宿儺Pの正直無様エロさんぽ
コートの下で女装などの素晴らしいネタをお借りしました → >>56様 >>61様
※前半宿儺P、後半小僧のエロ
※絶対に1分で収まってない契闊
※全体的にアホ
虎杖悠仁は困惑していた。
以前までしばしば己の身体を好き放題弄んでいた呪いの王が、ここ最近めっきりなりをひそめているからだ。
何より彼にとって不気味に感じられたのは "そのような事" を実行にこそ移さないものの、ネットショップでの "そういう" 買い物だけは定期的に続けているようだったことで、使用されないにも関わらず次々に届けられ、溜め込まれていく下品なグッズや雑誌に虎杖は背筋が寒くなるような、いやな予感を覚えていた。
とはいえ勝手に身体を使われない日々は実に平穏、快適で「さすがにアイツも飽きたのかもな…」などと愚かにも、そう、本当に愚かにも、油断していたのである。
「――――― 契 闊 」
それは深夜1時ごろ、虎杖が眠りに就いてわずか0.01秒のことだった。
「…さて、急がねばな」
至って冷静な面持ちで身体の主導権を握った呪いの王はさっさと服を脱ぎ捨てて全裸になり、未開封のエログッズがぎっしり入ったダンボール箱の中からピンク色のフリルが付いた黒い紐状の女性物ランジェリーを取り出すと手早く身につけ、慣れた手つきで尻穴にローションをべったりつけたローターを挿入する。
「んぉっ♡♡……ケヒッ♡久しいなァこの感覚…ッ♡」
黒いニーハイソックスを履いてローターのスイッチ部分を太腿の辺りに固定し、さらに乳首にもローターをテープで貼り付けとんでもない下品な格好になったところで上に一枚ロングコートを着る。前のチャックをしっかり首元まで締めて、端から見ればまさかそのような下品な格好をしているとは全く気付かれない仕上がりだ。
「ふむ…良い良い、上出来だ♡」
鏡に映った顔は興奮で薄ら赤らんでおり、その見た目の仕上がりに満足げに微笑を浮かべていた。そのままの足取りでドアへ向かう直前で、おっと、と小さく漏らして抜けていた大事な仕上げに取り掛かる。
「コレを忘れてはならんな…♡」
乳首と尻穴のローターのスイッチを入れ、用意しておいた大量のエロ本とエログッズを詰めた大きめの紙袋二つを両手に持つ。重みにたわんだ紙袋は今にも底が抜けてしまいそうになっており、持ち手の安っぽい細い紐もひどく頼りない。
「小僧の為にも慎重に運ばなくてはなァ…♡ぉ♡」
ローターの緩い振動に感じながらも、呪いの王は足早に部屋を出た。
深夜、しかも山あいという立地もあり外はひんやりと肌寒い。もちろん人っ子一人いない夜道をひたすらに、慎重に歩を進めていく。
「…フゥ……♡く、ケヒ…♡これは…♡想像していたより骨が折れる…♡」
両方の乳首、そして尻穴には一定の強度で緩く振動が与えられ、やんわりと勃起した竿がコートの下で所在なさげに揺れる。
「すぐにイッてはつまらんからなァ…♡じっくり、コツコツと積み重ねろ小僧…♡…ぉ゛ッ♡お゛…んん゛♡♡まだだ♡♡まだまだ…♡♡」
久しぶりの快楽に既に軽くイッてる気がしないでもないが呪いの王は立ち止まることなく進んでいく。
「ふ…ッ♡ふ…ッッ♡……ぅ゛♡♡ふーッ♡」
一歩、また一歩と踏み出す度に尻のローターがぐねりと左右にねじれて快感の波が襲う。その度に前方の緩く勃起したちんぽもピクリ、ピクリと跳ねる。
