対ベアトリーチェ フェルミオン&ボソン
ベアトリーチェ「所詮メダロットをお友達扱いするような無知な子供にこれらは過ぎたるもの。私のような大人が兵器として有効に活用してこそ価値があるのです」
メタビー「知ってるか?そーゆーのを盗人タケダケシーって言うんだぜオバサン!」
ドークス(ボディはグレイン)「先生、お待たせして申し訳ありません」
メタビー(ボディはパーティクル)「かーっ! せっかくの決戦だってのに女のボディっていうのはなんかしまんねーな!」
“いや、ベストタイミングだよ、2人とも”
ベアトリーチェ「グレイン……それにパーティクル……
なるほど、トリニティとゲヘナから無理矢理借り受けてきたというわけですか……
私に対して御大層な理想を述べておきながら大人の権力を生徒たちに振りかざすとは、やはりあなたも私と変わらない大人ですね、先生?」
“いいや、私はナギサやヒナになにも頼んじゃいないよ”
“これらは彼女たちが自らの意思で私に託してくれたものだ”
“「きっと必要になる」と言ってね”
ベアトリーチェ「……まあ、いいでしょう。
こうなった以上、どちらの大人としての理念が正しいのかは純粋にロボトルで決めるといたしましょう。
しかし、サオリによってメダロッチを破壊されている今の先生に、はたしてまともな指揮ができますか?」
サオリ「っ……!」
“大丈夫だよサオリ”
“今の私にメダロッチなんて必要ない”
“今の私とメダロットたちの心は繋がっているからね”
メタビー(ボディはパーティクル)「ああ! 先生の指揮がなくてもオメーらなんざ俺たちの相手にもならねーぜ!」
ドークス(ボディはグレイン)「はい。私たちの思いは先生と同じ……
ベアトリーチェ、私たちはあなたを決して許しはしません」
ベアトリーチェ「心……思いですって?
疑似人格を搭載されただけの道具風情が笑わせてくれますね。
所詮あなたたちも子供と同じく我々に利用され、搾取される存在であることを思い知りなさい!」
「そんなバカな……!
メダロットの性能はこちらの機体のほうがはるかに勝っていたというのに……!」
“私たちの勝ちだ、ベアトリーチェ”
「おまけに、先生はろくに指揮もしていなかった!
それなのになぜ!? なぜこのようなことが……!?
まさか……これが黒服たちが言っていたレアメダルの力だというのですか!?」
「いいえ、違いますよマダム。
この結果は先生と彼のメダロットたちの心の繋がり――絆の力によるものです。
現に先生たちは互いの心が繋がっていると申していたではありませんか?」
「ご、ゴルコンダ……!」