日記!!と馴れ初め!!
○月×日!
弟と一緒に公園で遊びに行った!
多分木陰でお昼寝したかったんだと思う!
勿論お昼寝したけど、その後はわたしのエクスカリバー探しを手伝ってもらった!
ママみたいなかっこいいやつ、欲しいなー!!
「ねぇねぇ!パパとママってどこで知り合ったの?」
「「え?」」
実は今まで聞いたことがなかった。
パパもママもどんな人だったかは教えてくれるけど、なんで会ったのかとかは教えてくれない
「え?それ聞いちゃう?困ったな~…」
ママ困ってる、もしかして聞いちゃダメだったのかな。でもそんな感じはしないし…
「もしかして気になったの?」
「うん!!!」
「即答!?」
「それぼくも気になる」
その声はわたしの弟!よく来てくれた
「だよねだよね!!」
「うーん……あ、ちょっと来て」
「え?なになにどうしたの?」
少し考えたあと、パパがママを手招きしてひそひそ話をしていた
「なんて話そっか?」
「ほ、ほんとに言うの!?…信じてくれるかな?」
「…ちょっとわからないかも。でもきっと大丈夫だよ!」
「ほんとに大丈夫なの!?」
「オレを信じて、秘策があるんだ」
「…嘘は言わないよね?」
「勿論!」
「ならよし!!」
最後の方は聞こえた。全然内容分からないけど
「ごめん、ちょっとどこから話すか相談してて…」
「ちょっと話が難しいかもだけど、平気?」
「うん!大丈夫!!」
パパはママとどこで会ったのか話をしてくれた
話に聞いたそれはまるでどこかの絵本に書かれたような話
パパは不思議な力を持って色んな人と出会って、その途中でママと出会ったとか
ママを1番頼りにしていたとか。ママにとってパパは支えるべき人とか
実はママはスーパーマンで、パパはそのお手伝いをしてたとか。
ちょっと想像してたのと違ったかも
いやいや、全然違う!!!
確かにパパもママもそんなことしててもおかしくないけど!!でもなんか運命的すぎない!!?
「それほんとの話なの?」
「うん、本当の事だよ」
「…えぇ~!!」
でも不思議と嘘とは思えない気がした
だって、この話をしているパパも、それを聞いてるママも色んな顔をしてたけど、楽しそうに話をしてたから
「もしかして。実はお父さんは世界を救ったことがあって、お母さんは人間じゃないとか?」
「そ、それは…どう、かなぁ~~おかあさんわからないなぁ…」
これはバレた時の顔。わたしの弟は名探偵になれると思う!!!
でも、バレてるのに隠す理由がわかんない。もしかしてバレちゃったら危ないとかあるのかな
「2人とも、ここだけの秘密。ってことに出来るかな?」
パパはわたしと弟にそれぞれ手を差し出した
「いいよ!!」
ゆびきりげんまん。うっそつーいたーらはりせんぼんのーます!!!
「…でも、ふたりは何も思わないの?ママがヒトじゃなくても…ほら、目とか…髪とか…いろいろ…」
「お母さんの髪も、目も。大好きだからぼくは気にしてないかな」
「わたしも!!だいすきなママには変わりないから!!」
「う、うわぁぁぁぁぁああん!!」
わたしのママはすごい表情豊かで、とっても元気
わたしはママのこういう所がだいすきだから。似てると言われるのはうれしい!
「わたしもふたりが大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
今すっごい大泣きして抱きしめてくるけど。
「ほら、パパも!!こっちこっち!!」
「お、オレも!?」
そんな光景を眺めてるパパもだいすき!!
優しいし、ママに負けずで元気だから!
「よーし!!3人まとめてこうだー!!」
「わーい!!パパもだいすきー!!」
パパとママのこどもでよかった!!
「あの…そろそろ苦しいんで離れてください…」
「「ごめんなさい…」」
多分わたしの弟は苦労するタイプかもしれない。頑張って!!!