悪魔と迷送香に割り込む花薄荷
「はあ、はあ…こんなつもりじゃなかったのに」
マジョラムはそういいながら自身の秘部を慰めていた
ジュラゲドとの交わりはあくまで煮えきらない彼に発破をかけるためのものであり、これっきりのつもりだった
だがあの逞しい肉棒に貫かれたことを思い出す度にマジョラムは身体が疼いて仕方がなかったのだ
「ダメよ、ジュラゲドはローズマリーの大切な人なんだから」
しかし一度覚えてしまった快楽を忘れることはできず毎日のように自慰行為をするようになっていた
「ああぁ、足りない。欲しい……」
あの快感を求めて指を激しく動かすが、マジョラムの心と身体は満たされることはなかった
「私ったら…なんてことを」
気づけばジュラゲドとローズマリーの愛の巣に侵入していた
ジュラゲドとローズマリーは寝台で眠っており、それでも繋がれた指と指を見れば彼らがどれだけお互いを愛しているかがわかる
「ごめんなさい。私は最低の女よ」
マジョラムはジュラゲドの肉棒へと手を伸ばすと起こさないように優しく擦り上げる
「ああ…すごい」
手で触れただけであるはずなのに、マジョラムの秘部は期待に打ち震え愛液が溢れ出している
そして今度は肉棒を口に含むと舌先でチロチロと舐める
「チュパァ……レロッ」
最初は恐る恐るといった様子だったが次第に大胆になっていき喉の奥まで飲み込むようにして奉仕を続ける
「んむぅっ……ジュプゥ」
ジュラゲドの肉棒はあまりに大きいため喉奥を使っても収まりきらず息苦しさを感じる、だがこの圧迫感こそマジョラムが求めてやまないものだった
「ごめんさいね。ジュラゲド、ローズマリーもう抑えられない」
肉棒を口から離したマジョラムは今度は自身の秘部にそれを擦りつけると一気に挿入した
(ああっ!!入ったぁ)
肉棒は膣内の最深部まで到達しており子宮口をこじ開けようとグリグリ押し付ける
(凄いっ!これが欲しかったのぉ!!)
あまりの質量に呼吸すらままならない状態で必死に腰を振り続ける
「…………!?」
ジュラゲドが目を覚ます
彼はこの状況を飲み込めず困惑しているとマジョラムは顔に指先を当てる
「ローズマリーが起きちゃうから静かにして」
そういうとマジョラムは再び腰を動かしはじめる
「ああダメ…すごすぎる。こんなの知っちゃたら…もう戻れない」
マジョラムは貪るように腰を打ち付け続け絶頂を迎える
「イクッ!イッく~!!」
「………!!」
ジュラゲドも必死に耐えていたが膣内の強烈な締め付けには抗えないず射精し大量の精液を流し込んでしまう
「ああっ!出てるぅ……熱くて濃いのいっぱいぃ」
ビクビクと痙攣しながらマジョラムはうっとりとした表情を浮かべる
「ちょっとマジョラム!!ジュラゲドくんになにをしたの!!」
目を覚ましたローズマリーは激怒していた
愛する人が目の前で犯されたという光景を目の当たりにして冷静でいられるわけがない
マジョラムはバツの悪そうに笑うと事の経緯を説明した
「前にジュラゲドくんにお香を使って無理矢理犯した?それに加えて今回は夜這い?」
「信じらんない!いくらなんでもやっていいことと悪いことがあるでしょ!!」
「だから謝ってるじゃない。でもあなただって悪いのよ。ジュラゲドを追い詰めなければこうはならなかったのよ」
「それは…そうだけど、それとこれは話が別でしょ!!」
「………」
ジュラゲドはローズマリーを宥めようとするがかえって怒らせてしまう
「ジュラゲドくんだっていけないんだよ。ちゃんと言ってくれれば責めたりなんてしないのに」
「まあいいじゃない。結果的には全員幸せになれたのだから。これからも仲良くしましょう」
「マジョラムは黙ってて。ジュラゲドくん、騙されちゃダメだよ。マジョラムは自分が気持ちよくなりたいだけなんだから」
その後、ローズマリーはマジョラムには一滴も渡さないと意気込み、ジュラゲドとのセックスはさらに苛烈なものになるのであった