宣戦布告直後のこと……
バルバロス:どうすんのさ?全企業が宣戦布告されたらしいし、イルディリム・ホニャララ軍団も当然標的。エイレーネが落とされた日にゃあアタシらが保護してやらないと。場合によっちゃ友好企業もね。
カプクル1:幹部会出席者なら兎も角、我らイルディリムの傭兵は本来対大型兵器戦を不得手としていることもお忘れなく。……ですが友好企業はさほど気にせずとも良いでしょう。GO社・Hs社共に独自の大型兵器を保有しており、自衛は可能と思われます。
カザスケル:では中立に疑問符が付くような行動は取らずとも良いわけだ。例えハイコープスが破れたとしても星間企業とその隠し玉はまだまだ控えているし、南無孫があまりにやり過ぎれば航路保全機構の執行艦隊が現れるだろう。我々は自衛に徹していればよい。
バルバロス:おやおやおやぁ?日頃の資源ナショナリズムはどこに行ったんだい、カザスケル。しきりに言ってた南無孫を迎え入れる話は捨てちまったのか?
カプクル1:(言われてみれば珍しいですが……)
カザスケル:……このような愚行に及ぶ企業を迎え入れる危険性、私とて容易に思い至る。その上必要な準備も全くなされていない以上、あの話は不可能かつ無価値だ。忘れてくれ。
カプクル1:……方向は定まったようですね。代表、何かご意見は……
インシャラー:え?あ、うん。インシャラーインシャラー(神がそれを望むのならばの意)。オレはエリーゼちゃんのアルバム情報チェックしとくから適当にやっといて〜。
バルバロス:…………
カザスケル:…………
カプクル1:…………