早起き少女の朝仕事
「ふわぁ……」
あくびをしながらいつも通りの時間に起床する。隣を見ると眠っているイリヤやクロの姿はあったが、マスターが寝ている空間には誰もいなかった。恐らく目覚まし代わりのシャワーを浴びているのだろう。適当に予測しながら朝食の準備の前に顔を洗おうと洗面所の方へと向かうと、視界の端に折り畳まれた制服が目に入ってきた。
「…また着替え持っていくの忘れてる」
独り言を言いながらシャワーを浴びるマスターに忘れ物を届けにいく。部屋の隅にあるドアが開いて中に入るとお風呂場の中に人の気配があった。
「やっぱり…ほんと世話が焼ける…」
着替えを置いた時に目線を外すと、先ほどまでマスターが着ていたであろう服が視界に入ってきた。
「これ、マスターの…」
そんなの気にせずさっさと準備してしまえばよかったのに、一度目に入るとどうしても気になってしまって集中できなかった。
「ちょっとだけ…穴が空いたりしてないから確認するだけだから…」
誰もいないのに言い訳をしながら服を手に取る。それを顔に近づけるとマスターの匂いが染み付いてるのがよく分かり、その事実がわたしを興奮させた。
「んっ…マスターのTシャツ……男の子の匂い……♡」
こんなことしてたらダメだと分かっているのにやめられない。それどころか空いた方の手はわたしのアソコへと手が伸びていた。
「マスター…マスター…♡」
くちゅくちゅと水音を立てながら匂いを嗅ぎ続ける。続けているとどんどん頭の中が真っ白になってきて快楽に溺れていくのが自分でもよく分かった。その内指の動きはどんどん早くなり、絶頂へと向かっていた。
「だめっ…マスターの匂いでイっちゃう♡」
「やばい、着替え忘れた…とりあえずさっき脱いだやt」
「ふえっ?……」
「美遊?何してるの」
「えっと…これは…」
マスターの服を顔に当て、乱れた服のまま下着の中へと手を入れているという最悪のタイミングでマスターに見つかってしまった…
「違うのっ!着替え持ってこようと思って…」
「じゃあなんで俺の服嗅ぎながらオナニーしてるの?」
「あぅ…」
言葉が出てこない。あまりにも不意打ちだったせいで頭が全く回らない。何もできない状況にオロオロとしている間に、マスターがわたしのパジャマのズボンと下着を脱がせてしまった。
「ここ、こんな風にしてるのにまだ言い訳できる?」
「あっ…見ちゃダメっ!」
「そうなの?でもこっちは触って欲しそうにしてるけど」
「ふあっ♡」
ちょっと指でなぞられただけなのに電気が走ったかのような快感が駆け抜けていく。さっきまで触ってて敏感になってるせいか、触る人がマスターになった途端、快感が倍以上になったように感じた。
「…っ♡」
「とりあえず続き、しようか」
わたしの手の代わりに今度はマスターの手で弄られる。わたしの身体のことを知ってるのはわたしのはずなのに、マスターの指は的確にわたしの気持ちいいところを弄んでくる。最初は否定していたはずなのに、今ではもっとえっちなことを求めるかのように腰をくねらせていた。
「んあっ♡気持ちいいとこばっかなのだめぇ♡」
「美遊は分かりやすいよね。触った時に抱きつく力が強くなるからどこが気持ちいいのか完全に覚えちゃったよ」
「やっ♡マスター♡」
しばらくはそんな風に指でいじめられていたが、マスターに触られている内にもっと刺激を求めるようになってしまった。わたしのことをマスターの色で塗り替えて欲しいと考えてしまう。
「…指だけじゃやだ…足りない…」
「ならどうして欲しいのか言ってみて」
「…マスターのおちんぽで悪い子美遊のおまんこにお仕置きして欲しいです…♡」
「よく言えました。じゃあきちんとお仕置きしてあげないとね」
マスターがわたしの恥部から手を離し代わりに服の上から腰に手を添える。そしてゆっくりとわたしの中に"ソレ"を挿れていった。
