手袋
「寒いなぁ今日は…」
「そうですね…水たまりも凍っていますし」
「こんな中レースするのも皆大変だな……そういえばカフェの勝負服の手袋ってやっぱり走る時暖かいの?」
「そこまで厚いものではありませんが…まぁつけてない時よりは……良かったら付けてみます?」
ロッカーから手袋を出し、トレーナーに渡すカフェ。
その時である。
(———ッ!?)
「どうした?」
「い…いえ、なんでもありません」
(こんな時に発情期の症状が……!)
気付かれないようにソファに座るカフェ。そんな中、トレーナーは手袋に手を通していた。
「レース中脱げにくいように入り口は狭くなってるのな。よいしょっと…こうぐりぐりと入る様に」
(入り口が狭い…ぐりぐりと入れる様に…)
「よし、入ったな。確かに手袋だし暖かいな」
(トレーナーさんのが…入った…暖かい…♡)
発情期によって何やら意味深な変換をしているカフェ。トレーナーに悟られぬ様、発情期特有の疼きを抑えるために両手で肩を抱きしめる。
「サイズが違うからピッチリだな…俺の手の大きさでサイズ変わってたりしないよな?」
(ピッチリ…私のが…トレーナーさんのサイズに…変わって…♡)
「それじゃもう片方も付けてみるか」
(もう…片方…私のを…♡)
「よし、両方入ったな…これは確かに良いな」
(両方…トレーナーさんのが…入って…♡)
「まぁ、ピッチリだし乱暴に扱うとマズイからこのくらいかな」
(乱暴に扱う…私のを…トレーナーさんが…♡)
「慎重にゆっくり外すか…よしっと」
(んっ…♡ゆっくりと…外されて…♡)
「ありがとカフェ…どうした?熱があるのか?」
トレーナーは自分の手をカフェの額に当てて熱を確かめる。
(ああっ…トレーナーさんの…匂い…♡)
するとカフェはその手を掴み丁寧に舐め始めた。
「!?…ひょっとして…発情期?」
「ぷはっ…トレーナーさんがあんな事言うから…抑えられなくなって…♡」
その瞬間カフェはトレーナーを押し倒してウマ乗りになっていた。先程の変換と体勢が彼女の呼吸を荒くする。
「さっきだけとは言わずに…私の"手袋"…使っても良いんですよ…♡」
その瞬間、トレーナーの目の前で理性を何気ない言葉によって溶かされた獣が解き放たれた。
今日は学園が休みで良かったと噛み締めるトレーナーなのであった…