、ぐちゃぐちゃにしてやりたい。
プライドも何もかもをぶち壊して、僕無しじゃあ生きていけない雌に…。
けど、…残念。
今年はもう、終わりみたいだ。
───────
『なんれ゛っ、なんれ゛ぇ゛っ!!』
お天道様が見下ろす中で一頭の熟れた牝馬が歳若い牡馬に襲われていた。
周りには誰もいない。
必死に嘶き、助けを求める牝馬を助ける者は、誰もいない。
『だめ、こんなのりゃめ゛ぇ゛っ!ままなの!おれはきみの゛っ、ままなのにィ゛っ!!』
牝馬の必死の静止の声も興奮状態の牡馬には届かない。
ただ、牝馬だけが自分を襲うこの牡馬の正体を知っていた。
自分より重い体にのしかかられ、潰れたカエルのような声が出る。
牝馬に襲いかかる牡馬のやり方は、その父である馬のやり方とどこか似ていた。
だから、
『ン゛っ、だ、めぇ゛…ゃ、めてぇ゛……っ、ン、ンっ!』
牝馬はいつしかその牡馬から与えられる快楽の虜となって。
毎年自分の相手となるあの牡馬と似ているようでどこか違う、また種付けに慣れていない歳若いモノのイイトコロに当たらない焦れったい行為に堕ちてしまい、
『んぉ゛、お゛、ほへぇ〜……』
結果、ドクドクと、注がれてはいけないものがナカに溜められていくのを牝馬は、
『ひぁ、ひぁわしぇえ……』
そう言って嬉しそうにおもらしして、感じ入るのだった…。
***
俺:
元ヒトミミ♂現牝馬。受胎率がいい。
現役時代はお強くオラオラ系であったが、繁殖入りしてからはもっぱら『許してください』と啼くしかない可哀想なメスになった。
普段は肝っ玉母ちゃんなのに種付けになったらそうなるため種付けの場に一緒に連れてこられる産駒たちの性癖をそのたびに捻れさせ続けている。
今回、実の息子にアッーされた模様。
お相手:
現役時は俺とライバルだった穏やかな牡馬さん。
オラオラだった俺が種付けの時は哀れな雌になるのに大興奮している。
俺との相性がいいので毎年オラッ!種付け!してる。
息子:
遠い昔に見た母の種付け場面で脳ぐちゃぐちゃにされた。
ちゃんと競走馬でおつよいお馬さんだが、今回放牧で帰ってきた際に出会った母によく似た()牝馬と我慢ならずアッーした。孕ませた。