「ちゃんと指で解したからあっさり入ったね。どう?感想は」
「んっ♡マスターの挿れただけなのにさっきよりも気持ちよくなってる…♡」
「気持ちよさそうだね。それじゃ動くけど…良いって言うまでイっちゃ駄目だよ?」
「ちゃんと言うこと聞くから早くお仕置きしてぇ♡」
ひたすら媚びるように甘い声をあげるわたし。普段だったら考えられないような言葉が次々と溢れてくる。マスターとえっちする時はいつもこうだ。それはまるで本当の自分が引っ張り出されてるようで…
「っ!…っ!…」
「あっ♡マスターのおちんぽで掻き回されてるっ♡」
「美遊は…えっちな子だなっ…!」
「はい♡淫乱なわたしにもっとお仕置きしてください♡」
マスターに突かれる度にアソコが疼いてキュンキュンする。わたしはもっとその感覚を味わいたくて一心不乱に快感を求める。
「マスター♡いっぱいちょうだい♡壊れるぐらい気持ち良くなりたい♡♡♡」
「じゃあもっと激しくするぞ…!」
その声と共にマスターの動きが早くなる。わたしはそんな彼から離れないように手と足を絡ませながら、唇を合わせる。そうしていると全身を使ってつながりを求めているような感覚に陥った。
「んちゅ♡…ちゅ♡……ちゅぱ♡…」
もちろん、キスしている間も下から与えられる快楽は途切れない。セックスを始めた時からとうにおかしくなってるはずなのに…さらに上へといってしまいそうなわたしがいる。でも恐怖感は全くなく、むしろマスターへの気持ちがどんどん膨れ上がっていた。
「ぷはっ♡……ますたぁ♡すき♡すき♡♡♡」
「俺もだぞ美遊っ!」
「ふあっ♡激しっ♡」
「そろそろイくぞっ!」
「うん♡一緒にイきたい♡」
「やばっ…出るっ!…」
「だめっ♡ますたーになかだしされながらイっちゃうううぅぅ♡♡♡」
わたしの絶叫と共に膣内に注がれる。それは一気にわたしの中を満たしていき、塗り替えていった…
「はぁ…はぁ…美遊、気持ちよかったぞ」
「っ〜〜〜♡♡♡」
快感を味わいすぎてもはやわたしは言葉すらうまく発せなくなっていた。イってから数十秒が経ち、やっと言葉を発することができた。
「…マスターのおちんぽ、掃除しますね♡」
その言葉と同時に口で覆うようにして咥える。そのまま舐めたり吸ったりしてる間も、わたしのおまんこからはマスターからたっぷり出された精液がこぼれ落ちていた。
「…ちゅぱっ♡んっ…綺麗になった♡」
〜〜〜〜〜
「最低です。人の弱みにつけ込んであんなにいやらしいことを…」
「…反省してます」
「わたしだって…こんな感じでするんじゃなくてもっと恋人っぽいのが良かったのに…」
「?ごめん、よく聞こえなかったからもう一回お願い」
「変態ロリコンマスターに言うことなんて何もありません。早く朝ごはんを食べてさっさとミーティングに向かってください」
「ほんとごめんって…調子に乗りすぎたよ…」
「……本当に反省してるなら態度で示してください」
「態度……土下座!?」
「違います。はぁ…もう良いです。じっとしててください」
「何を…」
「んむっ……」
「ちょっ、くすぐったい…」
「じゅる……ぷはっ……これで終わりです。今日はこのキスマークを消さずに過ごしたら許してあげます」
「あの、ここって首筋…すごく目立つんだけど」
「消したいならご自由にどうぞ。わたしは止めないので」
わかりやすく冷たく告げると、悩みながらも消すそぶりを全く見せないマスターの姿があった。全く…こうでもしておかないといつ他の女の子に手を出すか分かったものじゃない。そんなことを考えながら朝食の準備へと向かおうとしたが、ふと思いついたことがあったので着替え中の彼の方を振り返る。
「言っておきますが、今日の夜は残ってる分を搾り取るつもりなので。覚悟を決めて体力を残しておいてくださいね、マスター♡」