愛ある罰
ルフィに命からがら助けられた僕は彼から呼び出しを受けた
ルフィ、怒ってたな……それもそうか、「気安く話しかけるな」とか「キミに構ってる暇は無い」とか……酷いこと沢山言っちゃった……
「る、ルフィ…言われた通り……来たけど…?」
「………」
うぅ、何をされるんだろう……も、もしかして…叩かれる……?………それでルフィの気が済むなら僕は……
「ウタ」
「っ…」
ルフィが手を振りかぶった。な、殴られ…
ギュッ
………ぇ?
「ウタ…良かった……」
「え、あ……ち、ちょっと……!!」
殴られるどころか僕はルフィに抱きしめられてしまった。どうして?僕はあんなに酷いことをしたのに…
「勝手にいなくなろうとすんなよ…おれは…もっとお前に生きて欲しいんだよ!!」
必死の表情で僕に訴えかけてくる。あぁ、キミのそういう所は全然変わってないんだね……結局僕が勝手に一人で抱え込んで爆発してしまっただけじゃないか
「本当にごめんよ…もう二度とこんな事しないからさ…だからもう…そんな顔しないで?」
「本当だろうな」
「本当だよ、僕を信じて」
「…分かった」
「!…ありがとう!!えへへ、でも嬉しいなぁ、ちゃんと現実でキミと再開できてさ…ずっと会いたかったから」
「………」
「……ルフィ?どうかし………ん"ッ…うんッ…!?」
僕の唇はルフィに奪われ……え、何これ、僕ルフィとき、キス……してる…
「ぷはっ…はぁ……ぁ……」
「!!…わりィ…お前の事見てたら……急に……変な気分になっちまった」
「な、ナニソレ……そんなのおかしいだろ……変態!!」
「う……」
「……でも…嬉しいよ、僕を求めてくれて、凄く嬉しい」
「ウタ……」
ちょっと頭が混乱しているけど…僕はルフィになら全てを捧げてもいいと思っていた、むしろ捧げたい
それに……
どこがとは言わないけど……凄く熱持って苦しそうだ……このままだとルフィが…辛いんだよね?
よ、よし…
サワッ
「!?お、おい…」
「僕は……色々迷惑かけちゃったからさ……キミの言う事何でも聞いてあげる」
「ほら…き、来なよルフィ…」
これは罰だ、罰だから仕方ないんだ
そう思い込む事にした