学級裁判開廷
モノ「先ずはルールのおさらいをするよ。学級裁判では誰がクロかを議論するんだ。見事クロを当てれたらクロだけがおしおき!当てれなかったらクロ以外おしおきされちゃうよ!」
サン「それじゃあ、こう言いたくはねーがいつも通り謎をまとめて一つずつ解いて行くぞ」
ビビ「二人の死因は何か」
キラ「どちらが先に死んだのか」
ウル「ふむ、普通に考えるならば剣豪の方、英雄の方…という順番だが」
ロー「ちゃんとした設備がないからな。俺じゃあ毒殺ということしか分からなかった」
ホー「それだけ分かれば充分だ。そこを詳しく詰めて見よう」
議論開始
ボニ「やっぱりあやしいのは《現場に落ちてたメス》だよな!」
ペロ「じゃあ、『犯人は外科医』ってことか?」
サン「論点がずれてるよ、ペローナちゃん。今考えているのは《死んだ順番》だ」
ルフ「よし!ここは逆転の発想で『コビー、ゾロの順』@だ!」
*|毒の耐性〉
同意「それに賛成だ!」
サン「いやいやいや!逆張りにもほどがあんだろ…」
ホー「確かコック、お前の話によると剣豪は毒の耐性があると思われるな。つまり最初剣豪を刺し毒殺しようとしたが毒に耐性があったせいで倒れただけになってしまった」
ロー「そうか!そしてコビー屋がゾロ屋が倒れている所を見つけて助けようとして刺さっていたメスを引き抜いた。素人には多い間違った対処法だ」
キラ「あのメスもパッと見てメスとは分からねえ形をしていたな。だから大丈夫だと思って触った訳だ」
ボニ「んー?待てよ、それだとコビーは偶々凶器を触って死んじまった事にならねえか?」
サン「ま、待てよ!その場合どうなるんだ!」
ロー「自殺とも他殺ともとれるな。どうなんだ!モノクマ!」
モノ「うーん、今回は凶器を用意した人がクロだよ!そんなつまんない死因で学級裁判が終わるだなんてつまんないからね!うぷぷぷぷ!」
ペロ「じゃ、じゃあやっぱり外科医のヤローじゃねえか!メスはお前の私物だろ!」
ロー「いや、おれの研究室には誰でも簡単に入れた。こうも考えられるだろ。クロがおれに濡れ衣を着せるために凶器をメスにしたってな」
ウル「このままでは八方塞がりですな」
ルフ「うーん、やっぱりよォアプーが怪しいんじゃねえか?」
全員「は?」
ビビ「ちょっと待ってよ、ルフィさん。どうしてそうなったの?」
ロー「いや、ありかもしれない。DJ屋はゾロ屋係だったからな。警戒されず怪しまれず計画を実行出来たはずだ」
アプ「待て待て!そんなのめちゃくちゃだろ!おラッチそんなに非情じゃねえぜ!?」
モノ「そんなの分かんないよ?だって君たちはここで出会ったばっかりなんだから!相手の本性なんて知らないでしょ?モンキー君は本当は凶悪テロリストかもしれない、トラファルガー君は秘密ばっかりの厄ネタ満載人間かもしれない、ジュエリーさんはネフェルタリさんと同じ王女かもしれない…君たちは互いのことをなーんにも知らないんだよ!」
ペロ「そう言われると怪しく思えてきたな」
キラ「確かに信用できねえな」
ビビ「ちょっと!モノクマのいうことに惑わされちゃダメ!」
モノ「うぷぷぷぷ!そろそろボクも飽きてきたから投票ターイム!早く投票しないとおしおきしちゃうよ!」
ビビ「クッ!」
学級裁判閉廷
ジャラジャラジャラ
デン!デン!デン!
モノ「大正解!超新星級の剣豪、ロロノア・ゾロ君と超新星級の英雄、コビー君を殺したのは超新星級のDJ、スクラッチメン・アプー君なのでしたー!」
アプ「…………は?ふざけんな!おれがどれだけ頑張って来たと思ってんだ!動機のない今なら全員油断して殺りやすいと思って実行したのにYOー!何でそんな理由で処刑されなきゃならねーんだ!」
モノ「はいはーい、文句は聞かないよ!超新星級のスクラッチメン君にふさわしい!スペシャルなー!おしおきタ~イム!」
ピコン
ウィンウィンウィン
スクラッチメン君がクロに決まりました。おしおきを開始します