全ては小僧のみっともない姿を愉しむため。自身が既にいかに充分みっともないか、蕩けた顔をしているかなど呪いの王にとってはどうでもいい事であった。
下りの傾斜が緩やかな坂道に差し掛かり、ふと歩みを止める。
そろそろ頃合いか。限界まで耐えた快楽が今にも決壊しそうなほど膨れ上がっているのがわかる。
「ふッ♡ふーッ♡♡苦しいか小僧♡♡ケヒ♡♡よく頑張ったな♡♡フゥ……ッ…♡♡さァ…小僧…ッ♡…魅せてみろ…ッ♡♡」
スゥ、と複眼が閉じ虎杖が意識を取り戻す。
「………っ…………ん?……え?は?♡ぉっ♡おッ!?♡♡へぇッ♡♡」
緩い振動で地道に上り詰めた快楽の頂を唐突に浴びてわけもわからないまま情けない声を漏らす虎杖。立ったまま軽めのアヘ顔絶頂を晒し、無様リアクションとしては100点満点である。
刹那、紙袋の底が破けて下品を煮詰めたような混沌、もとい呪いの王厳選のエログッズやエロ雑誌が地面へぶち撒けられた。
「な…ッ♡♡なにこれっ…♡♡ぇっ♡♡♡ち、違ッ♡♡お゛♡俺じゃなッ♡♡♡♡」
他に誰もいない、ましてや誰も問いただしたりなどしていないにも関わらず大慌てで謎の弁明を始める少年に、生得領域内でそのさまを眺める呪いの王は賛辞の拍手を送った。コングラッチュレーション。せっせと運んだ甲斐があったというものである。
「しかも…♡なんだ…っ♡これ…♡♡からだスースーして…♡乳首とケツ…じんじんしてる…♡♡ん、ぇ?へ♡♡♡なッ♡♡♡」
己のコートのチャックを少し下ろし、何気なく覗いた虎杖は驚愕する。
「へっ…!?♡♡♡なん…ッッ♡♡こ、こんっ…♡し、知らない゛ッ♡♡おれ゛、こんなごどじでないッ♡♡♡」
コートの下はまさかの全裸な上、乳首にローターを貼り付け、女性物のエロ下着を纏っている自身の身体に混乱し、必死に言い訳をしながら後ずさる。アナルのローターの存在に気づく前に、あまりの動揺に思わず尻もちをついてしまった。
とっさに手をついて衝撃は和らいだもののその瞬間尻穴の中で鈍く振動し続けていたローターがぐりぃっと前立腺に押し付けられた。
「ほぉおっ!?♡♡♡ぃい゛♡♡イッッッ♡♡♡♡」
完全に乳首とケツだけでメスイキさせられた虎杖の身体はまるでちんぽはついで、とでも言うかのようにコートの内側にぴゅるぴゅると滲むような、情けない射精をしたのち、くたりと力なく倒れ込んだ。ビクンビクンと下品に股を開いたまま身を震わせることしかできない虎杖に、宿儺が感嘆のため息を漏らす。
「ふぅ…♡見事だ小僧…♡褒めてやる♡」
「ぅ…♡♡すっ、すくな…ッ♡♡てめェ…♡お…っ♡おぼえてろよ…ッ…♡♡♡ぉ…♡♡んぃっ♡…ま、まだイグッ♡」
未だメスイキの余韻の中で恨み言を吐く少年に呪いの王は満足げに囁く。
「ケヒヒッ♡ケヒッ♡…あァ♡♡…それで良い…♡♡♡」
絶頂の余韻が落ち着いてきたころ、虎杖は絶望した表情でしゃがみ込み、思案していた。ぶち撒けた大量のエログッズをどうすべきか。スペアの袋などない。わかっている。理解はしている。この手しかないと。だが―――――
虎杖悠仁はようやく気付いた。ここまでが全て呪いの王の策略だったのだと。
腹を括ってしまえば後は簡単だった。
目にも止まらぬ速さで着ていたロングコートを脱いですばやくエログッズを包み、ドスケベランジェリー姿のままマッハで走って帰った。幸い誰にも見られなかったが、虎杖は泣いた。