子守りルフィ
ルフィ「なァウター、トトー、そろそろ離れてくんねェかァ?」
トト「嫌」
ウタ「やーだ♡」
ルフィ「助けて…」
それは今朝、ルフィが起きてからの話
トト「……」ギュッ
ウタ「えへへへ…」ギュッ
ルフィ「ん?なんだウタ、トト、珍しいなトトまでくっついてくるなんて」
数時間前…
ウソップ『じゃん!催眠術!!この輪っかをみているとなー!…いや、これはやってからのお楽しみだ!』
ウタ『面白そう!トト!一緒に催眠術かかろうよ!』
トト『くだらんが、まぁ付き合ってやろう』
ウソップ『おっ!トトもやるのか?いいぞー!このキャプテンウソップ様が2人まとめて掛けてやろう!』
ウソップ『じゃあこれをよーく見つめてなー?1・2・ウソップ!』
ウタ『ふにゃ~』コテン
トト『っ!?ぐっ!!』
ウタ『……あれ!?あ!あ!ヤバ!』
トト『……(ルフィの元へ向かう)』
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ウタ「うー、うりうりー!」
トト「あ、頭撫でて…」
ナミ「ちょっとウソップあんた本当に何したの!?」
ウソップ「え、えっと、今あいつらはルフィを本能で求めるようになってるんだ、簡単に言うと、腹減ったから飯食うぐらいルフィにまとわりつくのが普通になってる」
ナミ「なんでそんなことを…」
ウソップ「お、面白いかなって…あと、ついでに甘えん坊になる催眠も掛けといた!」ウインク!
ナミ「ついでに何掛けてくれとんじゃ!」
ナミ「はァ……何時になったら戻るの?」
ウソップ「み、3日ぐれェじゃねェかなァ…」
ナミ「長いわね…」
ルフィ「はいはいトトー、いい子だなー」サスサス
トト「……」(嬉しい)
ウタ「あっ!トトばっかりずるい!私にもやって!」
ルフィ「はいはいウタ~、いいぞォ~」
ロビン「子供みたいでかわいいわね」
ナミ「なんで子供みたいになってんのよ…」
ウソップ「甘えん坊の出力のされ方の問題じゃねェかなァ、前興味本位でゾロに掛けてみたら猫みたいなってたし」
ナミ「あれアンタの仕業ね…?アレホント大変だったんだから!!冷蔵庫漁るし!ジャンプしてマストの上に乗るし!まるで本物の猫みたいだったのよ!?」
ロビン「ルフィはすっかり育児パパね」
ナミ「はァ…アホらし」
トト「だ、抱っこ、して」
ルフィ「分かった、いいぞ」
ウタ「私もー!」
ルフィ「えッ!?流石に2人同時は…」
ウタ「だめ…?や…なの…?」ウルウル
ルフィ「あー、分かったよ!ほれ来い!」
ウタ「やったー!わーい!」
ルフィ「ホントどうしちまったんだよウタもトトも…」
それからルフィは頑張った
一緒にお風呂入ろうと言われたり
あーんしてと言われたり
逆恨みでサンジに蹴られたり
夜怖いからトイレ着いてきてと言われたり
それはそれはもう頑張った
しかもオプションで抱っこやおんぶ、腕ぶら下がっていたり
魔人風だったりと大変苦労した
ルフィ「あ゛ー、疲れたー」フトンバサッ
ナミ「アンタ女部屋で寝るのは仕方ないけど、後でサンジくんに蹴られるわよ?」
ルフィ「おれだって望んでここで寝る訳じゃねェよ…」
ロビン「そうね」
ウタ「るふぃー、ねむいー、ねむいよー」
トト「………」(必死に目を開けているが、瞼が落ちてきている)
ルフィ「はいはい今日は遅いからもう寝ろよ?トトはもう殆ど意識ねェじゃねぇか」
ウタ「やだ!もっとおきてたい!」
ルフィ「ほらほら早く寝ろ?夜更かしは健康に悪いぞ」ポンポンサスサス
ウタ「にゃぁ…それやめてぇ…ねむ…く…なっちゃ…ぅ…」
ウタ「スゥー…スゥー…」
トト「…………」(寝てる)
ロビン「寝たようね」ヒソヒソ
ナミ「でも寝たのはウタとトトだけかしら?」ヒソヒソ
ロビン「あら、あらぁ」カワイイ!キュン!
ルフィ「スー…スー…」
ナミ「見事に寝ちゃったようね、まぁ今日1日中絡みつかれてたし、休ませてあげましょ?」
ロビン「……そ…うね…」
ナミ「あと2日あるんだけどね」