東脹(微R18)
スレ主「脹相…」
東堂の大きい手が脹相の顎を掴み上を向かせた。喉を反らす体勢に若干の息苦しさを感じつつも脹相は上から降ってくる口付けを受け入れる。
もう片方の手で衣服の中をまさぐり肌を撫でる度に反応を見せてくるのが愛おしかった。
「は…、ぁ、おい…っ」
「ん……脹相、口開けろ。舌入れるからな。」
東堂は前の失敗を得てから驚かせてしまいそうなことは逐一言葉で確認を取るようにしていた。
脹相の唇がゆっくりと開かれ、東堂の厚い舌が捩じ込まれる。
「んっ…ふ、ぁ…っ、」
「はっ…、ちょっと、やりづらいな……。」
それだけ言うと脹相の身体を軽々と持ち上げ、ベッドへと押し倒した。すぐに口付けを再開して言葉を封じ込む。
段々と白い肌が赤らんでいくのが分かり、東堂は興奮を煽られた。
「…脹相…、」
「あっ…?っ、……」
興奮から声がひっくりかえってしまわないように低く声帯を落ち着かせて名前を呼び、同時に既に芯を持ち始めている肉棒同士を布越しに擦り合わせた。何度か擦り付けていくうちにお互いの形も熱も生地を超えて伝わってくる。堪らない、我慢の限界だと言わんばかりに喉が唸った。
「…脱がしても、い…」
コンコン
「あ…?」
「…葵、誰か来ている…」
「…いや、一旦無視だ。無視。」
ドンドン
「…」
ドンドンドン!
「……ちょっと殺してくる…。」
恐る恐る脹相の腰へと手を伸ばした所で、扉が鳴った。一度は無視しようとしたものの、何度もしつこく回数を重ねる毎に大きくなるノック音に痺れを切らして東堂は脹相の上から退いた。
ガチャッ
「なんだ、居るじゃないか。反応が遅…」
「加茂…今回ばかりは本気で殺すからなお前…人が一回のノックで出なかったらお取り込み中なんだよそんな事も分からねえのか…?」
フー、と息を荒らげ鬼の形相で睨みつけられた加茂はゆっくりと視線を移動させた。
形を変えたスウェット、そしてその奥にはいつものアイドルが写ったテレビ画面、ベッドには衣服を乱された脹相…。
「と、東堂…お前…」
「あ"?」
「見損なったぞ…いくらアイドルへの劣情をぶつける先がないからと言って、監督対象に向けるなど…!」
「…は?」
「俺からの用事は大浴場の掃除が一時間後に行われるからその前に脹相も一度風呂に入ってみたらいいと思っての連絡だったが、…脹相!!」
急に名前を呼ばれて驚いた脹相が、疑問符を頭の上に浮かべながら玄関に来ようとするのを咄嗟に東堂が止めた。
「ばっ、お前!そんな顔他のやつに見せんな!」
「嫌なことはされてないか!?」
「い、嫌なこと?」
「加茂テメェほんっと帰れ!頼むから帰れ!風呂の件は感謝してるから帰れ!」
「うるさい、俺は今脹相と会話をしている。」
「勝手に会話してんじゃねえよ!」
「…?…嫌なことはされていない、よく分からないが葵がしてくれるのは全部気持ちいい。」
脹相の発言に東堂は顔を真っ赤にし、加茂は顔を真っ青にした。
「…た、確か脹相は受肉して日も浅い…しっかりしていそうでぼんやりしている所があると虎杖も言っていた、…そ、そんな相手に…純粋無垢な相手に何を教えこんでいるんだ東堂!!」
「加茂ちゃん…ほんっと帰ってくれねえかな、俺お前のそういうとこすげー嫌いだわ…」