干渉、変質・・・そして・・・?
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使用人達が近づきたがらない場所へと箱を持ってスヨーダナは躊躇うことなく歩みを進める。ひそひそと嫌そうな顔をしながら化け物を見るような目でこちらを見つめてくるいくつかの視線を無視し、その部屋へと体を滑り込ませた。
目の前に変わらずにある99の壺と床に敷き詰めた(スヨーダナが持ってきて広げた)花々が存在している。新しく持ってきた花束を混ざらぬように箱に入れたまま壁際の端に寄せ、枯れてしまっている花を回収するために重ねて持ってきた空の箱を持ち、歩きながらまだ目覚めぬ年下の家族たちに今日あった出来事を話しかけ続ける。
「今日見た景色も美しかったが、まだまだ探索しきれてなどいない。眠ったままでは退屈だろう、だから早くー」
「スヨーダナ、やっぱりここに居たんだね」
「ユユツか。また忍び込んで来おってからに・・・」
「・・・ここに来る分には咎められないからね・・・」
「俺や父上がいいと言ってるのに、煩わしい奴らめ。・・・まぁいい。」
後ろから話しかけられ振り向くと先程の自分と同じように箱を持った異母兄弟のユユツが眉根を下げて立っていた。体や服のそこかしこに葉っぱが付いているのは正規の方法で訪問していない状況を示していた。スヨーダナと同じように箱を持っているのを見てここに向かうのだろうと判断し、見なかったふりをしたのだろう使用人たちの様子は想像に難くない。
どことなく居心地が悪そうな様子の彼を悪く言う下々の者を思い浮かべて苛立ちを浮かべ苦々しい表情になるが、頭を振ってその思考を振り払う。枯れた花を入れていた箱を床に置きユユツに近づき付いてしまった葉を払ってやる。
「今日も俺を手伝いに来たのだろう?物好きな奴め」
「・・・まだあの子たちは起きないのかい?」
「全く・・・寝坊助な奴らばかりだ。この俺がここまでするのだから早く起きー」
「スヨーダナ?どうしー」
呆れたようなまなざしで箱を持ったユユツを見つめると葉を払った際擽ったかったのかへにゃりと笑み崩れ、質問に答えずに話題を逸らす。草花の入った箱を持たせたまま、空の箱を預かり腕に抱える。先程の顔よりもこの顔の方が好きなため苦笑しつつ仕方なく話題に乗ってやるために後ろの壺を見るため振り向き、止まる。止まった己を不審に思ったのか体をずらし同じような方向へと目線を向けたのだろうユユツも同じように固まる。
そこにはいつの間に現れたのか不気味な何が存在していた。恐怖を駆り立てるような程悍ましく、どう見ても不快感しか齎さないソレがうぞうぞと蠢く。ソレが腕のようなものを動かし、近くの壺に伸ばそうとしているのを見てスヨーダナは逃げなければならないという警鐘を無視して怒りのまま空箱を手に殴り掛かる。
「俺の家族に、触れるな!!!」
「スヨーダナ!!」
悲鳴を上げるようなユユツの声を無視して壺を守るためにソレの前に躍り出る。殴りかかった衝撃で箱はバラバラに崩れたが掌に握りこむような丁度いい大きさのものを拾い上げその悍ましい何かと相対する。殴りかかった己が不快だったのかその何かは壺に向けていた意識をどうやらこちらに向けているようだった。
距離を保ったままジリジリとユユツと壺から遠ざかるように反対側のもう1つの扉の方へと移動すると、ソレも合わせてズルズルと移動し己に近づこうとしている。
「スヨーダナ!!」
「・・・他に同じような奴がいないとは限らない。だからユユツ、頼んだ。・・・此方に来い!化け物!!俺が相手をしてやろう!!」
体が動かないのか泣き出しそうな様子のままこちらを見続けるユユツに向けて苦笑する。ひどいことを言っているのだろうなというわずかな罪悪感はあれども行動を変えようとする気は起きない。背後に扉がある位置まで移動し、そう啖呵を切って扉の方に踵を返す。ちらりと背後を確認するとドカンという音と共に壁が壊されソレが己を追ってくるのが見えた。
悍ましいものが見えなくなってようやく動けるようになったのかユユツは糸が切れたかのようにそのまま床にへたり込む。ボロボロと涙が止まらない。
「スヨーダナ・・・どうして・・・」
分かっている。スヨーダナの行動はある意味で正しい。例え己だけが動けて同じように前に躍り出でも、あれは己に興味を示さなかっただろう。あれは99ある壺の中とスヨーダナには意識を向けていたが、最初から最後まで己の事は居ないものとして扱っていた。
「どうされましたか!!」
「ひどい・・・壁が・・・」
「お怪我はありませんか!!」
流石に大きな音が響いたため無視し続けることはできなかったのだろう幾人かの使用人が部屋に入り、その惨状に息をのむ音が聞こえた。だがそんな使用人たちの言動に応えることなくユユツは壊れてしまった壁の向こう側を見続ける。
「わたしは・・・私は大丈夫です。・・・だから、お願いです・・・スヨーダナを・・・スヨーダナを助けてください。」
泣き続けながら話しているせいでしゃっくりが止まらない。自分の体のはずなのにしゃがみ込んだまま動くことが出来ない。
(どうして・・・どうして付いて来てくれと言ってくれなかったんですか、スヨーダナ!!)
