性■約聖書

性■約聖書



「初めに神は天と地をお創りになりました。暗闇の中、神は「光あれ」といい――」

カルデアの一室、子供達が暮らす子供部屋にマルタはいた

その手に持つのは聖書……なのだが、継ぎ接ぎだらけで不格好でありマルタのような聖女が持つのには相応しくない

そもそも、歴史に名を残す聖女マルタならば読み聞かせ程度なら聖書を用意する必要もないだろう

「マルタせんせー!神様のお話は良いからお父さんのお話聞かせてー!」

そういったのは青みがかった髪の、少し耳を尖らせた少女

少女の言葉に呼応され、他の子供達も「お父さん」の話を聞きたいと言い出して止まらない

「仕方ありませんね……それじゃあ神様のお話はこの辺りにして私達のマスター……貴方達のお父さんについてお話ししましょうか」

ぱたん、と聖書を閉じると後付けされた……何度も、何度も読み返したのだろうボロボロな、分厚い聖書の三分の二程にもなる、ある男について綴られたページを開いた

「今日はお父さんと私の出会いについて語りましょうか。皆も知っての通り、私はサーヴァント……肉を持った貴方達とは違い、霊体の身」

「だからここにいる私だけじゃなくて別の場所に召喚された私が……それこそお父さんに出会っていない私もいるかもしれません」

腹に刻まれたそれを撫でながら、実際には“コレ”の影響で別の自分など存在しないのだが……とマルタは考える

まぁ、これのことは本題ではない、今はあの時のことを……魂に刻まれてしまうほどのあの衝撃を、彼女達に語らねば

「その時のお父さんは第一特異点修復の為、フランスにやってきていました。同時に私もサーヴァントとして召喚されていたのですが……その時は人理の敵としてでした」

狂化英霊として召喚されたマルタは望まぬ虐殺に加担することとなりそうになったのだが……その強靭な精神で命令に耐え、この特異点を修復する者がやってくるのを待っていた


「そして――私は彼と、マスターと出会ったのです♥」

その時の立香はマスターとしても新人であり、人としても脆弱であり、とても7つの特異点を攻略できるとは思えなかった

そこでマルタは敢えて彼の脅威となり、彼を鍛えるべく立ち塞がったのだが……その結果は聖女マルタとて、想像もできない結末であった

「貴方達のお父さんは、立香は適切な判断で私のことを打ち倒すと地面に組み伏せました♥今思えば初めての特異点攻略で緊張していたのでしょう♥あんなにもオチンポ様を大きくし、それが性器であると私が気が付くのには少し時間がかかりました♥」

後で聞けば、立香は特異点攻略前からブリュンヒルデとクリームヒルトと関係を持っていたようでその時から彼の異常な性欲……いや♥カルデアの雌達を幸福にしてくれる、雄の本能が目覚めていたのだろう♥

「組み敷かれ♥徹底的に犯され♥聖女である自分を忘れ♥狂化せいだからと言い訳し♥私はマスターのおちんぽ様を、与えてくれる快楽を♥その身に叩きつけられました♥」

「何度も犯され♥日が沈み、日が昇るまで犯され続けて♥少し携帯食を口にしてまた犯し始め♥また日が沈んだところで漸く♥マスターは気が済んだのか、私のことを開放しました♥」

「その後、残った気力で竜殺しの英雄のことをマスターへと伝えて私は退却したのですが……座に戻って♥漸く自分の身に起きたことに気が付いたのです♥」

それは自分の身が清くなくなっていること♥立香に徹底的に犯されたことでマルタの魂は敗北を受け入れてしまい、その身に、魂に立香のことを刻み付けてしまった

それからは地獄のような日々であった。座というのは時間の概念はない、それ故にマルタは狂いそうなほどに快楽を、立香のことを求めて、主に祈るばかりの日々を送っていた

早く♥早く自分のことを召喚してくれ♥再び、そのオチンポ様で私のことを満たしてくれ♥この狂いそうな快楽から自分のことを救ってほしい♥

……そして♥ついにその時は訪れたのだ♥


「特異点攻略の翌日♥マスターが召喚を試してみれば、そこに現れたのは“私”の姿でした♥」

「その時、私は主へ感謝しました♥マスターのような素晴らしき雄に出会えたことを♥そしてマスター……立香にもそれと同等……いや♥それ以上の感謝を捧げたのです♥」

「数多くいる雌の中で私を選んでくれて♥召喚してありがとうと♥この永遠にも続くような苦しみを♥我慢を♥しなくてももういいんだと♥オマ〇コから本気汁をいっぱい垂れ流しにしながら……理解したのです♥」

