悪魔を導く花薄荷

 悪魔を導く花薄荷


 「ジュラゲドくんの意気地なし!グスっ…」

 そういってローズマリーは泣き出して部屋から出ていった

 ジュラゲドは外見こそ両腕に鉤爪を持ち針のように尖った一本足を持つ、人間に近い姿をしたアロマージのローズマリーと比べればまさに異形の怪物ではあるが温厚で心優しい性格の持ち主でありローズマリーとは種族を超えた愛を育んでいた

 そんな二人がついに初めての夜を迎えることになったのだが、人間とは比較にならない規格外な逸物を持つジュラゲドはそれでローズマリーを傷つけてしまうのではないかという懸念からなかなか踏ん切りがつかず、ローズマリーは痺れを切らしてしまったのだ 

 「…………」

 「そんなことがあったのね」

 ジュラゲドはローズマリーとのことをマジョラムに伝えた

 ジュラゲドの言葉はアロマージにはわからないものの長い付き合いによって身振り手振りで意思の疎通ができるようになった

 ジュラゲドはベルガモット等からマジョラムが痛みを和らげるお香を持っていると聞いておりそのことについて相談していたのだ

 「確かにお香は持っているけどそれだけでは解決できないと思うわ。だってあなた自身が怖がっているんだもの」

 「……!」

 図星だった、ローズマリーの体調を気遣っていたのは嘘ではないがそれ以上に彼女に恐怖を与えて拒絶されてしまうことを恐れていた

 「自信がないのね?じゃあ私と練習しましょう。心配しなくていいわローズマリーにはナイショにしてあげるから」

 そういってマジョラムは服を脱ぎ捨てるとジュラゲドは慌てて後ろを向いて視線を逸らす

 「………!?」

 豊満な乳房にくびれた腰回りなど男なら誰もが目を向けてしまいそうな容姿をしているだがローズマリーを生涯愛すると誓ったジュラゲドはそれを受け入れることはできない…

 はずなのにジュラゲドの規格外な逸物は痛いほど腫れあがっていた

 「ごめんないね。催淫効果のあるお香を焚かせてもらったの。ほらこっちむいて?」

 「……!!」

 ジュラゲドはお香の影響で沸きあがる衝動を抑えきれなかった

 「触ってみて。きっと後悔させないわ」

 ジュラゲドは両手の鉤爪で傷つけない様にそっと触れるとマジョラムは艶やかな吐息を上げる

 「優しく撫でて……そう上手よ。次は上下に擦り上げて」

 言われるままにマジョラムの乳房を揉みながら胸元にある突起物を指先で摘まむようにするとさらに喘ぐ声が大きくなる

 「手だけじゃなくて舌も使ってみて」

 異形であるジュラゲドの舌はまるで蛇のように長く先が枝のように細かく分かれている

 それを恐る恐るマジョラムの乳首に押し当てるようにして舐めるとより一層高い声で鳴いた

 「今度は吸ってみて。強く吸い上げるのよ」

 「ジュルルッ!チュパァ 」

 言われた通りにするとマジョラムは身体を大きく仰け反らせビクビクと痙攣するかのように震えている

 「なかなか上手ね。きっとローズマリーも喜んでくれるわ」

 そういって今度は秘部を指で広げるとそれをジュラゲドに見せつける

 「さあ応用よ。ここを愛撫してみて」

 ジュラゲドの太く長い舌がマジョラムの女性器に触れるとヌチャリとした音が部屋に響き渡るそ

 細かく枝分かれした舌はマジョラムの膣内をくまなく刺激していく

 「ああぁ!!すごいわ。こんな風にされたらおかしくなりそうだわ」

 「ジュルッ!ピチャッ」

 ジュラゲドは夢中でマジョラムの性器を刺激し続けた

「もう我慢できないわ。来て……」

 そういうとマジョラムは自ら股を広げ挿入しやすい体勢になる

 「……………」

 「まだ不安なのね。でも大丈夫よ。私はローズマリーじゃないんだから。たとえ失敗したとしても気にしなくていいのよ」

 たとえ相手が想い人のローズマリーでなくてもジュラゲドは誰かを傷つけたくはない

 そんなジュラゲドの脳裏に浮かんだのは悲しそうな顔をしたローズマリーだった

 彼女を傷つけたくはない、だがそこからいつまでも逃げていては前に進めないと自分に言い聞かせて覚悟を決める

 「ふふっ、あなたに愛されてローズマリーはきっと幸せだと思うわ。あなたの覚悟は私が受け止めてあげるから」

 ジュラゲドはマジョラムの指示に従い自身の巨大な逸物をあてがいゆっくりと挿入していく

 「ゆっくり動かして、最初は浅く何度も出し入れを繰り返して徐々に深く沈めていくの」

 「……!」

 少しずつ奥へと侵入していきようやく根元まで差し込んでいく

 ジュラゲドの巨大な逸物を受け入れたマジョラムの腹部は妊婦のように膨れあがっていた  

 「ちょっと苦しいけど問題ないわ。そのまま動き続けて」

 「……!」

 ジュラゲドは腰を打ち付け始める

 「んあっ!いいわ。もっと激しく動いて」

 「パンッ!パンッ」

 はじめはマジョラムの顔色を伺い恐る恐るといった様子だったが次第に慣れてきたのか腰の動きが激しくなっていく

 「んぅっ、気持ち良いわ。その調子よ」

 「……!」

ジュラゲドはより快感を得ようと無意識のうちに長い舌でマジョラムの乳房にしゃぶりつき乳首を吸い上げていた

「ひゃうんっ!?いきなり激しすぎよぉ」

ジュラゲドはさらにマジョラムを強く抱きしめる

「あんっ!駄目ぇ。壊れちゃうわ」

マジョラムの目は蕩けており口元はだらしなく開きっぱなしになっている 

「ぷはぁっ……いいわよ。中に出して」

ジュラゲドの逸物が一際大きくなる

「んあああっ!」

「……!!」

 ドクンっと放たれた精液も逸物と同じく規格外で大量の白濁色の液体が勢いよく流れ込み収まりきれず逆流してくるほどだった

 「あはっ……凄いわ。これで自信が持てた?」

 ジュラゲドはマジョラムの身体に付着した精液を拭き取ると感謝の意を伝えた

 「痛みを和らげるお香はもう必要ないみたいね。ローズマリーのところに戻ってあげて。あの子もあなたのことずっと気にしてたから」

 (ふふっ、初心なローズマリーがあれを知ってしまったらどうなるのかしら)

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