新雪を踏み荒らす
───もう、イリヤったらこんなところにいるんだから。探したのよ?
───っ……やっぱり……やっぱりあなた、お母様、なの?
───…イリヤ…♥
───え、お母さ、んむぅっ!?
───
「シトナイ、こんな夜遅くにどうしたの?」
「…その…」
藤丸立香のマイルームに、一人の少女がいる。
少女の名はシトナイ。英霊シトナイ・魔女ロウヒ・女神フレイヤがイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを核として現界した疑似サーヴァントだ。
そんなシトナイが、立香の前で珍しく弱々しい姿を見せている。霊基第一でいるのも心なしか珍しい。
「シトナイ。オレで良ければ力になるから」
「…うん。…わたし、お母様に何かされてからずっと変なの。「あなたは立香に抱かれるべきなのよ」ってお母様の声が頭の中に響いて、フレイヤも抑えられなくて…。…だから、少しマスターさんのカラダを借りたいの。良い?」
最初は事件かと身構えていた立香だったが、「お母様」と言う文言を聞いた全ての事情を察して胸を撫で下ろした。
これは天の衣を着て現界した彼女の母(の並行存在的人物)、アイリスフィール・フォン・アインツベルンの差し金だ。ピロートーク時の「数日したらとっても素敵なことが起こるわ。楽しみにしててね、あなた♥」という台詞はこれを示唆していたらしい。
…立香とて、『幼い少女を手籠めにする』ということに対して思うところが無い訳ではない。しかし、据え膳を無視するような聖人君子でないのも事実だ。
「…オレで良ければ、喜んで」
結局立香は己の欲望に従った。「シトナイのことが人間的に好き」という気持ちを抑えられなかったのだ。
───
シトナイと褥を共にする。駄洒落のように聞こえるかもしれないそれが現実になるとは、立香自身思っていなかった。
「あのさ、シトナイ。念の為に聞いておくよ。オレは良いけど、シトナイは嫌じゃない? 嫌ならもっと他の方法探すけど」
「…大丈夫。私の中のフレイヤはとっても性に奔放で、いっぱいセックスしてきた女神だから。知識は完璧なくらいよ。わたしも、その……今はマスターさんとセックスすることしか考えられないっていうか…」
おそらく、それはアイリにかけられた術の効力だろうと立香は推測する。
いくら女神フレイヤや魔女ロウヒを宿すと言っても、シトナイ自身の対魔力はC。対魔力を貫通し、さらに憑依している英霊や神霊を納得させられれば、シトナイに術をかけることなど容易い。
大方、依代に内緒で「フレイヤの肉欲を満たす相手を知っている」とでも吹き込んだのだろう。それならこの状況に説明がつく。
「…そっか。じゃあシトナ…」
「イリヤ」
「え?」
「イリヤって、呼んで」
…そこまで、そこまで堕ちつつあるのかと立香は歓喜した。
見たところ、アイリがかけた術の効力は弱い。対魔力を貫通した後は、発情とも呼べない軽度の興奮を引き起こす軽い暗示効果が残る程度だ。
だというのに、シトナイ……イリヤはイリヤ呼びを許す程ぐらついている。
元から立香に好意を抱いていたのか、それとも脳内に響く声が理性を削り取ったのか。どちらでも良かった。とにかく、イリヤとイリヤの内包する女達をモノにしたくてたまらなくなった。
「…イリヤ」
「えっ、ちょ、ま……んむっ♥」
ケダモノの顔つきとなった立香がイリヤにキスし、同時にその幼い身体をまさぐり始めた。すべすべの黒いタイツに包まれた肢体が手に馴染んで心地良い。
イリヤは、とても甘い味がする。唾液も、体臭も。そう思いながらキスを繰り返すうちに、イリヤがくたくたになっていることに気づいた。舌も肌も柔らかく温かかったので、つい夢中になってしまったようだ。
