宣言は無効とされた

宣言は無効とされた


ふたビビ×鰐 チクバン

バストアップ話(https://telegra.ph/オーダーメイド-09-29)から進んだねぇみたいなやつ

思春期をナメた鰐さんがビビ様にドッカンドッカンわからされてもう懲り懲りだよ〜するアホ話です



あのクソ雑魚海賊共、無駄に抵抗しやがって。

サー・クロコダイルの機嫌は最悪だった。先程起こった出来事の何もかもが己の神経を逆撫でる。鏡の中から睨み付ける眼光は鋭い。




死屍累々。敵もこちらも派手に暴れたせいで、ギャラリーは全員逃げて辺りはすっかり静まり返っている。こいつで最後だろうか、足元に転がる瀕死の男にトドメを刺そうと右腕を振りかぶったところで酒をぶっ掛けられた。睨み付けた先には仲間を離せと泣き喚く若い男。成る程、仲間の死体に埋もれていたか。能力の弱点を見破られた訳ではなく、単に注意を引こうとしたものだろう。苛立ち、矛先を変えようとした矢先、下から膨れ上がった殺気に咄嗟に身を引く。左半身をミイラ化させた男は若い命を生かそうとただその一心だけで最期の一撃を放つも、哀れ布を切り裂きその身体は虚しく崩れ落ちた。くだらねェ。悪党が何お涙頂戴やってやがる。そのままゆっくりと泣き叫ぶ若い男の方へ。のし掛かり首を掴むと、命の終わりを悟ったか静かになった。


「バカな奴。そのまま死んだ仲間に庇われてりゃ良かったんだ。わざわざ命を捨てに走った愚かな自分を恨んで、死んでいけ」


能力を発動させようと意識する直前、青ざめ絶望を浮かべていた若い男の様子が変わった。目を丸くし驚愕するままにその口から漏れた言葉は、




「えっ、乳首すっげ!?」



一瞬で出来上がった干物を片手に、クロコダイルはほんの少しだけ、泣いた。




「……いや、そんなに見た目からおかしいのか……?そりゃ敏感になっちまったし服に擦れてうざってェとは思うが……普通の乳首なんて意識したことねェからわかんねェ……」


あ、シャツまで裂けてるじゃねェか……アイツが寄越した服だから別にいいけどよ。ぶつぶつ呟きつつ、切り裂かれ前開きとなったベストもそのままに鏡の前で唸る。なにせ今際の際が乳首になる程なのだ、きっと相当なのだろう。

改めて観察しようと鏡に胸を近付け、ぎゅむと寄せてみた。酒を被ってぴたりと張り付いたシャツを押し上げ、ふっくらとその色を透かせた乳頭は、たわわな実りの上でツンとその存在を主張している。いや……だいぶ、すごい、かもしれない。そういえばさっき始末した海賊共の持ち物も大体のっぺりとしていたような気がする。いつかのバストヒップのサイズアップ以来のげんなりがクロコダイルを襲った。


「そんな、みっともねェ状態で過ごしてたってのか……?いつから……」


自覚すればじくじくと疼くような羞恥が湧いて顔が赤らむ。待て、本当に先端が疼いている。酒のせいか?それともその存在を意識したせいなのか?気になり出したらもう止まらなかった。胸を見下ろし濡れたシャツの上から膨らみをそっと押し潰す。


「ンン……ッ」


布を挟んでくりくりと捏ね回す。左腕で擦り、右手できゅうきゅう搾って指を離すと、更に育った膨らみが刺激を強請るように布を押し上げ、充血した色を晒していた。ハァ……ッ、いつしか息は上がっていた。ボタンを最低限外し、胸を露出させる。張り付く布からもどかしく、ぷる、と顔を出す様は淫猥だった。力を込めて摘んで、引っ張る。


「ン"ぅーーー……ッ!」


びくびくびく、全身が痙攣した。気持ちいい。もっと。もっと欲しいのに片手しかない。もどかしい。左腕でめちゃくちゃに押し込んで、右手で捻って抓ってもっともっと。アイツなら、ビビならもっといじわるだ。ひどくてきもちよくて、もっと



パタタッ



ハッと、床を見れば真っ赤な血。

力んで傷口が開いたか、男の攻撃は皮一枚、僅かに届いていたらしい。

顔を上げた先の視界は最悪だった。今の今まで存在を忘れていた鏡の中には、髪を振り乱し顔を上気させ、潤んだ瞳で胸を弄る男がいた。茫然と手を離し座り込む。シャツからまろび出る重そうな胸の上でぽってり尖る赤と、裂けたシャツの隙間から腹筋を伝う赤が、やけにいやらしく目に焼き付いた。



