【妄想CP閲注 文明持ちポケモンが喋る】激鈍アルマ姉と姉に片想いする親友ブレイズくんに挟まれる弟カルボウの苦悩【ss未満・絵付け足し予定】

【妄想CP閲注 文明持ちポケモンが喋る】激鈍アルマ姉と姉に片想いする親友ブレイズくんに挟まれる弟カルボウの苦悩【ss未満・絵付け足し予定】


恋愛をかけらも知らないグレンアルマの姉と、抱く想いは激重激熱なのに出力が終わっているソウブレイズの親友を持つカルボウの妄想 この概念でスレ立てしようと思ったが、一人遊びがすぎるのでここで供養

・ss未満台本形式、ストーリー性激薄

・謎時空 人間は出ない

・作者は対戦ミリしら

・随時更新予定(妄想絵注意)






次の行から本編が始まります

カルボウ「僕の姉さんのこと好きなんだろ」

ソウブレイズ「な、なんでそれを」

カルボウ「もう炎の揺れ見てるだけで分かるよ……でも、その、姉さんはやめておいた方がいいと思う」

ソウブレイズ「何を言う、俺は本気だ  もちろん、彼女は身持ちが堅くて、厳格で、まさに高嶺の花というべき存在ということは承知の上で」

カルボウ「そっか……その本気の気持ち、姉さんに伝わるといいね  まあ姉さんも君のこと悪くは思ってなさそうだから  応援してる」


カルボウ「ただいまー……あれ、姉さんどうしたの?」

グレンアルマ「おおカルボウ、ちょうど良いところに!相談したいことがあってな、あの赤目のソウブレイズ、カルボウの友達だろう」

カルボウ「うん、そうだけど」

グレンアルマ「彼、最近私の前だと落ち着きがないんだ  手合わせならいつでも歓迎するから、遠慮せずに声を掛けてくれと伝えてやってくれないか?」

カルボウ「姉さん」

グレンアルマ「何だその目は  出来ることなら私自身で伝えるぞ  なぜか私が話しかけると彼は固まってしまうんだ……」

カルボウ「……アイツもアイツだったか」


*******


カルボウ「で、ちなみに姉さんにアプローチとかしたの?」

ソウブレイズ「もうした  例えば花冠を作って贈った」

カルボウ「」

ソウブレイズ「それからラウドボーンさんの協力のもと、彼女がいかに魅力的か謳う詩を作った  まだ練習中だがな」

カルボウ「……一応内容聞かせて?」

ソウブレイズ「(婉曲たっぷりかつ古典を踏まえた表現の詩)」

カルボウ「??????????」

ソウブレイズ「あとそこいらの木に彼女の名前を刻みまくった」

カルボウ「……呪い?」

ソウブレイズ「まさか、宣言だ  これを見ても寄ってきた恋敵は徹底的に叩きのめす」

カルボウ「」

ソウブレイズ「だけど彼女からは返事すらないんだ  何が良くないんだろうか  花冠の花の好みが

カルボウ「ごめんちょっとあそこの木陰行ってくる」


カルボウ「……いつの時代から来たのまじで!!戦いのときは魂狩る勢いで食ってかかる猛獣なのに、なんで、こう、恋愛に関してはたおやかで慎ましやかな花のようになるかなぁ?!ほっといたら竪琴持ち出してきそうで怖いわ!」(木にニトロチャージ)


カルボウ「……ふうお待たせ  ソウブレイズ……あれ、いない」


*******


カルボウ(一応アイツが贈った花冠も確認しておくか……)

カルボウ「姉さん、ソウブレイズから花冠貰わなかった?」

グレンアルマ「ああ何回か貰った これは今朝のものなんだが、本当に出来が良くてな!聞けばポルターガイストを使って編んだらしい  彼のエネルギー操作の精密さには感心させられるな!」

カルボウ「……で、貰った感想は?」

グレンアルマ「?……嬉しい以外の何でもない  彼は『貴女に似合うと思って』と言ってきたが、花冠の似合うポケモンなんて私以外に山ほどいるだろうに  まあくれたからにはもちろん大事にするが……」

カルボウ(ソウブレイズ……やっぱダメそうだ)


カルボウ(け、結婚式で被るやつだよなあれ……別名「『イワイ』ノキ」、花言葉「高貴な美しさ」「愛のささやき」のギンコウバイ!花言葉「花  嫁  の  喜  び」のオレンジ!重い重い重い!!アイツのアプローチにはとろ火か消し炭の二択しかないのか!?)


