料理人とシスターの会話(イマジW)
ちょっと下品なのでテレグラ経由
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「懺悔室ってそんなに楽しいの?」
「楽しい、なんて。皆様ご自分の罪の意識に耐えられず、誰かへ話すことで救いを求めていますのよ。」
「──そんなこと言って、キミはいつも愉悦の匂いを振りまいているじゃないか。甘ったるくて鼻が潰れそうだ」
「あら、やはり気づきますのね、さすがは料理人。もちろん。いらっしゃる方は皆、自分が正しいとどこかで思っておられますもの。本当に悔いているなら我らの神にお布施でも何でも致しますわ、そうしなければ救われないと信じるようになっていますから。無料の懺悔室に来るのは、そういうことでしょう? あとは私が少し触れてあげれば、よい素材になりますの」
「なるほど。私にはわからん世界だ。食材の口は悲鳴と命乞いのためにある。それで十分だろう。」
「アンル。飢えさせては無意味でしょう。せめて何か食べさせてあげなさい。例えば……」
「……私の味は知っているだろう?」
「ええ、知っていますわ。あたしに食わず嫌いをさせたのは貴方が初めてよ。……話していたら本当にお腹が空いてきたわね。さあ、今日もシスターとして務めなくては」