バスローブを羽織りバツの悪い気分で傷口の消毒をしながら、クロコダイルは己の胸の処遇について悩んでいた。先程は理性を手放しとんでもないことをしてしまった。そのうち服が擦れるだけで動けなくなる可能性だってゼロとは言い切れない。ここへの刺激は己にとって致命的な弱点になりかねないのだ。

乳首野郎のことといい、己のシリアスな日常と人生までもがあの王女の色ボケワールドに浸食されつつあるような気がして頭が痛い。


そのとき、救急箱の隅に目を向けた瞬間、唐突にひらめいた。これを使えばいいのではないか。そうそう、ちょっとした怪我を外部の刺激から守ってくれる便利なアイツ。


「絆創膏……」


名案では?





「キャー♡クロコダイル様ー!」

「うおお!サー・クロコダイル!」

「かっこいい……!」

「フン、相変わらずうるせェ愚民共だ」


サラサラと砂に変じたかと思えば海賊共の中心にその身を現し、軽やかなステップで命を砂の大地へとぶち撒けてゆく。普段よりも華やかなパフォーマンスに人々の胸は高鳴った。


「なんだかクロコダイルさん、すごく機嫌良くない?」

「さっき絶対こっち見て微笑んだから」

「……すてきだ……」


そう、クロコダイルはすっかりご機嫌になっていた。絆創膏によるガードによってシャツの擦れから胸の先端は守られ、しっかり潰して貼ったことで服越しに膨らみがぽっちりと浮き上がることもない。完璧である。もっと早く気付けば良かった。王女による蹂躙からは逃れられないが、こうやって日常生活面の刺激から守ることでじわじわと普通の状態に戻ってゆく作用もあるかもしれない。

見よ、どんなアクロバティックな動きでもシャツは擦れない。おれは最強。平伏せ愚民共、侵入者共は死ね。クロコダイルは調子に乗っていた。


「すげェ!クロコダイルさん見下しすぎて見上げてる!」

「え、おっぱいデッッッカ……」

「今ありえねェ揺れ方しなかった?」


そもそものバストサイズは誤魔化せない。





「広場で海賊相手に海賊女帝プレイをしたってどういうことよこのスケベ……!」

「……落ち着けよ思春期。誤解が酷過ぎて言葉もねェぜ」

「国民からあなたのおっぱいの話を聞く私の身にもなって欲しいわ。何回目よ!しかも私がデザインした服までダメにするし……」

「この国どうかしてんじゃねェのか?あとデザインと言やぁ……まあいいか、言わせてもらうがお前、あのなんかヒラヒラしてたり変な所に穴?が開く服は正直どうかと思うんだが」

「え……、は?」

「デザイン帳に描いてあっただろ、今後もマトモなやつだけが実現されることを祈るぜ」

「きゃああぁ!!!?なに勝手に見てるのよ!バカ!デリカシーゼロ爬虫類!!こんなの親だって許されないことよ!?」

「……おれが死んでるすぐ横のサイドテーブルに置いておいて何言ってんだ……?コメント待ちかと思って敢えてスルーしたんだぞ……」


そういえば娘でもおかしくない年齢の小娘に抱かれて善がってるんだなおれは。思わぬ流れ弾を喰らって若干落ち込んだクロコダイルが問うと、最悪の答えが返ってきた。


「……私に散々泣かされてぐちゃぐちゃでベッドに沈むあなたを見ながら考えるのが一番捗るのよね」

「デリカシーゼロはテメェじゃねェのか?」

「ウッカリ置きっぱなしにしたのは私が悪かったわ。でも中身を見たことは許せない……!着せてやる……」

「どこ突いても蛇が出てくる藪かよ……」


また大きくしたんじゃないの?測り直しよ!むにむに下乳を揺らされながら、ここでひとつクロコダイルは思い出した。絆創膏、剥がしてねェ。

王女の手は既にボタンに掛かっている。ぎらぎらとした瞳は若さと劣情に燃え、今にも喰われそうだ。これは確実に抱かれる。しかし剥いたオッサンの両乳首には絆創膏。

ここでまたクロコダイルにひらめきが走る。あまりにもマヌケな姿にこの思春期の権化も流石に萎えるのではないか?と。だとすればこの絆創膏による対策は爛れに爛れた王女と己の夜に貞操革命を起こすのではなかろうか。気に入らない夜にはチクバン。YES乳首/NOチクバン。クロコダイルはすっかり調子に乗っていたので、逃げることなく王女の反応を待つことにしてしまった。


