思考を巡らせ
「Ⅲ度火傷、内臓のダメージも深刻です!」
「あぁ、早急にーーー」
身体が悲鳴をあげても"ROOM"を起動させる。
命を繋ぐための措置をする。
心臓が時折停止する、ルフィに電気は効果が見込めないのでメスで心臓を抜き取り直接マッサージをする。
生きようとする身体を手助けをする。
重症だ。わかっている。
「ローくん!そろそろ休憩を「まだだ!まだ症状が安定してない!」……わかりました。」
ペンギンをかぶった奴の言葉を遮る。
身体の消耗が激しい。
ただでさえまだ弱っている身体にきついのはわかっている。
だが、言った通り症状の安定はまだしていない。
油断どころか一つ間違えればルフィは命を落とすだろう。
それに、ルフィが生きようとするのかわからない。けれど
「ルフィ恨むなら生かしたおれを恨め。
…兄ってのは年下に生きていてほしいもんだから。」
頭がふらつく、身体が震えている。
けれど、もうすぐ必要最低限は安定する筈だ。
だから考える、これ以上この海賊団に世話になる訳には行けない。
安全でルフィを隠せて、医療設備が整った場所を、探さないと思考の端で考えている