無力な自分に歯噛みしながらも一緒に戦おうと言ってくれなかったおとうとに恨み言をぶつけることしかユユツにはできなかった。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
住み慣れた王宮から離れるようにして悍ましいものと一定の距離を保ったままスヨーダナは人のいない方向へと駆け続けていた。ちらりと幾度ともなく行ったように後ろを見ると変わらずにソレは脇目も振らずに己を追いかけ続けているようだった。
(民に被害が行かないことはいい事なのだが、しつこすぎやいないか、こやつ・・・。まあ、よい。もう少しで開けた場所に出る。逃げ続けるのも俺らしくないからな!)
ぎゅっと右手に収まったままの箱だった棒のようなものを握りしめ自分を鼓舞する。そうしてようやく目指していた開けた場所へとたどり着きくるりと後ろを振り向きそれと対峙する。
「俺の家族に手を出そうとしたこと後悔させてやろう!」
吠えるようにして言葉をたたきつけ、スヨーダナは悍ましいソレに殺意を向けて向き合った。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
それは腕のようなものを伸ばし己を捕えようとしているようだった。凪払い・受け止め、避けながらも隙が出来たところに棒を叩きこむ。幾度か繰り返してるものの、ソレは全く怯むことなく同じように腕のようなものをこちらに伸ばしてくる。
「くっそ!痛みなど感じてないのかこやつ・・・。このままではこちらが不利なままではないか!!」
あれからどれほど時間が経ったのか分からないが状況は全く好転しない。手に持った得物も丈夫なものではないため何時壊れるか分からないし、じわじわと体力が削られ続けている。何か打開策が無いかとソレの動きを見極めつつ対峙していた時だった。
ドカンという音と共にソレが何かに吹っ飛ばされる。
「スヨーダナ、無事か!!」
「ビーーーーマではないか!!!なぜここに居る!!・・・いや。そんなことよりも、貴様がここにおるという事はユユツは無事なのだな!?」
ほっとしたような顔でこちらを振り向く男に向けてビシリと左手で指さす。いつものような嫌味を言ってやろうとするも家族を守るためとはいえ置いて来てしまった泣き出す寸前のような顔をしていたユユツを思い出し、ぐっとこらえて問いかけた。
「ユユツ・・・?ユユツがどうかしたのか?」
「・・・何だ、知らんのか。役に立たん奴だな。・・・貴様が力加減なく殴り掛かったのだからアレも跡形もなかろうて。」
こてりと首を傾げて不思議そうな顔をしている男はおそらく今日も自分の暴力的な力を自覚しないままあっちこっちをふらふらしていたのだろう。その証拠に髪はぼさぼさだし葉っぱどころか小さな木の枝すらもそこかしこに刺さっている。
ガッカリとした気持ちはあれども、野生児のような男に細かい気配りなど不可能だろうと見切りをつけ悍ましい何かが吹き飛ばされた方向へと目を向ける。地面を抉ったような跡とその少し先にあるめちゃくちゃに折れ曲がってしまっている木々。一瞬にして作り上げられてしまった惨状にドン引きするしかない。
「さっきの何だったんだ。思わず殴り掛かっちまったが・・・」
「何か分からずに殴り飛ばしたのか貴様。・・・まあ、よい。ユユツが心配だ。早く戻ってー」
こちらに近づいてくる男に近づくなという意味を込めて追い払うようにして手をヒラヒラさせる。疲労感の残る体を伸ばし王宮へと戻るために足を進めようとした所でがさりと折れ曲がった木々の先から音が聞こえ男と共に身構える。
「へぇ・・・。まだ起き上がれる体力があるんだな。」
「・・・今回は別にいいが、貴様はもう少しー」
凶悪そうな顔で笑っている男の顔を横目で見る、そんなわずかな瞬間だった。己の体が衝撃を受ける。体を守るようにして構えていた棒はあっさりと折れ曲がり勢いよく後方へと吹っ飛ばされた。
「が・・・。」
「スヨーダナ!!」
ガツンと吹き飛ばされた勢いのまま背中と頭に衝撃が走り、ズルズルと崩れ落ちる。打ち所が悪かったのか立ち上がることが出来ない。大声をあげているのだろうがはるか遠くに聞こえてしまっている男の声と己に覆いかぶさるような何かを見てスヨーダナの意識はブツリと途切れてしまった。
ビーマが急いで走り、スヨーダナが吹き飛ばされたのだろう場所についた時にはもうそこにはなにも居なかった。
「くっそ!・・・スヨーダナ!どこだ!!」