「なにこれ」

「絆創膏」

「…………」


反応は上々だ。萎えたところを適当に煽って怒らせて追い出してもらおうか。まだ本格的に発情していない身体は自室で軽く発散させてやればいい。


「どこかの誰かさんのせいで擦れるわ目立つわで大迷惑してるんでね?まァ、お見苦しくてとても王女サマにお見せ出来るようなモンじゃあなかったな……クハハ」


失礼、と腕を組み谷間を強調してやる。ただしチクバンだ。自由選択で安眠できる夜の為ならば多少の恥など恥ではない。そら、見ろ。そして萎えてしまえ。呆けた顔の王女の言葉を待ち、股間に目をやれば───バッキバキだった。


「……?何故……?」

「ふざけてるの?わざとなの?なに考えてるの?」

「は?おれは真面目にここの保護をしているんだが……あ、オイ……、?!?」


王女の手が絆創膏を捉え、ぺり、と端が剥がされた瞬間、クロコダイルの身体が小さく跳ねた。


「……っ??」

「いやらしい乳首をこんなので隠して……プレイでなく本気でやってたっていうの……?おじさんってそういう感じなの……?恐ろしいわ……」


抑えきれない興奮しきった息を漏らす王女の方が怖い。あの短い時間の間に一体なにがあったんだ。問い掛ける前にぺり、ぺりり、ゆっくりと剥がされてゆく絆創膏の刺激で呼吸が乱れる。


「ン"、ンン!?♡あ?なんか、おかし……っ?」

「すくすく育ってたのにこんな平らになるまで押し込まれて、かわいそうに……ほら、出ておいで」


ぺりぺり、ぷりんっ!


「ひんっ!♡」


触れた空気で感じた。まずい、明らかに感度がおかしい。長い間押し込まれ絆創膏の中で蒸れたせいか、限りなく敏感になっている。王女が微笑みながらこれ見よがしに絆創膏の粘着部分をそこに近付けた。


「あ、あ、だめだ、そんなの絶対……」

「気持ちいいわよね?」


ぺと、ぺりっ、ぺと、ぺりっ


「〜〜っっっ!!や"っっ!!!」

「すごい、こんなに敏感になっちゃうんだ……」

「ひ、ぃ!」


ぷにぷにと押され、なぞるように円を描かれるだけでも感度の極まった部位には酷だった。意地の悪い戯れに仰け反り、無意識に胸を差し出すように突き出す男を見て、王女はうっとりと目を細めた。


「ぷるぷるして美味しそう……」

「ぅあン"ーーッ!」


れるっと王女の舌に舐め回される。優しい筈の刺激が脳にまで届きそうな快感に何倍にも増幅されているようでぼろぼろ涙が溢れてくる。いやだ、つらいと訴える男に加虐心を擽られた王女は、舌で愛でていたそこをち"ゅううう!と遠慮なしに吸ってやった。


「あ"ーーー!?!?やら、あ、あ"ぁ"あ"ぁーー!!♡♡も"、む"りい"ぃ"ーーーー!!い"き"たく"な……イ"ッーーーー!!ひぃ、ちく、ぃ、かまな、で……っ♡いやだ、あ"、あ"ぁーーーーっっ!!!」


吸い付かれ甘噛みされるクロコダイルはガクガクと震え、嫌がり、ひんひん泣いては首を振って刺激を逃がそうと悶える。乱れる様が楽しくてふやける程散々に嬲ってしまった。ちゅぽん……と王女の口から開放された肉芽は今や快楽を得る為だけの器官と化し、ぬらぬらと唾液にてかる様はもはや陰部の質感だった。

震える身体を見れば、腹の辺りがきゅう、と力んで収縮するのを繰り返している。下腹部に手を当て、この内部がどれだけはしたなく蠕動しているのかを想像した。あぁ、この男は雄を咥えてもいない胎内で絶頂を迎えている。


「……はぁ……ねぇ、乳首だけで何回イッちゃったの……?ずーっと女の子のイき方して気持ち良さそう……私、我慢して、もう痛いくらいなんだから……私の男の子、あなたの女の子で気持ち良くして?」

「んんっ♡あぅ、う……」


涎を垂らしぐったりと横たわる身体を拓かれる。後孔を解される間、王女の逸物で臍を愛撫された。これからこれがお前の中を蹂躙するのだと教え込む動き。唇を噛み締め獣のような吐息を漏らす王女の、我慢に我慢を重ねた熱い肉はあり得ないほどに硬く、期待に疼く穴は王女の指を下品な音を立ててしゃぶった。慌てないで、クロコダイルが大好きなおちんちん、すぐあげるからね。優しく宥めようとして失敗した、欲に塗れた雄の声色に顔が熱くなる。