フレイヤを内包しているとは思えない程快楽に弱いイリヤだが、それも仕方のないことだ。たとえフレイヤの経験を知識として持っていようが、基本は生娘のイリヤ。そんなイリヤが数多の人妻を堕として鍛えた立香に勝てる訳もない。
「ふぁ…♥」
「…ッ…」
幼い魅惑の肉体、それが立香のものになろうとしている。
その事実を実感した立香の股間に血がどくどくと集まり、カウパーがパンツを濡らし始めた。
辛抱たまらなくなった立香がベルトを緩め、邪魔なズボンとパンツを取り払うと、イリヤの前に数多の雌を堕としたチンポがその姿を現した。
「ひっ、ぃ…♥」
イリヤの口から、小さく可愛らしい悲鳴が漏れる。
「これからもっと可愛い声を上げることになるよ」
それだけ言った立香は、イリヤの衣装をも脱がしていく。
桃の薄皮のように剥がされていくアイヌの民族衣装。黒いタイツだけは残されたが、それがイリヤを慮ったものではなく、立香の性癖を満たすためのものであることは明白だった。
タイツが少しだけ破かれ、秘部同士が静かに触れ合う。それによってイリヤからまた小さな声が漏れる。が、声を出したいのは立香も同じだった。
チンポで感じる柔らかな肉の感触と、どろりとした愛液。脳が肉欲で煮えたぎるのを感じた。
「っ…♥ な……中々、悪くないおちんちんなんじゃない? ちょっとプレッシャー感じるけど…。それより、マスターさんがケダモノみたいな目をしてる方が気になるなー。人妻ならなんでも良いの? …このロリコン」
余裕を取り戻してマウントを取るためか、イリヤがあからさまな嘲笑と罵倒で口撃してきた。
しかし、今の立香にとってそんなものは嘲笑・罵倒足り得ない。この生意気なメスを今すぐにでも己のモノにしたい。イリヤの言動は、そんな立香の火に油を注ぐだけだったのだ。
表面上は理性を残している立香だが、実際のところはもうイリヤを犯し尽くすことしか考えていない。息は荒く、心臓は早鐘を打っていた。
…愚かで純粋なイリヤは気づいていない。毒牙にかかろうとしているのは立香ではなく、イリヤの方なのだと。
実年齢が外見より多少高かろうと、所詮は恋も愛も知らない生娘。それが、イリヤの限界だった。
そして、その限界はたった今引き上げられる。立香の与える、過去の想いを塗り潰す愛によって。
「じゃあ、行くよイリヤ。最初は痛いかもしれないから、そこは覚悟してね」
「良いわ。処女喪失くらいで泣き叫ぶヤワな精神してないもの。わたしはむしろ、マスターさんの方が心配かな。気持ち良すぎて発狂したら、ごめんね?」
「はは。言ってくれる、ね…!」
「ん、ぅ…。く、あ…!」
───ぷちっ───という感触が、チンポを通じて立香に伝わる。…イリヤの処女膜が、他ならぬ立香のものになった瞬間だ。
これより先、もし仮にイリヤが別の男と寝ようが、この事実だけは決して変わらない。イリヤは、立香の手垢がついた女になったのだ。
そして、そんな立香のチンポに貫かれたイリヤの中で、何かが変わりつつあった。
(子宮っ…♥ …マスターのおちんちん……ううん、ガチガチチンポと、キスしてる…♥)
立香のチンポは、凶器だった。
多くの女性を寝取っているとは聞いていたものの、まさかこれ程とは。イリヤの心に「これはまずい」という感想が浮かぶ。このままだと、彼に堕ちる。けれど、ここから中断する気も起きない。有り体に言って、詰みだった。
───ああ、お母様のあれは、リツカの差し金だったのかもしれない。生前のあれこれを良く引き合いに出すわたしを寝取るために、先に寝取ったお母様を利用したのかも。
当たらずも遠からずな推測が頭に浮かんだイリヤだったが、時既に遅し。もう立香からは逃げられない。
…一方。
(…最高だ)
イリヤの膣内は、この世の楽園だった。
何がスノーフェアリーか。イリヤの膣内はこんなにも熱くぬめっているのに。ああいや、新雪を好き放題踏み荒らすのに似た感覚を味合わせてくれたのだから、スノーフェアリーというのも間違いではないか?
