感想
>>日は落ちたものの空はかすかに薄青が残り、ひんやりとした色をしていた。
ここすき
まだ夜になりきらない薄ぼんやりした青色の空見える
>> ……勇み足だの、自分で思うより折り合いを欠いているだの、それこそ『かかり気味』だのと自嘲の言葉が溢れちまいそうだが、いかんせんこれが『正気』で──それを自覚しているのだから、自分でも質が悪いとは思ってるさ。面倒なことにな?
かわいい
>> 交通整理も敷かれて、白熱灯のぶら下がる屋台が軒を連ねれば、閑静に慣れたカミサマもビビって逃げ出すんじゃねぇかな?
これナカヤマのたまにある語尾がちょっと柔らかくなるやつですき
かわいい
>> 大体遅れちゃいないんだから──謝罪を思い立つより先に、言うことが一つや二つ、あるんじゃねぇの?
ここちょっとわがままになっててかわいい
>>あァ、恋する乙女って奴は簡単でいけねぇや。装飾の一つもない単純明快な表現にすら、祭囃子の篠笛みたく、踊るような心地になっちまうんだから。
感情に振り回されてでもそれでいいって思うナカヤマからしか得られない栄養素がある
最高
>>浴衣の柄、朝顔蜻蛉文の解説をしてやる私の両手は再び巾着で塞がれて、
ここお行儀良くて好き
>>私は気づいてるよ。アンタが敢えて『大人』だと強調したことに。 そのくせ、結い上げた髪のそばで揺れる玉簪の垂れ飾りに、視線を寄せていたことも。まるで、整えた襟足から浴衣の衣紋抜きにかけてのうなじのラインから眼を逸らさんばかりにさ。
興奮した
>>8
世界が二人だけになった感じしてて良い
ナカヤマわりと覚悟決めるまでは自分の望みを押し通せないとこありそうと思っているので寂しげな描写のところ“わかる”になった
ラスト一文の後戻りできなさそう感すごいゾクゾクくる