拓パムの過ち
モテパニ作者パムパム「やっぱり納得できないパムー!」
拓海「ここまで来といて今さらだろ…」
ある休日の日、拓海とパムパムは最近話題になっている高原へとやって来ていた。
しかし本来ならパムパムはここねとここを満喫する予定で、最近免許を取った拓海はゆい経由で足を任されただけだったのだが。
拓海「しょうがないだろ、芙羽のやつ急に用事できたんだから」
パムパム「だとしてもパムー!」
そんなわけで予定が空いていた拓海が相手をしているわけだった。
パムパム「うぅ…この日のためにエナジー妖精としてのお仕事頑張ってきたのにパム…」
拓海「(はぁ…ゆいや芙羽から頼まれたから引き受けたけど、正直パムパムの事あんまりよく知らないんだよな。俺が正体明かした後すぐいろいろあってろくに話す事なくクッキングダムに行っちゃったし、メンメンは同性だから気まずくはならないけどこいつとはどう接すりゃいいんだ?)」
妖精の姿ならともかく今のパムパムは女の子、しかもおしゃまな雰囲気でコメコメよりとっつきづらかった。
パムパム「こうなったら、パムパム浮気してやるパムー!」
拓海「はぁ?」
独り言をいろいろ言っているうちになんだかとんでも理論にいたったようだ。
パムパム「ここねがパムパムを放って置けないように駆け引きパム!ここねが気にするような、何よりパムパムの目に叶う相手がいないパム〜?」
拓海「目に叶う相手って…」
ここねに一目惚れしたのもそうだがパムパムはどうも美形が好きなようだ。
バン妖精なのにとんだ面食いだ。
パムパム「パム?」
拓海「ん?なんだよ」
パムパム「拓海、よく見るとパムパムの好みかもしれないパム」
拓海「はぁっ!?」
パムパム「拓海が相手ならここねも無視できないパム!さあ拓海!パムパムの浮気相手になるパム!」
拓海「やめろ!俺にはゆいが!」
パムパム「パムパムも浮気するんだから拓海も浮気するパム!」
拓海「ふざけんな!」
次第に二人は言葉だけでなく取っ組み合いになっていく。
拓海「ぐおぉ、意外と力強え!」
パムパム「ふっふっふ、ほかほかハートでパワーアップしたパムパムを侮らない方がいいパム。素手ならマリちゃんにも負けないパム。さあ拓海、いいだろ、パァム…(イケボ)」
拓海「おい、やめ、あぁぁーー!」
抵抗虚しく拓海は自分の車のなかに連れ込まれてしまう…
〜〜〜
そしてしばらく…
パムパム「もうお嫁に行けないパム…」
拓海「俺が言いたいよ…」
二人は揃って顔を伏せて落ち込んでいた。