きょろきょろと先程まで己が立っていたより場所よりもはるか遠くにあった、見るも無残にへしゃげてしまっている木の周りの草をかき分け名前を呼ぶ。きらりとした光を見たような気がして慌ててその場所の草を力を入れすぎないようにしながらかき分ける。そこにあったのはスヨーダナが何時も身に着けているはずの耳飾りであった。普段ならきれいなそれが血に染まり薄汚れてしまっている。
ぎりぎりと耳飾りを掬い上げた手とは逆の手に力が入る。
「あ、あ。・・・。ああぁああぁああぁああああ!!!」
自分への不甲斐なさと奪われてしまった憎しみと・・・様々な感情がビーマの中に去来する。自分の中に生まれた衝動を逃すために口を開き咆哮する。
それはだれにも聞き留められることなく、ただ静かに風がそよいでいた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ダ・ヴィンチちゃんに言われてレイシフトした際は紀元前のインドだった。戦争による物々しさがあるのだろうと覚悟を決めて現地に飛んだが、目の前に広がるのは多くの人が行きかうにぎやかな商店街のような場所だった。
取り敢えず手短な人を捕まえて戦争が起こっていないのか問い合わせてみる。そんな藤丸を見て嫌な夢でも見たのではないかと話しかけられた人々はそう答えた。
戦争?いつの話だい、そりゃ。確かに人は多いけどここは平和そのものさ。
カウラヴァにパーンダヴァ?まぁ、あまり仲は良くないらしいけど、折り合いをつけて交流しているらしいぞ。庶民の俺には詳しいことは分からんがな。
カウラヴァの王子?ちょっと癖はあるけれども私たちのような下々を気にかけて下さっていると聞くよ。ありがたいことだね。
パーンダヴァの王子?それぞれが武勇の凄い人たちだって聞くね。ビーマ様は何かを探しているのか色んな所に足を向けているようだから、運が良ければ会えるんじゃないかい。
最近あった変わったこと?そうだな・・・20年前くらいから不思議な教団が出来たって話を聞くけどそれくらいかな。
不思議な教団について?私はあまり知らないけど、知り合いが入信者でね。良ければ話を聞くかい?
君もあの教団に興味があるのかい!?・・・え?違う?話を聞きたいだけ?何だ、残念。入団希望者以外に詳細は語ってはいけない決まりなんだ。・・・でもまぁ、何時でも我々は新しい入団者を歓迎するよ。気が変わったらいつでも言ってくれ。
「とりあえずいくつか分かったね。」
戦争はここ何年も起こっていない事、何かを探しているビーマ、不思議な教団。大雑把にまとめると3つの異変が挙げられる。そう確認をしつつ借りられた宿屋で適正とされ一緒にこの時代に赴いた人たちーカルナとアシュヴァッタ―マン、アルジュナーに問いかける。因みにドゥリーヨダナとビーマもインドという事で気にしていたが、適正なしと判定されカルデアで待機してもらっている。
「後、旦那の名前が挙げられなかったのが気になるな。あの人はカウラヴァの大将なんだから、ビーマと同じように言及が無いってのはちっと違和感がある。」
「もしかしたら、『スヨーダナ』と名乗っていた時期かそれ以前に何か起こったのではないでしょうか」
「まさかカリ案件だったりする?」
「それは早計だな。」
顔を顰めて話すアシュヴァッタ―マンに補足するような形でアルジュナも言葉を紡ぐ。悪魔を自称するドゥフシャーサナやヴィカルナ、スヨーダナ等のカリの側面が表に出てしまっている人物を思い浮かべ問いかけるがカルナが言葉少なく否定する。これからどうすべきかと考えたところで部屋の中に暴風が巻き起こる。
「うわ!?なに、なに!?」
「マスター、捕まれ!!」
ほんの数分でその風は収まり、そこにはとある人物が立っていた。
「兄ちゃん・・・?」
「スヨーダナと言ったな。あいつの行方を知ってるのか?」
驚いたように問いかけるアルジュナが目に入っていないのかビーマは藤丸に目線を向けたまま問いかける。見たことのないような切羽詰まったような顔をして彼はそこに立っていた。
~以下ダイジェスト~
「・・・教団?あそこにスヨーダナが関係あんのか?分からない?・・・まぁ良い話が多いが悪い噂もあってな。手を出しかねているんだ。潰すっていうんなら、協力するぜ。」
「おや、教団員になりたい?もちろん歓迎するよ!!そうなったら本部へ案内するよ。新入団員はまず教祖様に挨拶するのが決まりなんだ」