*******


カルボウ(誰かの話し声が聞こえる……)

ラウドボーン「ソウブレイズ、大丈夫だって!あんた散々練習してきただろ  その通りにやれば行ける!ほら胸張れ胸!」

ソウブレイズ「ありがとうございます……」

グレンアルマ「おーい、そこにいるのは誰……お、ソウブレイズじゃないか!今朝も花冠ありがとうな!」

ソウブレイズ「あ、それは、どうも……」

グレンアルマ「それで、どうした?私に何か用が?」

ソウブレイズ「……お、俺の想いを受け取ってください!」


ソウブレイズの つるぎのまい!(+例の婉曲表現たっぷり愛の詩)


グレンアルマ「……?」

ラウドボーン(あれ?思ったよりリアクションが薄いな?)

カルボウ(これ絶対伝わってない……!)

ラウドボーン「ソウブレイズ!作戦変更だ!もうストレートに言え!」

ソウブレイズ「え?!」

カルボウ「姉さん絶対分かってないよ!付け足す感じでいいから、キマらなくてもいいからはっきり言って!」

ソウブレイズ「カルボウまで……!」

グレンアルマ「……えーとつまり、君は何を言いたいんだ?」

ソウブレイズ「……っ、俺と!付き合ってくれますかっ!!!?」

グレンアルマ「……そういうことだったか  君の想い、しかと受け取った」

ソウブレイズ「返事は……?」

グレンアルマ「もちろん良いに決まっているだろう!私も君が気になっていたんだ、ぜひ付き合おう」

ソウブレイズ「やっt 


グレンアルマの めいそう!


ソウブレイズ「え」

ラウドボーン「え」

グレンアルマ「よし、私も積み終わった  さあ、あそこのバトルコートへ!君が思う存分相手しよう」

カルボウ「あーーーーもう!姉さんの鈍感!天然!能天気!」

グレンアルマ「……?もらいびだぞ」

カルボウ(天を仰ぐ)「……いってらっしゃいソウブレイズ」

ソウブレイズ「???????」


*******


ソウブレイズ「ポルターガイスト仕掛けたらじゃくてんほけんが出てきた……しかも耐えられてわけわからん威力のサイコショックでボコボコにされた……」

カルボウ「姉さんはうたれづよいからね  しかも今日の姉さんはじゃくてんほけんの日だったか……相性が悪かったね」

ソウブレイズ「そうか……『今日の』?」

カルボウ「そう  色々な戦略を試すのが好きなんだってさ……『身持ちが堅い』とか『高嶺の花』とか言われてるみたいだけど、戦いが楽しすぎて恋愛のれの字にも興味がないだけなんだ  ……あそこまで鈍感だとは思わなかったけど」

ソウブレイズ「……」

カルボウ「さっきは『いってらっしゃい』なんて茶化してごめんよ  立てる?」

ソウブレイズ「立てる  体はもう平気だ……ただ彼女と顔を合わせて緊張しすぎただけだと思う」

カルボウ「まあ今日はもう休みなよ  朝から花摘みに行ってたんでしょ  お疲れ様」

ソウブレイズ「ああ、お疲れ様……」


グレンアルマ「カルボウ!君の友達、すごいじゃないか!特にエネルギーの精密な操作が素晴らしい!操られたじゃくてんほけんが生き物のように私の喉に食ってかかってきた!花冠を作れるだけあるな!」

カルボウ「あはは、姉さんが嬉しそうで何よりだよ」

グレンアルマ「ただ、彼の動きに少し乱れがあったんだ  ときどき集中が切れているような……そうだ、例えば私がサイコショックを繰り出そうとしたとき、目が合って彼の動きが一瞬止まった  おそらく止まっていなければきゅうしょは免れただろうに  実力があるのに全力でぶつかれないのは勿体ない  彼に悩みがあるなら解決してやりたいものだな  カルボウ、何か心当たりは?」

カルボウ「……さあね  今日は早くから花冠を編んでたみたいだし、そこで集中力消費しちゃったんじゃない?」

カルボウ(姉さんこそが悩みの原因なんだよなあ……)


