懐玉有罪

懐玉有罪

R.I.P. ゆり

再三言いますが

独自解釈に基づく独自設定多数の駄文です

ゆりの精神状態がまともじゃないなどの キャラ崩壊や解釈違いなど見受けられるかも知れませんので自己責任でお願いします














攻めた…とにかくいちばん前に出た

攻めた…無いはずの力や技を補ってでも

攻めた…生き急いだ、違う守ろうとした だけだ、いやもっと違う1番最初に死ぬ のが自分であって欲しかった

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一人でも多くと地獄の中を駆け廻る

祓っても祓っても耳を突く悲鳴     助けても助けても減らない血溜まり

「また一人っ…」間に合わなかった

否が応にも突き付けられる実力不足   痛感せざるを得ない己の無力さ

(拙…何でこんなこと……… っ!考えるな!拙の役目は役目は…あれ?せつのやくめって…)


鈍る思考を頭を振って吹き飛ばそうとするもつい先刻言われた言葉が廻るのを止められない


人語を解す程のかなりの等級があったであろう呪霊を奇妙な剣で切り裂いた彼が言い放つ

「ラッキーっと………ん〜とさ君邪魔」

「えっ?」

まるで殴打された様な衝撃が全身を走る

「いや、え?じゃなくてさあ…     分っかんないかな〜君狭い所で闘うの向いてないでしょここじゃ使いづらい術式? それは振り回し辛くて邪魔だしさ〜全く俺の運が良くなかったら危なかったよ〜」

「あ、いや拙に術式は無くて…」

「えっ〜?向いてないのは呪術師の方だったかあ…」「っ拙には七海「あ〜もういいから上で遊んでなよへこんじゃうな〜せっかく女の子だ〜って喜んでたのに…あっ!うん丁度いいや後ろから弱いのが来ても困るしね、それで一級ならさ俺より向いてるんじゃない?弱い物イジメ!そんじゃ頼んだよ〜」


言い返せなかったそれが、“正しい”   そう感じてしまったから


地下鉄出入り口を起点に当たり一帯を  駆け廻る何人たりとも寄せ付けない様

祓う 助ける 祓う 助ける 祓う 遅れる   祓う 死なせる その繰り返し

ああ、また…遠くで人が落ちてゆく   助けられる筈もない距離それでもと   意味も無く加速する

落下の軌道にフワッと広がる藍白の何か、心なしか以前より一回り膨らんだその式神はもにゅんと弾むかの様に墜落していた者を飲み込んで受け止める

身を包む安堵感

そこには今節術師になった       優秀な後輩が居るからと

身を襲う劣等感

吹けば消える様な筈のソレは      意識すればするほど身を蝕んでゆく

そんな中ビルの屋上恐らく件の墜落その 張本人、急な加速の所為か霞んでくる視界の中朧気ながらも確かに目視したそれは、呪詛師か呪霊かすらも自分じゃ見分けが つかぬ程の速度のナニカ

「っ何処へ…いや向こうは!」

絶対に行かせたら行けない方向への軌道

拙が守り切れなかった人を助けてくれる 拙なんかじゃ扱え無いとても優しい技を 持った頼りになるその人が居る場所

「行かせない…!」


何もかもをも振り払い更に駆けた


(間に合わなかった…!)

幸いもっと居たはずの呪骸や仲間達は  おらず要救助者と共に逃げ出せた様だ

「ゆりか!」「ほう、アレが加茂の…」

辛うじてそれが綿だったと分かるだけの ボロボロになったナニカがあった

「アレは…」「…フンッ亡霊だ」

「ゆり、あまり前に出過ぎるなよ    かなり強く作った筈だが一撃でああだ」

(…ダ程じゃないがな)


駆けた

そうなるのが物ではなく者になる前に



攻めた

最強にギブアップをさせれる      程の力も無いのに


違和感


攻めた

最強に準ずるほどの速度を       出せる技も無いのに


違和感


(今の拙なら…!)

何故か強烈にまとわりつくソレを    黙殺し、切迫し続けた

「一分!」勝った、そう確信してしまった油断したつもりは微塵も無かった 

けれど確かにそこに隙は生まれてしまって

「なってねぇなあ「っ!なんっガハッ   呪具使いが!」

「何で」言い切る前に頸に巻き付くは

自分が  

 握っている筈の鎖

 (利用された!)なんて甘い思考は  

強烈な死の気配で塗り潰されていく   否絡み付くのは死そのもの

(呪術師に悔いのない死などない)

廻る景色の中に居る守ろうとしたハズの、拙なんかより力強いその人の言葉がフッと脳裏を掠めた気がして


「拙が宿儺の器を監視すればいいんですね」

「何を考えて宿儺を生かしてたの?」

「七海元一級術師は拙が殺します。」

拙はそう言っていたはずなのに

目の前で死んでいく人達 

辿り着く頃には居なくなってしまう人達

否定したくなったどうしても

自分の手で終わらせたかった

自分の信念を肯定するために


『しゃけ!』


『私推薦しましたよね?』


『ひゅーひょいだよ簡単だろ?』


『推薦だけで従順になり過ぎだね…私は嫌いじゃないよ』『コスパ良すぎですね姉様』


『君は気張りすぎ結局何もしませんでしたとかでもそれでいーじゃん』


『ゆりwわざわざ鑑賞会開いてまでこんなん流したのw』

『オマエの映画の好みは何がどうなっているんだ!』


『おお!なんか楽しそうだなそれ』

『いや!おかしいだろ何だそのタヌキ!』


『語彙…おにぎりじゃない方が良くないですか?』


『良いセンスしてるわね(服だけは)』


『僕なりますよ呪術師に』


『認めさせてやるからもうちょい待っててよ』


『どんな男がタイプだ?女でもいいぞ!』


『俺の究極は名字じゃなイ』


『一緒に行くに決まってるじゃない』


『もっと人を頼ってくれ』


【自分にできることをやるのは     良いことだよね】

ホントの自分を曲げていたその時点で


分かっていただが気付くのが遅かったいや気付いていたのに分かってないフリをした

(ああ…拙は…せ…つは)

駆け廻るのは懇篤な言葉と悪い夢

ソレはこの頃よく見る夢と       何一つ変わらなくて

少なくとも最期に聞いた言葉は

「あ、お前術師じゃねえのか」

1番聞きたく無い言葉だった。




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