「教祖様!!」「教祖様だ!」「おはようございます、教祖様。」
「・・・だから私はその地位の人間ではないとではないと何度言ったら・・・。まあ、いい。おはよう。」
「新しい教団員か・・・。わが教団は貴公らを歓迎しよう。」
「・・・?ビーマセーナ?王子の名前だったな。それがどうしたか?」
「私の名前?・・・無いが、それがどうかしたか?この教団に拾われる以前の記憶は全く無くてな。呼べぬ名が無くて不便だったのか、教団員からはいつの間にか教祖と呼ばれるようになっておったわ。」
「教祖と呼ばれているが、私はこの教団の一員でしかないぞ。長くここにいるが、上が何をしているのか全く分からん。何度か探ろうとしたが、まったく手ごたえが無くてな。・・・まあ、早い話が手詰まりだ。」
「・・・。・・・。・・・。ユユツ?」
「・・・そうだ、戻らねば。・・・ちがう、私はここに居なければ。・・・拭わなければ・・・何を?・・・いや、私が守る者は今ここに。・・・約束をした・・・誰と?・・・私は・・・わたし、は・・・?」
「・・・すまない。疲れて、しまった。・・・今日は休ませてくれ。」
以下ネタバレと設定
・世界線
本来なら剪定される世界だが、聖杯がどこかに存在している為か存続している。
大きな戦争など過去の事で民たちは穏やかに平和を享受している。
・現地のユユツとビーマ
ユユツは言葉なくとも守って欲しいと願われたので、壺から生まれ元気に育った王子たちの傍にいる。服で隠されて見えないが、首からネックレスのようにして血で汚れた飾りをぶら下げて大切そうに扱っている。戻ってくることを信じて動かずに待ち続けている。
ビーマはあの後ユユツに頭を下げた後、紫髪の男の噂を聞くたびにその場所へと飛んで行っている。あいつが死ぬはずがないだろうと考え、悩むよりも行動だ!を有言実行する男。
・不思議な教団
身分など分け隔てなく教団員になるならば誰でも門扉を開く場所。子供から老人まで様々な人が居る。
貧困にあえぐ人や傷や病を負った人、身内を失い悲しみに暮れる人が最初に身を寄せていたが、教祖の姿を見て心酔するようになった。今日も今日とて教祖のすばらしさを広めるためならばどんな活動だって厭わない。私たちはあなたについていきます。
実はスヨーダナを攫った邪神が干渉している拠点。
邪神はスヨーダナを攫った後、暫くして干渉が出来なくなった。あの時スヨーダナの前に現れたのは邪神の欠片か従属種族かは不明。その代わり信奉者(邪神の狂信者)である上層部と呼ばれる人間達が暗躍している。
確実にスヨーダナを手に入れるために人民を手助けする傍ら、インドの神々に邪魔されないようにドゥリーヨダナの代わりに12億人の人間の削減を誰にも分からないように行っている。
・教祖と呼ばれている青年
記憶を失い教団に保護されここで暮らしてきたと思っているし、事実はどうあれ、10年程ここで暮らしているのは真実である。
体があまり成長しないことが悩み。具体的に言うならサーヴァントのビーマよりも更に若いような印象を受ける。教団員のことは守るべき者たちだと思い大切に扱っているが、上層部がきな臭いことを行っていることに勘付いてはいる。だが、何かに邪魔されるかのようにそこにたどり着けなかったり、いつの間にか自分の部屋に戻っているので証拠を集めることが出来ずにやきもきしている。
誰かを守らなければならない・約束を守らなければならないという思いに日々突き動かされている。
実は攫われたスヨーダナ本人。大部分が邪神に奪われてしまっている。成長が遅いのもそれが原因。
記憶を対価に何かを成そうとしたのか、ただ単に奪われただけなのかは不明。
自分の記憶の祖語に気が付かないようにされている。
まだ間に合う状態だが、現時点で凄く綱渡りしてる状態。
運が悪かったらスヨーダナを核として邪神が降臨するし、運が良かったとしても奪われたものは戻らないため人として生きるのは不可能。邪神が退散したとしても大部分にその名残が残ってしまう。
運よく助かり、記憶も戻ったらこっそりユユツには会いに行く予定。両親の事も守った家族の事も覚えていないため、会いに行ってもなぁ・・・という反応。ビーマの記憶も完全に無くなってしまっているので、「誰こいつ・・・良く分からないけど気にくわないな・・・。」という反応。現地のビーマが何忘れてやがる、ふざけんじゃないぞと手を出しても残った邪神部分がオートで防御するので「何こいつ・・・こわ・・・」とドン引きされる。