暑くて熱い夏
ミーンミンミン…
外でセミが鳴く七月中旬、日差しが強い中、二人の少年少女がローテーブルにかじりつきながら黙々と課題を消費している。少年の名は藤丸、顔成績運動神経すべてが普通と言って差し支えない少年だ。今は夏休みの課題を同級生と共に終わらせている最中なのだ。
「よ、ようやく終わったぁ~…」彼は山のように出された夏休みの課題を一週間という短いペースで終わらせたのだ。「うむ、お疲れ様なのだなご主人。キンキンに冷えた麦茶を飲むとよいぞ」彼女の名はタマモキャット、眉目秀麗運動神経抜群焼肉定食といった狐っ子同級生である。
「ありがとうキャット、キャットがいなかったらこの量のをこんな短い期間で終わらせることはできなかったよ」受け取った麦茶を飲み一息ついた藤丸はお礼を言う。「何を言う、アタシが手伝ったのは微々たるもの、小さじ一杯にも満たぬくらいだ。アタシはご主人とひと夏二夏ほどのアバンチュールをしたいがため手伝ったのだ。気にすることはないのだワン」形のいい胸を張りながら堂々と答えるキャット、張り出された胸に少し頬を赤らめながら
「だとしても何かお礼をさせてほしいな、貰いっぱなしはよくないし」麦茶をテーブルの上に置きキャットへと声をかける。「ならばご主人…」すっくと立ったキャットはベットの上にごろりと転がる、スカートから下着が見えそうになり目をそらそうとした藤丸の耳に砂糖のように甘い聲が響く。
「報酬に、ニンジンをいただこうか❤」
んっ・・・ご主人のニンジンもうこんなにもそそり立っているぞ❤
まったくアタシの裸にメロメロなのか?
・・・そ、そんなにまっすぐ言わないでくれ、恥ずかしくてキャットの顔はトマトもびっくりなくらいに赤くなってしまう・・・❤。むねを触りたい・・・?
ご主人、こういうのは聞かずとも触っていいのだぞ?
んっ❤話した傍からいきなりか…❤
こ、こらあ、つまむなぁ❤アタシがそこ弱いの知ってい❤
んっ、ふっ、ふあっ❤ご、ご主人❤駄目だ❤アタシはもう~~~……っくぅうう❤❤❤ず、随分とけだものだなご主人❤だがまだまだアタシは満足していない…❤
ニンジン、いただくぞっ❤❤
きしむベットの上で跳ねるからだと肉と肉がぶつかる音、互いの体液がシーツを元の色が分からなくなるまで垂れ流され淫蕩なにおいが室内を満たす。夏の暑い日、カランと麦茶の氷が音を立てて溶けていった。