(どうでも良い。とにかく、こんな可愛い子を手に入れることが出来たんだから)
立香の脳内は、「オレはこんなに素晴らしいものを独り占めしている!!」という下卑た思考に埋め尽くされていた。
───これより先どんな男が彼女に迫ろうと、オレ以外考えられないカラダにしてやる…。そんな野望を抱きながら腰を緩く動かすと、「あんっ♥」とイリヤが小さく跳ねた。
「っ…もう、生意気…。でも……これくらいスケベなおちんちんなら、わたしもフレイヤも満足できそう…♥ 思いっきり動かせてもらうから、覚悟してね? ───イっちゃえ、マスターさん♥」
イリヤの腰が動き始め、立香のチンポがごりごりと彼女の膣を蹂躙する。
アイリのかけた術は、処女喪失の痛みも和らげる仕様だったようだ。…まあ、立香のチンポ専用に形が変わりつつあるのは、イリヤ自身がドスケベだかららしいが。
立香のチンポを熱いぬめりが包み込み、鈴口と子宮口が甘い口づけを交わす。
腰と腰がぶつかり、肉と肉がぶつかり合う破裂音と共にぐちゅぐちゅという水音が鳴り響く。
手に残る、タイツのすべすべとした感触が心地良い。立香はイリヤのカラダの至るところを揉みしだき、堪能していく。これから先どんなフニャチンが手を出そうとも、「この女はオレの手垢がついた女だぞ」と高らかに宣言するために。
ああ、気持ち良い。気持ち良すぎる。犯せば犯す程、イリヤは淫らに花開いていく。可憐な少女を支配し、自分好みに作り変えていく快感が、たまらなく心地良い!
「んぁッ♥ ひっ…♥ うぅ♥ なんでこんな♥ 知らないっ♥ こんな気持ち良いの、知らないぃぃ♥♥♥」
伝説において大蛇を討伐したシトナイの霊基を持つイリヤだが、そんな彼女でも立香の股間の大蛇には勝てなかった。
「自分は男を手玉に取れる」などと思い上がった雌が、数多の雌を寝取る実力を持つ雄に挑めばどうなるかなど火を見るより明らかだ。非は生贄となることを選んだイリヤにあると言えよう。
「そろそろ一発目だ、イくよイリヤ!」
「ふぇ? ッ!?!? 〜〜〜♥♥♥♥」
爆発。そう形容する他ない何かがイリヤを襲った。それが立香の射精であることには、数秒遅れて気づいた。
子宮内を踏み荒らす、侵略者の精子。常ならば拒絶するべきそれを、何故かイリヤは好ましいと感じてしまった。それは、アイリによる暗示効果を越えた領域で生まれる感情だった。
「…射精、したんだ…♥ これでおわ、ぁッ♥♥♥ ぇっ、なんで♥ どうして♥」
「どうしても何も、一回で終わるなんて誰も言ってないよ…!」
そう、一度射精した程度で立香のセックスは止まらない。即座に硬度を取り戻したチンポがイリヤの中で膨らみ、再び始まった魅惑の腰使いはイリヤを翻弄した。
正常位、騎乗位、後背位、駅弁…。
つい数時間前まで未通だったヴァギナは立香専用の形に変わり、ぢゅぽぢゅぽといやらしい音を立てている。その音がなる度、イリヤは生前に好きだった相手の顔がどんどんぼやけていくのを感じていた。
(掻き出されちゃう♥ リツカのカリ高チンポで、誰かを好きって気持ち変えられちゃううぅぅ♥♥♥)
愚かな生贄は、立香の呼び方が「マスターさん」から愛情を込めた「リツカ」に変わっていることに気づかない。飛び散る愛液に、かつて好きだった誰かさんへの想いが混じっていることにすら。
今のイリヤにできることは、幼い声に成熟した艶を乗せて立香に翻弄されることだけだ。
「…お…?」
「ふぁっ♥ ぁッ♥ ぁ♥ ぁあっ♥♥」
立香の腕の中で女神フレイヤの如く乱れるイリヤの姿が、女神の力が表出した霊基第三の姿へと徐々に変わっていく。───まるで、イリヤの色が立香に塗り潰されていくかのように。
それに興奮した立香のセックスは、更にヒートアップした。
