成田長親×波の伊八×ナスレッディン・ホジャ
真 名:成田長親(波の伊八+ナスレッディン・ホジャ)
クラス:シールダー
性 別:男性
身 長:169cm
体 重:59kg
好きなもの:海を眺めること
苦手なもの:豊臣の手の者
出 典:史実、トルコ民話など
地 域:日本、トルコ
属 性:混沌・中庸・人
一人称:わし
二人称:其方
三人称:名前呼び
概要
丸の内に三つ引き両の紋をあしらった甲冑に身を包んだ比較的小柄な男。武将然とした古臭い口調で話し、意地っ張りで誇りを大切にする頑固な性格。
真名
戦国から江戸初期の武将『成田長親』。忍城の戦いにて、豊臣軍二万の攻撃、石田三成の水攻めを受けて尚持ちこたえ、仕える北条氏の本城・小田原城が落ちても徹底抗戦の構えを見せた、誇り高き守将である。
サーヴァントとして呼ばれる全盛期の長親は当時の開城に不満であり、小田原征伐をもはねのける鉄壁の防御を望んでいた。そこで利用したのが融合している二つの霊基である。
『波の伊八』で知られる江戸時代の宮彫師、武志伊八郎信由は、関東において波を彫らせれば並ぶ者無しとたたえられた彫刻家であり、その鑿でもって波を自在に表現し操る。
『ナスレッディン・ホジャ』はトルコ民話に語られる機知人物の代名詞、今なお語り継がれるトリックスターであり、よく回る口で権力者、為政者をも負かしてみせる。
故に、如何なる水の責め苦も効かず、責め立てる怨敵に特攻を有する。次同じ目を喰らおうとも、決して負けない完璧な布陣である。
なお、イスラム教の僧職に該当するナスレッディン・ホジャは主張も弱く、スキルや人格の僅かな要素にしか顔を出さないが、職人気質で彫刻に心血を注いだ波の伊八は自我が強く、霊基のまあまあの割合を食っているため、定期的にそちらの側面が顔を出して欄間を掘り出したりする。
表に出ての戦闘は不得手。籠城し耐え忍ぶ逸話しか持たないが故に、単体では力不足感は否めない。
ステータス
筋力:D
耐久:C
敏捷:D
魔力:D
幸運:B
宝具:B
保有スキル
対魔力(C)
シールダーのクラス特性。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げない。クラスの特性によって通常よりも上昇しており、本来長親はここまでの対魔力を持ちえない。
陣地作成(A+)
本来は魔術師のクラス特性。波の伊八の彫刻作成に適した工房のほか、長親自身が籠城を行う「城」としての機能を持った陣地を作成することができる。魔術師のそれとは全く異なる、サーヴァントとしての現界にあたっての解釈によって付与されたもの。
軍略(C+)
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。三千余りの兵力で二万の軍勢と渡り合った事から、防戦・籠城戦において高い効果を発揮する。
波の神髄(EX)
武志伊八郎信由の最も得意とした「波」を彫る技巧。様々な題材と波を組み合わせ一つの作品として仕上げるその手法によって、神羅万象から波を見出す心眼。純粋な彫刻仕事にも用いられる。
賢明機知(A)
状況に応じて素早く働く才知。単純な頭脳働きでなく、相手の意表を突くような知恵、頓智で感嘆を誘い、毒気を抜いてしまう。このスキルを保有する者は為政者・王に対して特攻を持つ。
宝具
水勢・波に浮き亀城(すいせい・なみにおしじょう)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~5
最大補足:忍城の最大籠城人数
忍城を顕現させる、固有結界じみた宝具。再現度は使用できる魔力の量に依存し、魔力が潤沢ならば完全な1分の1スケールで召喚することも可能。忍城は荒川の自然堤防、周囲の泥湿地を活用した天然の要塞であり、その堅牢な造りは十倍の戦力差すらひっくり返しうるもの。水攻めに耐えきった逸話から水に対して高い耐性があり、例え城の天守閣を超える高さの津波が押し寄せたとしてもびくともしない。更に融合した霊基によって改造が成されており、波を自在に掘り起こす波の伊八の特性によって水流を操り、水攻めに会おうものならば全て跳ね返し敵軍を漂溺させる。この攻撃には為政者に対する特攻が乗っており、最早秀吉軍絶対殺す城と化している。以上の特性から、川の中央や海辺で展開すれば攻撃手段としても活用できる。