ぬぷ、ぬぷぷ……太くて硬くて逞しい熱がゆっくりと腹の中を埋めてゆく快感と充足感に恍惚のため息を漏らし、涙を流した。


「あ"ーーーっ♡♡……う"ぅ、は、はあぁ……♡ん…………っ♡」

「くぅ、う……!そんな、きもち、よさそうな顔して…………」

「きも、ち……あ、あ、……んん……♡」


想定外に敏感になった胸だけで連続メスイキさせられたのが大分効いたのか、素直に雄を咥え幸福感すら感じる顔で悦ぶ男の痴態に王女の我慢は限界だった。とんとんと優しく突いてやると甘い声でふにゃふにゃと善がる。かわいい、かわいい、グチャグチャに泣かせたい。


「いっぱい我慢したのはね、これ、やってみたかったからなの」

「ん♡んっ♡………んぁ……?」


腕を伸ばして、残った片方の絆創膏を乱暴に引っ掻くように一気に剥いで、奥の奥まで抉ってやった。


ばりっ!どちゅん!


「ひ、ぃあ"あ"あ"ああ"ぁぁああーーーーー!!??!?」

「うぁ…………っっっ!ぁーーー……っっ!!!」


びゅるるる!びゅるっ!どくっ!意識を持っていかれるかと思った。激しくうねる肉壁にきつく抱き締められるように扱かれ、精巣の奥まで搾り取ろうと吸い付かれた王女の雄から大量の白濁が放たれる。長い射精だった。上から下からの絶頂で、はふはふと犬のように喘ぎながら黒目をふらふらさせている男と汗だくの王女の接続部から、こぷこぷととろみのある淫液が漏れ出している。

硬度はすぐに復活した。きついハグへのお返しといわんばかりにがつがつと奥へディープキスをくれてやる。


「ひ、ひぃ…げほ……っ、や"、あ"っぇ"、あ"、あ」

「フーッ、フーッ……」

「あ"っ、お"、あ、あ"ぅ…………」

「フーッ、フーッ……ウ……ッ……!」

「ぁ"…………ぁ………………、」


言葉もなく、屈服した雌の胎内を本能のまま暴き、掻き回し、突き続け、どくんどくんと子種を注ぎ込む様は正に種付けだった。

ずるんと引き抜かれた後孔から白濁が噴き出す。ふと王女の目に、与えられた刺激が絆創膏のみだった膨らみが寂しげに映った。交尾の激しさと長さを物語る、根元に泡立ち固形化した淫液を纏わり付かせた逸物を緩く扱きながら乗り上げ、そこに亀頭を擦り付けると疲弊した男の身体がびくびくと震え小さく喘ぐ。そして最後の一発を遂情すると、戻った男の脚の間からその姿を見下ろした。乱れ髪が張り付いた、汗と涙と涎と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で断続的に喘いでいる。豊満な胸の先端は赤く肥大し、片方は唾液にぬらつき、もう片方からは白濁を乳のように流している。雄だった頃の名残で無意味に大きな陰核はトロトロと垂れ流していた白濁の上に新たに透明な潮を噴き、臍と腹筋の溝に濁った水溜りを作っていた。そして雄を受け入れる器官として歪められた後孔を浅ましく開閉させ、種壺から溢れ出た大量の子種の洪水に尻を浸しヒクヒクと痙攣する有様は、砂漠の英雄の面影など欠片もない。ただ一匹の征服された雌がそこにいた。

王女はこの上なく満たされた微笑みを浮かべ、喘ぐ唇を己のそれで塞いでやった。そっと舐めれば弱々しくも絡めようと頑張る舌に愛しさが込み上げ、お互いが疲れ寝入るまでその優しい愛撫は続いた。





「精も根も尽き果てるってこういうことを言うのね!」

「けほ……テメェ、そろそろコブラが舌を噛み切る領域に来てねェか……?精々気を付けるこったな……」

「今他の男の人の話をするのはタブーでしょ……?これ何回目?やっぱり咥え込もうとしてない?そんなに泣かされたいの?」

「………………」


起きたら疲れ切って重い身体をやけにニコニコした王女の手で丁寧に後処理されていた。信じていた絆創膏の手酷い裏切りによって尻に続いて胸までも男として終わってしまった。信頼とは、この世でもっとも不要な物である。

終盤なにやらめちゃくちゃにされたことは察したが、記憶領域から"こわいことされた"とさめざめ泣く声がするので下手に深掘りするのは避けることにする。完全に敗ける予感がするのだ。さっきからちらちらどころではない存在感で視界に入る、これから一生陽の下に顔を出すことが出来なくされた哀れな己の乳首に黙祷を捧げ、何に興奮し爆発するかわからない思春期という名のモンスター爆弾にただただ恐怖した。


「それにしても最っ高に滾ったわ。絆創膏プレイ、またしましょうね♡」

「二度と、使わねェよ……!!」



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