*******


カルボウ「やあソウブレイズ、調子は戻った?」

ソウブレイズ「まあな……」

カルボウ「そっか、良かった  姉さん強かったでしょ  僕自慢の姉さんだよ……はは、」

ソウブレイズ「……彼女が草木を愛でているのを見たことがある」

カルボウ「ああ、裏庭の……あれはせいかくミントと各種ハーブだよ」

ソウブレイズ「じゃあまさか普段嗜んでいる本は」

カルボウ「全部対戦関連」

ソウブレイズ「……でも、彼女が試合に参加しているのを見たことがない」

カルボウ「姉さんが出ると皆出場回避しちゃうから」

ソウブレイズ「……」

カルボウ「幻滅した?……今まで言わなくて本当にごめん  多分姉さんは花言葉も古代のポエムも知らない」

ソウブレイズ「お前も彼女も悪くない  俺が勝手に勘違いして突っ走ってただけだ」

カルボウ「……優しいね」

ソウブレイズ「お前こそ教えてくれてありがとう……決めた  俺は彼女と並び立つくらい強くなる  彼女が戦っていて楽しいと思える存在になる」

カルボウ「えっ君、姉さんから身を引くのかと」

ソウブレイズ「ばか、惚れた相手が寂しい思いしてて身を引く奴がどこにいる」

カルボウ「姉さんは君が昨日まで想像していたような乙女じゃ

ソウブレイズ「それは俺の勘違いが悪かった  彼女が戦いを好きなら、俺は強さを以て寄り添うだけだ」

カルボウ「幻滅

ソウブレイズ「するかっての、この早とちりが!言ったろ、俺は本気だって  俺は彼女のそばにいたい  ひたむきで勤勉な彼女と何かを共有したいんだ」

カルボウ「ソウブレイズ」

ソウブレイズ「俺は、裏庭で、書架で、垣間見た彼女の目が忘れられない  好きなことに真摯に向き合う目だった  あんな真っ直ぐな目に見つめられたら俺は

カルボウ「ソウブレイズ!」

ソウブレイズ「……いきなり自分語りしてすまん」

カルボウ「違う、後ろ!」

グレンアルマ「お、やっと気づいたか」

ソウブレイズ「???!」


*******


ソウブレイズ「い、いつから」

グレンアルマ「君が目線云々の話をしているところからだ  大事な話なのに邪魔してすまなかったな」

カルボウ「いいや、邪魔じゃないよ姉さん  これは姉さんにも関係あることなんだ」

ソウブレイズ「ちょ、カルボウ」

グレンアルマ「良ければ聞かせてくれ」

ソウブレイズ「……お、俺、好きな相手がいるんです」

グレンアルマ「ほう?」

ソウブレイズ「それは……それは……やっぱ無理だすまんカルボウ!!」

カルボウ「おいそこで逃げるな!散々惚れたところ話しておいて目線ごときで引け腰になるなよ!待てって!」

グレンアルマ「まあまあ落ち着けカルボウ  彼にだって話したくないことの一つや二つあるだろう」


*******


グレンアルマ「なるほどなるほど、落ち着きがないと思ったら恋煩いだったか!私は恋愛には全く詳しくないから治し方も分からん  参ったな……カルボウ、すまないが彼の悩みをどうにか和らげてやってくれないか」

カルボウ「……わかったよ姉さん  それはそれとしてちょっと外の空気吸ってくる」


カルボウ「クソボケーーーーっ!何でここまで来て進まない?!」(木にニトロチャージ)


*******


ソウブレイズ「……昨日はすまなかった  せっかくのチャンスを無駄にしてしまった」

カルボウ「こっちこそ強引だったよ  ごめん」

ソウブレイズ「……」

カルボウ「君がいかに姉さんを好きかは分かったから、まずは姉さんを前にして固まるのをどうにかしたいと思うんだ」

ソウブレイズ「だよなぁ、はあ……」

カルボウ「姉さんは君のこととっても気に入ってる  でも君に恋愛感情を向けられているとは全く思ってない……これはある意味幸いなことかもしれない」

ソウブレイズ「友達から始めて距離を詰めるということか」

カルボウ「そうだね  毎回毎回顔突き合わせていれば慣れてくるでしょ  今のソウブレイズは姉さんのことちょっと特別視しすぎ」

ソウブレイズ「……そうか」

カルボウ「僕から適当に話つけておく  多分すぐ会ってくれると思うよ姉さんは」

ソウブレイズ「助かる」

カルボウ「それと同時並行でトレーニングもしよう  姉さんと並ぶくらい強くなりたいんだろ」

ソウブレイズ「!」

カルボウ「僕は姉さんほど強くないけど、君と一緒に試合はできる  知識だって……まあ並みよりかはあると思うよ、姉さんといるから」

ソウブレイズ「いいのか、何から何まで」

カルボウ「結構前に言ったでしょ『応援してる』って  あのときは正直建前入ってたけど、今では割と本気で思ってる  確かに君は変に慎重なくせに強情で、一度そうだと思ったら突っ走るしなかなか止まらないけど……姉さんに寄り添いたいという気持ちは本物っぽいから」

ソウブレイズ「褒めてるのか貶してるのか……」

カルボウ「総合的には褒めてる  いきなり慣れない花冠やら詩やらに手を出してモノにしたのも姉さんが好きだと思ったがためだろ  それくらい思いが強いくらいの方が姉さんの寂しさに寄り添えるのかなって」

ソウブレイズ「……そうか、ありがとう  俺、頑張るよ」


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