己が……立香に召喚された意味に♥

「私の役割はマスターの素晴らしさを世に広めること♥この世に遍く存在する雌へ幸福を齎す手伝いをすること♥それが私が召喚された役割なのです♥そしてそれは勿論、貴方達も例外ではないのですよ♥」

子供達へ視線を向ければ、そこにはマルタが語ってくれたマスターとの情事に興奮してオナニーを始める少女達の姿があった

見た目はまだ5歳ほど、一番大きくて9歳ほどしかない少女達だというのに股座は愛液でびっしょりと濡れ、今か♥今か♥とぱくぱくと膣口を開閉させながらおちんぽを待ち望んでいる♥

「あー……これは仕方ないわね♥ルーラーの私、マスターのことを呼んできてください」

「こっちだって忙しいのよ、ライダーの私!久しぶりに200人近い数の赤ちゃんが産まれて授乳やらなんやら人手が足りないの!貴方が呼んできてちょうだい!」

「私はこの子達の面倒と準備をしなきゃいけないの!そっちはあんた以外にも人員いるから一人抜けても大丈夫でしょ!」

「育児舐めんな!ただでさえ万年人手不足なんだし、あんたが呼びに行きなさい!それとも何?今行くとマスターにハメ潰されちゃいそうだとか?」

「あ!それなら私が行きましょうか?私、ちょうど手空いてますし!」

「「あんたは休んでなさい、キャスターの私!そんなお腹でうろちょろすんな!」」

マルタが話しかけたのは彼女とよく似た顔の……いや、全く同じ顔をしたサーヴァントであった

三人の中で特に気が強そうで一番胸の大きいのがルーラーのマルタ、何度も尻を叩かれ、腰を打ち付けられたからか一番尻が大きくなっているのがライダーのマルタ、そして現在、ブリュンヒルデ、クリームヒルトに次いで三番目に一度に多くの子を妊娠してお腹を大きく膨らませているのが一番若いキャスターのマルタ


「仕方ない、私がマスターを呼びに行くからルーラーの私、あんたは布団の用意しておいて!あと初めての子もいるから――ッッッ♥♥♥」

その時、ライダーのマルタの背後にある扉から誰か入ってきた

顔を見なくとも分かる、匂いを嗅がなくても分かる、耳が聞こえなくとも誰が部屋に入ってきたか分かる、この存在感♥

その気配を感じ取っただけで部屋にいた全ての雌は子宮から本気汁が溢れ出し、ぽたぽたと床に零れ落ちる

年齢も♥距離も♥場所も関係なく、皆がマスターに犯される想像をしてしまい、腰が抜けて自然と平伏する♥

「「「いらっしゃいませ、マスター♥今日はいったい何の御用でしょうか♥」」」

尻を高く上げながら、土下座する雌の姿を見て立香は満足そうに頷いた

「成る程♥雌の匂いがしたから子供部屋の子達を使おうかと思ったのね♥なら丁度いいわ、私も♥マスターのことを呼ぼうと思ったの♥」

「部屋を軽く見渡しただけで分かるでしょう♥まだ子供だというのにこの子達は準備万端♥貴方の、お父様の子供を産みたいって子宮が疼いている♥好きなだけ食べてちょうだい♥」

「こっちはー……流石にダメね♥マスターの精液入り離乳食を与えているけど流石にマスターのつよつよおちんぽを挿入したら壊れちゃうわ♥」

「私のお腹の子は……マスターが部屋に入っただけでいっぱい暴れてますよ♥早く産まれたいって♥パパのおちんぽをしゃぶりたいって♥痛いくらいお腹を蹴ってます♥」

三人の報告を聞いた立香はまずは子供達の相手をしようと服を脱ぐ

「お承りいたしました、マスター♥それでは子供達を寝かせる布団を用意しておくので適当に味見をしながら待ってください♥」

「それじゃあマスター♥せっかくだし赤ちゃんに離乳食を与えてみない?♥私達の子ですもの♥貴方の精液を直接上げたらもっと成長が早くなるわ、きっと♥」

「そ、それなら私のオマンコを虐めてください♥お腹の子も、パパのおちんぽが欲しくて言っている気がするんです♥」

……こうして狂った宴の準備が始まる最中、ふと立香の目にマルタがテーブルに置いた聖書が映る

表紙に書かれたタイトルは「性■約聖書」、立香を女性の救世主として崇め奉り、この世に存在するありとあらゆる女性に幸福を授けてくれる存在のことが記されていたカルデアのみに存在する聖典であった

Report Page