黒いタイツすらもいつの間にか破き捨てられ、後には剥き出しのイリヤだけが残った。剥き出しのイリヤは、立香の与える愛と快楽に抗う術がない。
「あぁぁッ♥♥♥」
もう何度目かも分からない射精、それを受け入れる度にイリヤの身体の芯が甘く痺れていく。
もう何度目になるかも分からない、法悦の海へのダイブ。放心状態のままベッドに身体を投げ出すイリヤは、くちゅ…♥ と、尻の付近に熱が押し当てられる感触で幾ばくかの正気を取り戻した。立香が何をしようとしているのかを即座に察したのだ。これが何度も犯されたおかげだと言うなら、皮肉なものである。
「ひっ…!? そっちは、ちが…!」
「違うようで違わないんだ、よッ!!」
「んお゛オ゛ォォォォオ゛ッッッ♥♥♥」
イリヤのアナルが立香のチンポに貫かれ、イリヤが汚らしいオホ声を上げた。
これでファーストキスも、ヴァージンも、アナルヴァージンも、全て立香のものとなってしまった。
英霊シトナイの疑似サーヴァントでありながらチンポという名の大蛇に完全敗北し、自身の純潔をひとつも守れない生贄そのものの無様を晒す。今のイリヤは、むしろフレイヤのようなクソビッチの疑似サーヴァントである方が余程相応しい存在だった。
フレイヤのようなクソビッチ……つまり、イシュタルの同類。彼女のように寝取られて、犯し尽くされて、立香一筋にされる運命にあるメスブタのことである。
「イリヤってアナルも最高なんだね…! そろそろイくからナカ締めて!!」
「んぉッ♥ ほォッッ♥♥ ぅお゛ぉぉぉぉッ♥♥♥」
「射精る…!!」
「ぁオ゛オォぉぉッ♥♥♥♥♥」
シトナイの連れる猟犬トケのように吠えるイリヤ。その直腸に注がれるザーメンは、イリヤの心を後戻りできないよう上書きしていく魔の液体だ。
ヴァージンを全て奪い尽くして満足そうに頷いた立香は、イリヤのアナルからチンポを引き抜き、間髪入れず膣に再挿入した。たとえ疑似であろうと、女神や魔女の力を使える以上アナルを清潔に保てることには変わりない。除菌・消臭が自由とはなんと便利なことか。
「あぅっ♥ ぁっ♥ はぁっ♥ あぁあっっ♥♥♥」
「イリヤ…! 可愛いよ、すごく可愛い!!」
立香に押し倒され、小さく柔らかなカラダを好き放題蹂躙されるイリヤ。それを受け入れるイリヤの側に、嫌悪の感情は一切なかった。
「ぁっ♥ リツカ♥ ぅあっ♥ リツカぁ♥♥♥」
「もうすっかりオレに夢中だね…! こんな姿知り合いに見られたら、どう思われるかな!?」
「んっ…♥ 言わない、でぇ…♥♥♥ 他の人なんかどうでも良いから♥ だからちょうだい♥ リツカの愛とザーメン、溢れるくらいわたしにちょうだいッ♥♥♥」
覆い被さった立香に視界を占拠されたイリヤの頭からは、立香以外の何もかもが消えていた。
父や弟のことなどは、最早考えるに値しない。母が自分を嵌めたことや、嵌めた張本人(誤解)がリツカであることも同様だ。
大切なのはリツカに愛されているということ。それと、これからはお母様と一緒にリツカを愛するということだ。
「イ゛ッグウ゛ぅぅぅぅッッッ♥♥♥♥♥♥♥」
───失神直前のイリヤが最後に感じたのは、立香のチンポを通じてどくんっ! と子宮に叩けつけられた、どぎつい肉欲の衝撃だった。
───こうして新雪は解け堕ちた。立香だけの淫らな花となって花開いた彼女の魂が、魔術師殺しや錬鉄の魔術使いの許に行くことは、もうない。
───
…翌日。
「──リヤ……イリヤ、イリヤ。もう朝だよ」
「んぅ……ふぁ…。…おはよう、リツカ」
「うん、おはよう」
立香がイリヤを揺り起こすと、彼女は目をこすりながら起き上がった。その姿は、立香のマイルームを訪れた時の姿……霊基第一の姿に戻っている。
「…そっか。昨日のあれ、夢じゃなかったんだ…♥」
「うん。イリヤのカラダ、すごかったよ」
「そ、そう? …えへへ…」
