『子どもたち』に関する研究レポート

・生物的特徴
詳細は不明だが、解析したDNAによれば『子どもたち』全員が同じ遺伝子を共有しており同じ親から生まれていることが判明、その遺伝子の半分も我々人類と同じであると確認された。
ある程度の知性のある有性生殖生物なら繁殖可能であり、出産方法も胎生、卵生、卵胎生と多岐にわたる。
繁殖する機会を増やすためか、『対象』となったターゲットの性癖に合わせた性別や姿に変わることも報告されている。
またもう一つの大きな特徴としてポケットに納まるほど小さくなる行動が確認されている。
主に危険を回避したり、重傷を負った際に安全な場所で体力を回復することに用いたりする。
さらに、脳波をわずかに感じ取る能力もあり『対象』の大まかな思考を感じとって好ましい言動を取る。
・外見的特徴
基本的には緑の瞳、虹色に光沢する長い白髪と白い肌が特徴だが、繁殖相手である『対象』を見つけるとその対象の好みや住んでる環境に合わせてガラッと自身の身体構造を変える。
・生態的特徴
温和で労働意欲が高い。
だが基本的に全ての思考、行動を繁殖のために費やす傾向にあり、一般的な貞操観念は希薄、様々な異性と性交する。
そのためには利他的行動をも厭わないため、相互理解が可能と誤解してしまう。
その本質は虫の生態に近く、親子間であっても我々人類のような親愛の感情はあまり感じられない。
そしてそのため個人という概念が希薄なため個人名もないく、『子どもたち』同士では互いを年上は『おねえさま』年下『いもうと』と呼び合っている。
『対象』から名付けられる場合もある。
・繁殖方法
基本的に人口の少ない地域を好み、そこの現住人と労働を対価に移住を交渉する。
同意を得られれば7人を最小単価とする数グループを移住させる。
信頼関係を築いて繁殖を有利にするために労働などの利他的行動をする。
『子どもたち』の雌は一度の1〜6人ほどの子供を産み、産後の回復も早い。
また雄とも性交した女性は多産傾向になるが人類には母体がもたない。
そのため身体的負担から『子どもたち』には雌が多い。
・卵
卵:どこからともなく現れる。
基本的には『子どもたち』を束ねる『おねえさま』がいるところに現れるようであるが、詳細は不明。
宇宙空間に耐えられるほどの頑丈さを持つ。
繁殖可能な『対象』に拾われる、安全の確保ができると孵化する。
・成長
1日目(誕生):6ヶ月相当。
好奇心旺盛であちこちに腹ばいしだす。
飲食に関しては離乳食特にミルク、母乳を飲んだ子は飲ませた人にすごく懐く。
(この個体は珍しく親という概念を覚えるようで、親は繁殖の対象にならない。また親に従順になる)
2日目:3歳相当
簡単な会話ができるようになる。
自発的に質問をする。
3日目:6歳相当
完璧に会話ができるようになる。
いろんなメディアから情報を吸収する。
4日目:9歳相当
二次性徴が始まる。このあたりから性別が決まりだす。
お手伝いをして『対象』とコミュニケーションを取りしだす。
5日目:12歳相当
『対象』の好みに身体が極端に変化し始める。
確認した範囲では一部部位が変化したり、肌の色が変化するなどした。
6日目:15歳相当
その環境の文化や風俗をある程度学習する。
7日目:18歳相当
成人。その環境で一人暮らしできるほどの社会性を完璧に身につける。
また、繁殖できるようになり『対象』にアプローチを始める。
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