…本来のイリヤなら、ここて頬を赤らめることなどしなかっただろう。治療や魔力供給の領分を越えて自身を犯すような男には、然るべき罰を与えるはずだ。
しかし、それをしない。それどころか嬉しそうにはにかんで見せる。イリヤは、それ程までに堕ちていたのだ。藤丸立香という異性との甘い恋に。
「こういう朝を迎えるのは二度目だね、わたし達。一度目、最終再臨の時は何もなかったけど、昨日は…。…ううん、なんでもない(思い出したら恥ずかしくなってきちゃった…♥)」
「?」
「それにしても……あなたのことを名前で呼ぶのって変な感じがするわ」
「そう? イリヤにそう呼ばれるとオレは嬉しいけど」
「っ…♥ またそうやって…♥ リツカって釣った魚に餌をやるタイプなのね」
そう呟くイリヤの表情は情欲に蕩けていて、とても可愛らしい。
「でも、良く良く考えたら名前で呼ぶくらい普通なのよね。今のわたしはリツカの奥さんの一人なんだから」
「…ああ、そうだね」
「えっと……改めてよろしくね。わたしの世界で一番大好きな、“お兄ちゃん”♥」
立香に抱きつきながらシトナイが見せた笑顔は、かつてない程の幸福に彩られていた。
───
〈クラススキル強化〉
・陣地作成:A
自身のArtsカードの性能をアップ
↓
・陣地作成(淫):A+
自身のArtsカードの性能をアップ▲
魔女ロウヒの性質から付与されているスキル。
立香に寝取られたことで、「洞穴」「暗がり」のみならず、「ラブホテル」に属する特殊な陣地すら作ることができるようになった。
・道具作成:B
自身の弱体付与成功率をアップ
↓
・道具作成(淫):B+++
自身の弱体付与成功率をアップ▲
魔女ロウヒの性質から付与されているスキル。
立香に寝取られたことで、立香絡み限定で本気を出すようになってしまった。具体的には、イリヤの小聖杯としての力すら駆使して立香の寝取りをサポートする。
〈スキル強化〉
・感情凍結:B
自身のArtsカード性能をアップ(3ターン)&自身に弱体無効状態を付与(1回・3ターン)
↓
・桃色の雪解け:A+++
自身のArtsカード性能をアップ▲(3ターン)&自身に弱体無効状態を付与(3ターン)▲&NPを増やす(50%)▲
恋を知り、愛をも知った少女の情念。
愛するリツカのためならば、冷酷な魔物のようにも振る舞える彼女の思考、精神性が武器となったもの。
感情凍結と同様、時に剣となり、時に鎧ともなる。
・カムイユカラ:A
自身の攻撃力を確率でアップ (3ターン)&自身に毎ターンスター獲得状態を確率で付与(10個・3ターン)&自身のNPを増やす(30%)
↓
・赤き黄金:A++
自身の攻撃力を確率でアップ (3ターン)▲&自身に毎ターンスター獲得状態を確率で付与(30個・3ターン)▲&自身のNPを増やす(50%)▲&自身の宝具威力をアップ(3ターン)▲
北欧の女神フレイヤにまつわるスキル。
多くの神々のみならず敵対する巨人さえも惹き付けたフレイヤには、ただ一人の愛する者がいた。旅に生きる彼の身を案じる時、フレイヤは赤き黄金を涙として流したという。
基本的に使用されない……はずだったが、彼女が立香に寝取られるという例外により使用されるようになり、ランクも上昇した。フレイヤの性に貪欲な性質が表れた形だが、これは『ペニスという大蛇』に敗北して弱まったシトナイの性質分を補填するための措置でもある。
戦闘時は黄金を魔力リソースへと変換することで、カムイユカラの低下したスキル性能を従来以上に引き上げる。
…実のところ、寝取られたのはイリヤだけではない。彼女のカラダを通じて、シトナイ、フレイヤ、ロウヒも同時に寝取られてしまっている。
───少女英雄は男根という大蛇の生贄を望み。
───女神の涙はもうかの者のためには流れず。
───魔女は全ての娘を夫に捧げんと変節した。